異能ガチャと勇者逃亡生活
樹の葛藤。
ヘル「お前まさか最近異能ガチャを使ってないだろ!」
と、言ってヘルエルは怒ってきた。
樹「えっ!」
樹は戸惑った。何故なら………
樹 俺は異能ガチャを教えていないのに何でヘルエルは異能ガチャを知っているんだ?
そう樹は異能ガチャのことをフェンにしか教えていなかった。
なのに……
樹「どうしてお前が知っているんだ!」
だから樹は叫ばずにいられなかった。
だが、ヘルエルは
ヘル「ふっ!答える義理はない!それより使っているのか聞いてるんだ!」
自分の意見をとおしてきた。
だから、
樹「じゃあ答える義理はないね。俺にも。」
ヘルエルが答えないため樹も答えなかった。
するとヘルエルは何故か嫌な笑みを浮かべて……
ヘルエル「余り使いたくないが……仕方ない。こうするか。」
そんなことを言うとヘルエルの姿は消えた。
ヘル「これなら答える気になったか?」
後ろから声がして振り向くと何とヘルエルがフェンの首に自分の爪を刺そうとしていた。
フェンは人質にされていたのだ。
樹「てめえ!」
ヘル「質問に答えろ!使ったのか?」
樹「くっ、使ってない」
樹は答えざる終えなかった。
言わなければフェンが殺されるからだ。
ヘル「何故使わない?」
樹「………」
これは樹は答えられなかった。
ヘル「なるほどフハハハハお前らしいな。だが使わないでは困る。」
樹はこの言葉を聞いて疑問に思った。
樹 何故お前らしいなんだ?初対面なのに。それに異能ガチャを知っていてなぜ使わなければ困るんだよ。異能ガチャは俺を強化するのに。
そう疑問に思っているとヘルエルは何とフェンに刺そうとしていた爪を振り上げてフェンを突き刺そうとした。。
ヘル「さぁ!異能ガチャを使わなければ今のお前ではフェンは助からない!使え!異能ガチャを!」
そんな言葉を聞いて樹はなぜ異能ガチャを使わないかを思い出した。
数時間前……
樹「なぁ、フェンなんで俺は気絶してたんただ?異能ガチャを引いたあとどうなったんだよ。」
フェンと街に出て行ったときに樹は異能ガチャを引いたあとの話を聞いた。
フェ「ドッドウダッタッケナ~」
だが、フェンは誤魔化した。
樹 いや、誤魔化しかたが下手だろ。
樹は内心そう呆れつつフェンに問いただす。
樹「何があったんだよ!」
そう言うとフェンは諦めたような表情をして、
フェ「分かったよ。」
そう言ってフェンは樹が暴走したことを言った。
それを聞いた樹は……
樹「別に誤魔化すことなかったのに。」
平気そうに答えた。
だが……
戻ってヘルエルがフェンを刺そうとしている所。
樹 そうだ。俺は怖いんだ。異能ガチャを引けば強さが手に入る。だが、フェンを殺しかけていたんだ。フェンを殺したくないから使わなかった。暴走したくなかった。けど、今はフェンが殺されかけてるじゃないか!もしかしたら異能ガチャを引いていればこんなことは無かったかも知れない!後悔したくない!
樹はそうして異能ガチャを引いた。
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