異能ガチャと勇者逃亡生活

バーニー

おかしいよ!


「まいどあり!」

 そんな声を聞きながら店を出る。
 そう、いま樹は買い物をしていた。あの後宿を出てこれからなにをするか考えていたのだがまだこの世界に何があるのかが分からないのでまず魔物対策をしようと思った。
 スキルの溜め技は強力だが溜めの時間がかかる。そんなとき魔物達は待ってくれるか?答えは否だ。それにこの街の外には絶対いくことがある。なら魔物と絶対に出会うから魔物対策をしようと思った。
 そして魔物対策が武器を揃えるってこと。どうだ普通だろ。それしか分からなかったんだよ。

「ふ~一通り装備は整ったな。それにしてもフェンは奮発したな~流石王女様だ。ありがたや。」

 そう今回はフェンのお金で装備を買った。
 ん?なんかこれだけだと俺がやばいやつか、ひもやろうみたいじゃないか!ちがうぞ!ってだれに喋ってんだよ。まあいいか。

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 さてここでこの世界のお金について語ろう。
 あっ説明係のバーニーです。あと作者です。どうも。
 さてこの世界では銅貨どうか銀貨ぎんか金貨きんか勇者金貨ゆうしゃきんかがある。全部10枚で銅貨から銀貨、銀貨から金貨、金貨から勇者金貨になる。
 どれだけ勇者が優遇されてるかわかるかな?
 ちなみにフェンからもらったのは勇者金貨。ちなみに平民(村人)が1年に稼げる稼ぎが金貨2枚です。はい。説明終わり。

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 ふ~疲れたなーさてこれからどうしよう。あの後、聖魔の仮面から何も反応がないし、んー冒険者とかーいいな。絶対に登録したらからまれて………
 30分後
 は!いつの間にこんなに人が。くそ!妄想に浸り過ぎた。昔からあるんだよなーくそ!それにしても心があの痛々しかった若き日に戻っている。いやー封印したはずなのに流石ファンタジー。
 そんなこと思いつつ周りを見渡す。周りは人だらけで身動きができない状態になっていた。
 あー動けない。まあこんなに人が集まるってことはなにか凄いことがあるってことだよな。見よう。でもなー世界的犯罪者の処刑とかだったらまだグロ耐性がないからきついよなー。
 
 そんなくだらないことを考えていたらどうやらイベントが始まるらしい。

 そして目の前にある舞台からでてきたのはなんとフェンだった。フェンだった?
 フェンが変だ。笑っているが目が笑っていない。黒い。ただ黒くて光が一切無い。ただ黒い。あの時の笑顔で全てが輝いて見えた目が黒いのだ。
 俺はあの目を知っている気がする。そして分かる。あれは感情が無い目だ。

 そんなことを知っているか知っていないのかフェンはしゃべりだす。さらに俺に追い打ちをかけて。

「アイスベキ国民よ!まず集まってくれたこと感謝する。」

 そしてフェンはお辞儀をする。
 そうすると国民が拍手をしたり「勇者ー」とかいってる。

「皆よ!私は勇者として宣言する!私は勇者として一人・・で魔王をやっつけよう。」

 わぁ!凄いいきおいで拍手が鳴る。
 またみんな「勇者様ー」て言ってる。

 は?

「私は勇者として皆を・・楽に・・させよう。私は・・どんな苦難でも全て・・・・・・・・・を受け入れよう。」

 また国民が拍手をする。また大きくなった。
 またみんな「勇者様ー」といってる。 

 はぁこれはどんな処刑よりも何よりどんな演説よりも災厄だ。

 なあ、フェン

「宣言する!私は勇者として世界を救う!」

国民が「勇者様ーーー」って叫んでやがる。

お前、なんて目をしてやがる。

 そんなんで世界を救うだぁ、ふざけるな。いまお前はどんな気持ちだぁ!何が勇者だくそやろう!
 お前の気持ちはどこだよ。いまどこに居る?
 そもそも国民も国民だ!何が「勇者様ー」だ!聞いてればよぉ!誰もフェンを見てねぇじゃねえか!

 なあフェン、あの時のお前はなんだったんだよ。

 そしてその時に樹はお金の多さが理解した。

 また、誓ったフェンを救うと。




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はい。説明係こと作者のバーニーです。
 まず、すみません。投稿が遅れてすみませんでした。
 言い訳いいですか?だめですねすみませんでした。
 あとフォローが50いきました。ありがとう!
なるべく頑張るんでよろしく!

   

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コメント

  • ウォン

    樹の話し方というか台詞に「
    ぃ」とか「お」とか入れすぎだと思う
    あんまり良い感じには思えないのだけども

    0
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