神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった

おねむねむねむのきょう

ギルドマスター2

「た、た、戦うんですか!僕とカルテルさんが!」
 カルテルは頷く。
「マジで」
 俺の問い再び頷く。
「もし私が勝ったならあなたに何があったかお聞かせください。」
 カルテルは少し笑うと右手を掲げて詠唱を始めた。

  無から現る空間よ  世界から隔離されし世界ばしょに  現れろ  マジック  ワープ!

 カルテルが詠唱を終え、魔法名を叫ぶと何処からか白い 壁が二人を囲むように現れた。
 次の瞬間青い光が二人を包んだ。
 あまりの眩しさに目を閉じる。
 数秒後光は徐々に消え、気づくと草原に立っていた。

「ようこそ。我が世界、草原の世界マジック  ワールドへ。」
 カルテルは両手を広げる。
「ここから出る手段は二つ、私を倒すか、自分が倒されるか。では、始めましょうか。」
 構えを取るカルテルに対しエイトは弱々しく右手を上げていた。
「僕、魔法の使い方わからないんですけど。」
 それを聞いた直後カルテルがずっこけた。
 ゆっくりと立ち上がり肩の力を抜き、エイトの方へ歩いて行く。
「そうだったな。じゃあ魔法術の使い方を教えよう。まず体内にある魔素を感じ取るんじゃ。」
 ここで今まで疑問に思っていたことを聞く。
「魔素ってなんですか?」
「え?」
 驚かれたんですけど!
 だいたい予想はついていたがそのまんまだった。

 魔素は呼吸をすると同時に体内に取り込んでいるらしい。魔素は魔法術や魔術、精霊術を使用するためのエネルギーで使用すると体内の魔素を使ってしまい再び魔素を体内に蓄積させるには呼吸をする以外に方法はない。

 と言うことだった。
「要は魔法術を使うためのバッテリーだな。」
「そのバッテリーとはなんだい?」
 つい日本の言葉を出してしまい慌てて口をふさぐ。
「では魔法術について教えるぞ。」

  一時間後・・・

 ギルドマスター直々の眠たい授業が終わりを迎える。
「じゃあ試しに撃ってみようか」
 俺はこれからまた何か言われるのかと思い首を横に振る。
「いいのか?」
 残念そうに肩を落とすカルテルを見ながら「はい」と答える。
「じゃあ今度こそ始めるぞ」
「3.2.1.はじめ!」
 カルテルの言葉が終えると同時に二人は詠唱を始めていた。
「フレイム!」
 魔法名を叫ぶだけで発動する初級魔法  フレイム 直径5センチくらいの火の玉が目の前に浮き上がる。
 右手を前に突き出すと火の玉は右手の動作と同じように前に飛び出した。
 ものすごい勢いで飛んで行く火の玉はカルテルを直撃し、黒い煙が上がった。
 エイトは更に初級魔法を発動させる。
 「フレイム、フレイム、フレイム、フレイム」
 フレイムが飛んで行くたびに爆発音と煙が上がる。10発ほど打ち込むと気が済んだのか右手を下げる。
「油断は禁物だぞ。」
 後ろからカルテルの声がする。驚いて後ろを向くとそこにはニヤリと笑ったカルテルが、エイトを殴ろうと右手を上げていた。
「その言葉あなたにお返ししますよ。」
 エイトの言葉を聞くとカルテルは驚いた様な表情をし、右手を止めた。
 いや、止めざるを得なかった。
「いつのまに・・・」
 なぜなら後ろに土でできた上級魔法のゴーレムがカルテルの首をつかんでいたのだ。
「簡単ですよ。魔法の授業を受ける間に密かに作って幻術で姿を消していたんですよ。」
「魔法の使い方がわからないというのは嘘だったのか?」
 首を横に振る。
「いえ、わかりませんでしたよ。習うまでは・・・・・ね」
 カルテルは顔を引きつらせた。
 つまり習った直後にこの作戦を立て、上級魔法を使ったと言うのか。
 彼は本当に異才だった。
 エイトは幼い顔で笑った。
「僕の勝ちでいいですか?」
 冷や汗をかいたカルテルは頷いた。







今回は少し長くできたと思います。
展開早くてすみません

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コメント

  • べりあすた

    展開早い方が好き

    1
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