ダ女神の加護で異世界生活

salue

ようこそ異世界

光が消え視界がクリアになり、要がいた場所は草原のど真ん中だった。
「ここがアルヴァンターレ…」

いきなり草原に投げ出され辺りを見渡してみた。
足元にはバックが落ちていた。これがダ女神が言ってたプレゼントか?
バックに刻んである紋章に手をかざすとパアッと輝き中に入ってるものが頭に浮かぶ。
ふむふむ長剣と指輪と外套か。
長剣と外套を装備したが指輪をつけたところで急に視界に色んな文字が浮かぶ。
右手の中指を驚き見てみるとそこには

:鑑定の指輪:Sランク
基本全てのステータス&解説を見ることができる。

「なんとも便利なアイテム!素晴すぅいー!ダ女神をはやくも見直しそうだ。」

心で渋々感謝をしつつ、長剣と外套と自分のステータスも鑑定してみる。

:レーヴァテイン(長剣):Sランク
神によって鍛えられた剣、神炎を宿す。神炎で滅した相手の能力を吸収。

:闇鴉の外套:Sランク
レイヴンの皮で編まれた外套。魔法に強い耐性。

:先導 要
種族 人族

Level 1
HP 520
MP 570

女神の加護:
身体強化 EX
全魔法適正 EX
状態異常耐性 EX

スキル:
 全マップ探査 EX
 剣術 Level 5
 深淵魔法 Level 1

ユニークスキル:
 魔法創成 EX

「おお、剣と外套は普通にチートの予感するな笑。
それにしても自分のステータスが強いのかピンと来ないな。」
さあどうしたものかと思案にくれとりあえず街を目指すかと全マップ探査を発動し歩き出した。

歩きながら身体の調子を確認する。
「まずはあそこの岩場まで走ってみr、、ぅだあ」
足を踏み出そうと地面を踏みしめた瞬間、違和感を感じたのも束の間、要の身体は宙に浮きバランスを崩して大勢を整えようとジタバタしてみるも風圧で更に大勢を崩す。
「まずいこのスピードで地面に激突なんてしたら身体が爆砕しちゃうだろ!!」

なんて言っている合間に目標にしてた岩場に接近しそのまま受け身も取れず衝突。
グッバイ俺のセカンド(ハーレム)ライフなんて考えてたら痛みが一向に来ない。
「あれ、全くなんともないぞ!!そういやあのダ女神が肉体強化がどうたらとか言ってたような、。」

これが新しい身体か、、、ダ女神グッジョブ。
これならそこらの魔物が相手でも死にはしないな。

「とまあ命の心配はなくなったのは良かったが、まずはライフライン
(水、食べ物)の確保が優先だな。」

マップを確認すると右側に見える森に川があるようだ。
(閻魔の森か、、、仰々しい名前だな)


森を突き進んでいた足を止め要は水の流れる音を逃さなかった。
音のする方へ。

「ゴクゴク、プハーー!うおー生き返るーー!!本当に生き返ってるんだけどね笑」
飲まず食わずでここまで来た要は脇目も振らず川に飛び込み水を一飲み。
少し日が暮れて来たのを確認し、今日はここで野営をすることにした。


傭兵時代の経験を活かし木ノ実と魚を集める。
「よし!ひとまず、十分な食料と水も確保できたところで、お待ちかねの魔物狩りの時間だ!!」

水と食料をバックにしまい。体を十分にほぐし獲物を探しに出発。
完全に暗くなる前に実戦をしておきたいと心配も、とうとう異世界第1発目の獲物が現れた。
それはなんとも言えない愛くるしい流動ボディのスライムである。
「これこれこれ!!!異世界と言ったらこいつだよな!」

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