ダ女神の加護で異世界生活

salue

プロローグ

「起きろー!!」

「ビクッ、、、ここは?」
ぼーっとする視界のまま目の前の女性を見つめる。
「君は?」

「押すオース!ウチは女神をやらせてもらってるテレシアちゃんでーす!」
(女神?何を言っているんだこいつわ…)
「今失礼なこと考えてるでしょ?君死んだんだよ♪覚えてない?」

「?!!、、」
急に脳がクリアになる。
生前傭兵として戦って来た彼は41歳という年月で生を終えた。

「ということは、ここは天国ってやつか。」

「ん〜天国というかまだその入り口かな!ちょっと時間貰って君に用があって会いに来たんだ!」

「そっか。なら俺には用はないからまた今度な?」

「え、、、ちょ、ちょっと待って待って!!!今度とかないから!!か弱い女性がわざわざ会いに来てるんだよ?!!話だけでも聞いてもバチわ当たらないと思うんだけど!!」

(いちいちウザい奴だが、自分で女神というだけあって前の世界ではお目にかかれない美女だな)

「しょうがない、綺麗な女性の頼みは断らない主義だ。綺麗な容姿で良かったな!」

「なんて言い草、、んんっでは改めてよろしく先導 要君!
担当直入にいうと君の力を借りたいんだ!!
今私が担当している世界なんだけど、ぶちゃっけちょっと目を離した間にやばいことになっちゃてるんだよね〜。魔物が増えちゃって人族と亜人族滅びそうなのよ!だからね?助けて?」

「なるほど、もっと聞きたいことはいっぱいあるが、いわゆるバカがサボってたぶんの尻拭いをしろってことだな?」

「うぅ、、もうこってりと神様からお説教はくらってるから許してください。
でもでももちろん転生してもらうのにも私の力と権力を使って特典があります!」

「どんな特典なんだ?」

「ふっふっふー!気になりますよね?聞きたいですか?」

「おちょくってるなら帰るぞ?」

「ごめんなさい。。気を取り直して特典は新しく構成する肉体強化と状態異常耐性、魔法属性全適正です!」

(ん、魔法が使えるのか?魔法か、それは確かに憧れるものがあるな。)
「どうやったら魔法が使えるようになるんだ?」

「それはですね〜ちょっとおでこ借りますね〜ちゅっ」

「ぐうあ、うぅ」
突如、襲う頭痛。眼が淡く光りだす。
「な、、なにを、、、?」

「女神の祝福を施しました。これであなたは見るだけで魔法が使えるようになります!
ただし使うためには魔力が必要になるので好きなだけぶっ放すことはできませんので注意が必要です。と言っても、肉体も強化してあるのでそれだけで大概倒せちゃいますけどね。」

「至れりつくせりだな。」

「一応私の力を分け与えることになるのですぐに死なれても困りますからね。
とりあえず以上が特典になります。行っていただけますか?うるっ」

「加護までしておいて今更拒否権ってあるのか?」

「えへへ既成事実ってやつですね。」

「まあ、いいか。しょうがない行くか!ちなみに魔物を減らすだけでいいのか?

「ありがとうございます。そうですね人族が滅びない程度にやっていただいたら後は好きにしていただいて結構です!女の子を侍らすのもダラダラ過ごすのも自由ですよ?」

生前、無類の女好きだったが、傭兵として戦場に身をおいていたためか、全身から殺気を発していたためか女性が寄り付かなかった過去を持つ要としては夢を叶えるチャンスに決意を固める。
「よし、いっちょハーレムでも作るか!」

「お!その意気です!!では早速。ほっ」
テレシア右手をかざすと無駄に大きな扉が現れ豪快に開いた。
「それではようこそアルヴァンターレへ!!君の今後に幸あれ!」

「え、も、もう?!!うわーーー」

「他にもプレゼントあるのであっちで確認してね!んじゃバイバーイ!!」

大きな光りに吸い込まれながら要は誓った。
「あのだ女神今度会ったらぶん殴る。」

 

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