人外×少女

名前を持たないきみを愛してる


元奴隷(逃げ出した)ヒロインと人外主人公(非なろう主)のシリアス恋愛もの。ドン底からのハッピーエンド


キャラクター
奴隷番号23号(ヒロイン)
ある悪徳貴族が性行為を目的に大量に買った奴隷達の一人。だが、あまり美人ではなかったので凌辱されることなく単純労働に従事していた。あるとき劣悪な労働環境に耐えきれなくなった使用人達が雇い主に反乱を起こし、そのどさくさに紛れて逃げ出した。
性格は常軌を逸したお人好し。そのため危険な目に遭うこともしばしばだが、一切自身を顧みない。主人公がいくら諌めても耳を貸すことはない。よく命に関わるほどの怪我を負う。
自分がこの世界で最も価値のない存在だと強烈に思い込んでいる。
本音では幸せになりたいと思っているものの、そういった思い込みからなかなか前に進もうとしない。
どうせ長生きできないからと、後先考えずに突っ走る癖がある。向こう見ずで巻き込まれ型トラブルメーカー。頭がとても悪い。脳みそ詰まってんのか状態。
主人公と出会ったことで少しずつ自信を取り戻し真人間に更生する。
焦げ茶の不揃いな短い髪(奴隷にされたとき無理やり切られた)、一重で黒い瞳(タレ目ぎみ)。ブサイクではないが決して美人ではない。平均よりややブス。ガリガリにやせ細っていて骨と皮だけになる一歩手前。かろうじて裸ではないが、着ているものはもはや服ではない。ボロ布を巻き付けて植物の蔓で無理やり固定している。裸足。頬に奴隷番号が焼印されている。両足に鎖が絡まった状態なため歩行に難あり。もちろん両手にも枷が嵌め込まれている。


フィーネ
人外主人公。強大な魔力を持つ高位魔族であり、人里から離れた深い森に独りで暮らしている。
人間嫌いで同族の魔族も嫌い。気難し屋で偏屈かつ神経質だが、情深く大切な者は生涯守り通す。
最初ヒロインは同情や憐憫の気持ちで遠くから見守るだけにしていたがあまりに自分から危険に飛び込もうとする姿に危機感を抱き接触する。表からも裏からも彼女を守ろうとするが上手く行っておらず何度も彼女を死なせかけている。
今のところ、彼女に恋愛感情を持っているのかはわからない。
紫がかった艶やかな黒髪を腰まで伸ばしてリボンで括っている。瞳は真紅。艷麗な美青年。黒シャツと黒いベストに黒いパンツとブーツ。リボンタイは赤。外出時は黒いトレンチコートとステッキ。