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異能ガチャと勇者逃亡生活

バーニー

耐え抜け樹!


アル「小僧がヵ゛ヵ゛」

 アルクは怒っているからか無差別に威圧感やら魔力とかを放ちながら樹に怒鳴った。
 無差別に放っているためか商会の私兵らしき者は震えていたり腰を抜かす奴らもいる。

アル「私に!よりにもよって私に!傷をつけたな……勇者でもなく無名で我が一撃で瀕死になるような雑魚がっ!私に傷を!!」

  アルクは歯ぎしりや手から血を出したり、目が飛び出るかと思うくらい目をむき出しにして怒鳴り散らす。


アル「クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!」

 アルクは悪態を吐きながら地面蹴ったりしている。

アル「ふぅ落ち着いた。一つ質問していいですか?」

 地面を蹴って数秒後アルクは真面目な表情をしていた。
 そして樹に質問した。

アル「どうやって私を捉えたんですか?」

 アルクは自分のスピードに自信を持っていた。
 だからこそ勇者でもないただのクソガキに捉えられたのは不思議なのだろう。

樹「かん……た……んだ。一刻……を……使…え……ば良……い…ん……だ。」

 樹はアトラに来る旅の途中でヘルエル戦を思い出していた。
 当然一刻を使う時も思い出した。
 そして気づいた。一刻はスピードを強化すると同時にそれに着いていける認識速度を強化していることに。
 だからこそ樹はアルクの速度についていけたのだ。

 まぁ、そのままある事情で試す機会がなくぶっつけ本番だったのだが……

アル「なるほど。一刻ですか……ですがあれは勇者の剣術。なぜ勇者でない貴方が使ってるんですか?まぁ良いです。どうせ貴方はここで殺すんですから。」

 アルクがそう言うと残虐的な笑みをした。
 樹はその言葉を聞くと背中が凍りを入れられたようにヒヤッとした。
 
アル「商会の私兵の皆さんそして近衛兵達フェン王女を追いなさい。私はこのクソガキを相手にします。」

 アルクはフェンを私兵達に任せて樹をいたぶるらしい。
 アルクの命令で私兵達(近衛兵達)はすぐにフェン達を追う。

樹「さ…せ……るか!」

 樹は私兵達(近衛兵達)の走る目の前をめがけて……

樹「絶……剣…神王」

 絶剣神王を放った。

 私兵達は向かおうとしていたらいきなり斬撃が目の前に飛んできて追うのを止める。

樹「それ…以……上フェン……達を………追……った……ら殺……すよ」

 樹は右手を押さえながら言う。
 自分の姿では余り脅しにならないと思い殺気を出せるだけ出した。
 
 すると私兵達は恐怖したのかその場から動かなくなり近衛兵達はどうやって打開するか考えていた。
 そこらへんが質の差だろう。

アル「ほぅ。やってくれるじゃあないですか。でも今ので弱点が分かりました。」

 アルクはニヤッとした。
 背中に槍を乗せてアルクは言う。

アル「絶剣神王並びに一刻を使うたびに貴方の体に負担が尋常じゃないほどかかってますね。」

樹「!!」

 樹はアルクの言葉に声もでないくらいにびっくりした。
 アルクの言っていることは正しかった。
 
アル「本来滅勇剣流は勇者が使う剣術。なのに貴方は使っている。ただのクソガキがっだ。勇者は総じてステータスは高い。だからこそ奥義の負担は軽くなる。だか、勇者でもない貴方はステータスは勇者の何倍も低いでしょう。だから、負担が大きい。でしょ?」

 そう勇者でもない樹は奥義を使うと負担が大きいのだ。
 くわえ樹の奥義は完成されている……それこそフェンが放つより何倍も強い。だから負担がもっと掛かっている。

 この戦いでフェンが一回奥義を使うのを止めた時があった。
 それは樹に負担がかかると知っていたらだ。

アル「そしてもう一つ。お前は一刻を狭い範囲しか使えてないな。」

 アルクの言葉はまた正解だった。
 ヘルエル戦後樹は一刻に範囲が着いたのに気が付いた。
 しかも狭い範囲だと気が付いた。
 せいぜい30メートルくらいだろうか。

 そして今アルクは射程範囲外だった。

アル「この条件で、お前が兵士を使わせないのなら!」

 アルクは樹に槍を向けながら……

アル「射程範囲外から魔法をぶち込めば良い。」

 アルクの表情は何か我慢しているような表情をしていた。
 多分笑いをこらえていたのだろう。

アル「お前は負担がある以上そう奥義を出せない。そして兵士がフェン王女達を追うかも知れないから絶剣神王はむやみに出せないよなぁ。一刻も射程範囲外だから出来ない。フェン王女も今は海竜パレードでこの海域をでれない。だから急いで出る必要もない。ハッハッハッ!射程範囲外から魔法でじっくり殺してやるよ!」

 アルクは興奮しているのか最後の方はしゃべり方が変わっていた。

アル「さぁ魔法兵!魔法は何でもいいただ初級魔法にしろ!じっくりいたぶるからなぁ。さぁ発射!」

「ファイヤーボール!」「ウォーターショト!」「ウインドカッター!」「アークボール!」「ショクボルト!」

 アルクの指示で集まった魔法兵は次々に魔法を樹の射程範囲外から打つ。
 初級魔法とはいえ自然を司っている魔法は強力だ。
 炎で焼かれ皮膚は焦げ、水の弾丸をくらい体に穴ができ、風の刃で切り裂かれ、土のボールに殴られ、雷のような電気が体を巡る。

 樹は痛みに耐えた。全てはフェン達が逃げる時間を稼ぐために………

 アルクは嘲う樹が魔法を打たれて。愉快愉快と嘲う。


 それが数分間続いた。

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