異能ガチャと勇者逃亡生活
運命?
ダル「その刀を売る前に一つ言っておくことがある。」
樹「言っておくこと?」
ダル「あぁ……」
ダルゲは真剣な表情をして樹に言う。
ダル「これを買う時に聞いた話だ。何でも刀は運命にあるらしい。」
樹「運命?」
ダル「胡散臭いだろ。だが何でもこの刀を最初に売った人が言ったらしい。こんなふうに「いつかこの刀を使える人が出てきたらその人は運命の人だ。あと、忠告だけど使う人物が出てきたら世界が混沌の時代の前兆だよ。じゃあね♪」と、言ってどっか行ったらしい。」
樹「じゃ俺が運命の人?」
ダル「ふっ、何千年前の話だぜ?嘘だろ。」
ダルゲは笑った。
樹「そうだな。正宗を買うからいくらだ?」
樹は少し気になるが外でフェンが待っているため少し急ぐ。
ダル「くれてやるよ。その刀。」
樹「えっ!」
樹は無料なことに驚くがダルゲは否定してきた。
ダル「無料とはいかない。お前からは金の匂いがするんだ。恩を売る。それが俺の対価だ。」
ダルゲはニヤリとして答える。
樹「分かったよ。」
樹はそう言って店を出る。
樹が出てダルゲは思う。
ダル「混沌の前兆か………風の噂であの城壁都市ヘブンが落ちたと聞いたが……本当にくるのかもな混沌時代が。」
そんなダルゲの一言は誰にも聞こえなかった。
フェ「遅い!」
樹が店を出るとフェンが文句を言ってきた。
樹「自分の武器を探すんだから当たり前だろう。」
フェ「ならいい武器あったの?」
樹「これさあ。」
そう言って樹は正宗を見せる。
フェンは正宗を見て何故か頷いている。
フェ「いい刀だね。こんないい刀なら別に待ってたのも苦じゃないよ。」
フェンは笑顔で答える。
樹「だろ。それで………」
?「あの……」
フェンと会話していると下の方から少女の弱々しい声がした。
?「助けて下さい。」
樹達が下を見るとボロボロの服を着た少女が手を組んでこちらを見ていた。
樹「君は誰?」
ナタ「私はナタヤといいます。助けて下さい。」
すると樹達の手をとって少女は走り出す。
樹「ちょっと待って!」
樹達は少女に連れさられた。
そしてついたのは森の中。そこにあるボロボロの家。
ナタ「ここは私達の家孤児院ホープです。」
孤児院ホープに樹達はついた。
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