異能ガチャと勇者逃亡生活
樹の反撃
アル「さて、これで全滅完了だな。」
どこからかそう聞こえるとドゲールが気絶している所から白と赤であしらった服をきた青髪の青年のイケメンが出てきた。
右手に血のついた槍を持って。
アル「早くフェン王女の回収を……」
樹「ま………て……!」
アルクがフェンを回収しようとすると樹は立ち上がりながら遮る。
アル「ほう。凄いな結構な強い力で攻撃したのだが……」
アルクは感心したという感じで樹に言葉をかける。
アルクは攻撃……殴った感じで分かっていた。
骨が数本折れそれが内蔵に刺さったということをそして殴られた振動が体じゅうに駆け巡り意識障害が起こっていることを………(脳しんとう。)
だからこそアルクは感心した。
樹「う……る……さい。うぅ」
樹は強がろうとしたが体がふらつき倒れそうになる。
アル「ふっボロボロじゃないか。そのまま休んでろ。そうだ!その精神力を見込んで騎士団に入らないか?お前にも捕縛命令は出ているが私は……」
樹「フェン!」
アルクが樹を勧誘しようとすると樹は遮るようにフェンを呼ぶ。
アルクも急に大声で遮られビックリしたのか体がピクッとした。
樹「皆を連れて逃げるんだ!お前は気絶してねえだろ!殿は俺がやる!逃げるんだ!!俺達を助けてくれるあいつの所まで!!」
樹は力を振り絞りながら叫ぶ。
フェ「うぅ分かっ……た。」
フェンは歯を食いしばりながら返事をする。
そして木を切って背負うと一瞬(フェンの一刻)でヤナの所までいきヤナを気絶させる。
そして背負った木に洗濯物のようにヤナや子供達、ドゲール、オトメを乗せる。
そして逃げた。
フェ「生きて帰ってきてね。」
フェンは無理やり笑顔を作り樹にいった。
だが、フェンはこう言いたかっただろう。
━━「一緒に戦いたい。」━━とだが皆を逃がすにはこうするしかない。理解してるからこそ、そう言ったのだ。
悔しいのだろう。その証拠に唇から血が出ている。
樹「あた……り……前だ!」
樹も分かるからこそ笑顔で答えた。
アル「はぁ、そんなことさせる訳がない。無策だよ。逃がすわけないだろう。理解出来ないのか?」
アルクは左手を顔にあてて残念がるような仕草をした。
すると瞬間アルクの姿が消える。
樹「一刻」
同時に樹は一刻を使う。
すると、樹はニヤッと笑い……
樹「絶剣神王」
奥義を放つ!
アル「ねて……なっ!!」
樹の目の前に突然現れたアルクは驚いた声をだす。
そして樹の放った絶剣神王を防ぐ。
アル「ぐおおおお!」
雄叫びを上げながらアルクは数メートル後に下がり絶剣神王を逸らす。
アル「ふっ!」
だが、無傷とはいかず右肩を絶剣神王は切り裂いた。
アル「くっ!」
樹「ゆ……だん……したろ…!」
樹はアルクを見て言う。
アル「ぐぅぅ。」
アルクは顔に血管が浮き出る程に怒っており顔が真っ赤に染まっている。
樹「良…い表…情………だぜ。」
樹はとびっきりのニヤニヤした嫌みたっぷりの笑顔でアルクが嫌がるように言った。
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