異能ガチャと勇者逃亡生活
旅立ちの日に
樹がこれからの目的を言った時
フェ「魔王ダークを倒す?」
樹「あぁ、そうだ。」
フェ「分かった!」
樹「えっ」
なんとフェンは笑顔で樹の提案を了承したのだ。
樹「最強の魔王だぞ?それでもいいのか?」
そう樹は最強の魔王を倒そうと言っているのだ。
初代勇者でも倒せなかった魔王ダークを倒そうと。
その名前を聞いただけで震え上がる魔王ダークを。
フェ「良いよ。だって私を助けてくれたのは樹だし。私は勇者だよ?魔王を倒すのが仕事だからだ。」
フェンは笑顔で言ってくれていた。
でも、樹はフェンを見て気づいた。フェンが震えていることに。
それはそうだろう。数時間前に倒すと言っている奴の幹部に一方的にボコボコにされたのだ。恐怖は無いわけ無いだろう。
なのに……
樹「フェン………」
ならば答えなければならない。樹はそう思った。
だから……
樹「分かった。ありがとう。」
樹も自分ができる精一杯の笑顔をした。
フェ「うん!」
フェンも笑顔で返事をした。
オト「その話私も参加させて 」
声が聞こえた方を見ると。そこにはオトメがいた。
オト「私もその旅に参加するわ 」
樹「えっ!」
なんとオトメが旅に参加を希望した。
フェ「でもオトメさんはヘブン軍の総督じぁ……」
オト「それは辞めたわ 」
樹・フェ「えぇ!」
これは樹もフェンも驚いた。だって軍の総督ってのはそれなりに高位の地位だからだ。
それを簡単に辞めたなんて言ったからだ。
樹「何で辞めたんですか?」
オト「それはヘブンを守れなかったからね。」
樹「あっ」
オト「そっ私はヘブンを守るのにヘブンを守れなかった。まぁ責任問題よ 。でももしそれがなくとも辞めてたけど。」
オトメは少し遠い目をした。
オト「私の部下はほとんど死んだわ。軍人だから死ぬのは覚悟してるけどね。それでも怖い。それに守るために死んだのにヘブンは滅びた。それが悔しい。」
そう言うとオトメは手を握った。そこからは血が出ている。
オト「だから強くなるの。そして強くなったらヘブンに戻る。ついでに魔王ダークをぶん殴る。」
オトメの目は覚悟が凄かった。これは引かないだろう。
オト「だから連れて行って 。」
樹「分かったよ。」
だから樹は許可した。
これで樹達の旅仲間が増えた。
オト「で?どこに向かうの ?」
樹「あぁそれで勇者教国に行こうと思う。」
フェ「何で?」
樹「あそこは初代勇者を祀っているから、もしかしたらヒントがあるかも知れないから。」
フェ「なるほど、分かったよ。」
こうして樹達は最初に勇者教国に行くことになった。
そして、
樹「さあ、行こうか。」
フェ「うん!」
オト「えぇ 」
俺達はオトメを加えてヘブンを旅だとうとしていた。
樹「次の目的地は勇者教の総本山、勇者教国!」
その掛け声と共に勇者教国に向かう。
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