異能ガチャと勇者逃亡生活
━━の欠片。
「んっんー」
樹は窓から漏れた光で目が覚める。
そして布団から体を起こし周りを見る。
「ここは?」
周りにはゲーム機や制服など色々な物が散らかっている。
ん?ゲーム機?制服?いや、俺は異世界にいたよなあ?
まさかーー
「夢落ちかーーーー!」
「うるさい!」
「え?」
今、女性の声いや母さんの声?いやだって母さんは死んでしまったよなあ。あと、父が。
「早く降りてきなさい。学校に遅刻するよ!」
え?学校?
「んー学校かー」
そう言って腕を組みながら学校に行く。
そう、そう学校なのだ。働いてゲームしていたと思ったら、異世界に行ってと思えば学校に行くことになる。
あと、16歳位になった。
色々考えていると後ろから背中を誰かに押された。
「なに考えてんだよ。早く行こうぜ。」
「なんだよ甲田。」
背中を叩いてきた奴は俺の友人の甲田。小学校の時からずっと友人だ。
話していると何気に楽しい。
「色々あるんだよ。脳筋野郎。」
「はぁ!」
「じゃあ1+1=?」
「5?」
「はい脳筋。」
うん。こいつ運動神経は凄い。オリンピック並みだと思う。だが頭が………うん。
運動神経は凄いのだが脳筋すぎて野球でいえばほぼホームランくらいまで絶対に飛ぶ。
だが、何故か反対側に走る。うん。脳筋。
「お前は分かるのかよ。」
「2だよ。」
「うっそだー」
うん。馬鹿。
「おいおいおい。」
「うるさい。」
こいつ放っておいて学校に行こう。
「おはよ桜!」
「樹、おはよー」
「おはよ、桜さん。」
「俺は無視!」
教室に入ると挨拶をしてくる女性は桜。この中学校で美女4天王の一人である。
そんな桜とたわいのない話しをして(その間にも甲田を無視してます)席につく。
そして先生の話しが始まる。
「今日は転校生がいます。入って、」
で、教室に入ってきたのは髪が黒のショートヘアーの少女だった。
「伊藤 光です。よろしくお願いします。」
流れるように綺麗な挨拶をする姿に男達は見とれてしまった。
そしてこんな可愛い姿を見れば悪い感情が出てくるものが居る。
ガラ(椅子が引きずる音)、と音が後ろから聞こえてくる。
「おめえ可愛いなあ♪どだ今からホテル行かないか?」
「……………」
そんな風に先生の前で堂々と言う下品な男。東北 瑠璃。
彼はお父さんが会社の社長でしかもでっかい所の。
そして学校は強い寄付をしてもらってるため強く言えないのだ。
「なんか言えよ!」
あと、短気なのですぐに暴力を振るう。
くっそ。いきなりかよ。
暴力を振るおうとする所で皆目をつむる。無論俺も。
すると、
「ぐは!」
そんな男の声が。
ん?男?
恐る恐る前を見る。するとなんと瑠璃の方が投げ飛ばされていた。
え?
みんなが疑問に思って居るとやったとおもわれる本人は、
「あれ?やり過ぎたかな~~?」
と微笑を掻いて苦笑いをしていた。
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当分こんな感じです。後1~3話くらいでこの話しは終わります。
それにしても今フォローが76人。作者が泣いてます。ありがとうー!
このまま100人行くぞ!
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