俺の能力の使い勝手が悪すぎる件について…

東堂 アヤト

第3話『これからどうしよう?』

冒険者登録を済ませたシンは何をしようかと町を歩き回っている。

『登録したけど流石に一人でモンスターは討伐できねぇしなぁ〜』
(パーティ組みてぇけど知ってる人いないしなぁ〜)

そう思いながらずっと町を何周も歩いてそろそろ5周目に突入するところでシンは足を止めた。

『はっ!…ここどこだろ?』

気づくと既に夕方になって暗くなってからシンは正気に戻った…。

『そろそろ家にか…』

そこでシンは重大なことに気がついた…。

『か、帰れねぇじゃねぇかぁーーー!!』

そう帰る場所がないと言うことに…。




『どぉーすんだよぉぉぉ!家も金もねぇぇぇ!』         

『こんなことになるならくそあのポンコツ人形に宿代ぐらいもらっとけばよかった…。』

(これは野宿確定だな…。)

と思い仕方なく近くのベンチで寝転ぶと宿からうまそうな飯の匂いが香ってきた。
よほど腹が減っていたのか気づくとものすごい勢いでシンは宿の窓に顔を押し付けて血眼で飯を睨んでいた。

するとその飯を食べようとしている自分より少し年下の可愛い女の子が外に出てきて俺に話しかけてきた…。

『あの〜ご飯…食べます?』

シンは女の子の優しさがあまりに嬉しかったのかその女の子の手を強く握っていた…。

『て、天使…いや、神サマァァァァ!!!』
『ありがとうございますぅぅぅぅ!!!!』

その女の子はシンに手を握られて恥ずかしがりながら

『あ、あのわかったので…手を離してもらえると助かります…』と答えた…。



その後優しい女の子に奢ってもらいご飯を食べているシンに

『あ、あの〜何故外で野宿されていたんでしょうか?』
と聞いた…。

シンはバクバクと食べながらギルドで冒険者登録をしたことから今に至るまでのことを話した…。

『なるほどつまりパーティを組みたくても知っている人がいなくてどうするか迷っていると辺りが暗くなっていて帰る場所がなくお金もなく今に至ると…』

ご飯を食べ終わったシンは
『うん。そうなんだお恥ずかしい話…』と答えた…。
『い、いえいえ,そんなことないですよ』

『そ、そんなことよりパ,パーティを組んでくれる人を探しているんですよね?』

『うんそうだけど…どうしたの?』

『わ、私じゃダメかなぁと思ったんですけど…』
『本当!ぜひお願いするよ!でもなんで…俺なんかでいいの?』          

『は、はい実は私も駆け出し冒険者なのでパーティメンバーを探していたんです』    

(よっしゃー!思わぬところでパーティメンバーゲット!)

『あっ自己紹介がまだでしたね。』
『私はルミナです。ルミナ・フィネット,役職はプリーストです』 

(シンだけじゃ不自然だからテキトーにつ名前けとくか…)

『俺はシン。シン・クライブ,役職は魔道剣士だ!
よろしくルミナちゃん!』 

『は、はいこちらこそよろしくです!シ、シンさん!』




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