話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

異能ガチャと勇者逃亡生活

バーニー

マジですか!

 出発してどれくらい経ったっただろうか。目覚めた時にはまだ周囲は薄暗かったのに、今はもう明るいどころか太陽が真上にある。
 確かに多少の休憩はしたが、それでも大半は歩いている。


それなのに、
 村や人、ましてや木や川すらないって、どれだけ広いんだよこの草原!マジでどこだよ…
 てか、ここどこたよ。まじで転生しちゃた?
そんなことを思いつつも、草原を歩く。


それから数時間後、

「の、喉が喉が渇いた。腹も減った。マジか、何もない。あ、あ視界がグルグルしてきた。干からびる。」

 樹は死にかけていた。
何もない、それがこの草原の感想だ。
あれから何もない。マジで何もなかった。
流石に“体力の魔人 樹“とよく言われた俺でも駄目だった。

「はぁはぁ、全く、まだ何もないのかよ。
ちくしょ……」

そうして歩みを止めた。


「も……り…まじか、やっとかよ。だが」

 樹の目の前には森があった。まだ距離はある。

(森なら猛獣とか居るんだろうな、でも食料とかあるかもだしな……)

 どうしようか迷っていると“グルグルグルー”となった。
一瞬、動物か猛獣かと思ったが、俺のお腹の音だった。
 俺もびっくりしたよ!まさかここまで俺の腹が正直だったとは………
 まあ、俺の腹も減ったーて言っているし、このままでも餓死して死ぬからな、いくか!
そして森の中に入っていく。

 
 森の中は草原より何倍も歩きにくかった。正直なめてた。
 だが、森の中に入って数分、なんと泉を発見したのだ!

「やったぜ!泉だ!」

 そして泉にいってすべてを飲み干すいきおいで水を飲む。

「ふぅ、まさかここまで水がうまいとは」

 まだ、腹は減ってるが、それでも水が飲めて嬉しくて気分が良くなった樹。
 水が飲めて少し冷静になって、魚が居ないか泉を見る。

「まあ、そんな都合よくはないよな、て!」

樹は泉を見て驚愕する。

「俺って若返ってる?てゆうかこれ、俺か?」

 泉には、黒髪の15~17歳くらいの少年がいた。
健康そうなどこにでもいる平凡な顔。
 いや、昔の俺と同じだけど、そんなことあり得るか?
そして、色々なことを悩んでいると

「助けてよー」

と、少女の声が聞こえてきた。

「誰か居るのか!クソ」

 声が聞こえたところへ入っていく樹。
木をかき分けながら声の所につく。

「おい、だいじょ……」
 
 声をかけようとして留まる。
確かに声を出したと思われる少女はいる。
だが、樹の目の前に居るのは

「おいおいまじかよ」

 どこにでも出てくる最弱のテンプレモンスター。

「ゴ…ブ…リン」

「異能ガチャと勇者逃亡生活」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ノベルバユーザー208274

    面白いよねー

    1
コメントを書く