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女嫌いと男嫌いの勘違い青春

あさにゃん

14.事件解決?

雄也
「だから俺が行くまで漏らすんじゃねーぞー」

花蓮
「なっ!」

花蓮
「ひ、人が折角心配してあげたのになんていいようなの!?」

花蓮
「これだから野蛮人は品がないのよ!」

花蓮
「いつもいつも!これだから!」

花蓮
「ねー!聞いているの!?」

花蓮
「ねーってば!!」ハァーハァー

そこにはマシンガンの如く悲鳴にも似た罵声を真夜中の学園に叫んでいる柊花蓮がいた。

理由は単純だ、花蓮は自分を助けるため(?)に4階からの飛び降りるという暴挙にでた草彅雄也に恥辱的な言葉を言われたからだ。

花蓮はとある理由• • • • •でそういう黒い感情的な事には鋭いのだ。

花蓮
「これだから年中無休で煩悩ぼんのうを垂れ流している輩は!」ハァーハァー

一通り言い終わった花蓮は変化に気づく。

先程までは誰がコソコソして息を潜めている様な様子だったか、今は完全に人の気配を感じ取ることができない。

そして、その結論から言うと…

花蓮
「もういないのですか!?」

既に去ったあとだった。



花蓮
「ハァー、まだなの?少し遅過ぎはしないの?」

雄也が飛び降りるてから数十分が経った。

この数十分という時間は普段なんとなく生活していればどうといった時間ではないが、この極限状態の柊花蓮には数時間に匹敵する程の時間が経っているように感じ取っていたのだ。

今柊花蓮のいる位置は閉ざされてしまった扉の前にしだれかかってる様な状態だ。

扉が空いたときに早くトイレにスタートダッシュができる様にという考えからだ。

さらに言えば廊下の足音(雄也の)をいち早く聞き取ろうとした結果、扉に上半身をベッタリくっつけて、だらしない格好になってしまったのだ。

花蓮
「絶対に遅い!なにをやっているのかしら!……ハッ」

花蓮
「もしかして一人だけ先に帰ったのかしら!?」

花蓮
「信じられない!ありえない!最低!………アウッ」

先程やった猛毒のマシンガンが急に威力を発揮しなくなった。

花蓮
「…は…はやく…ほ、ほんとに…ヤバ…」

今までに体験したことが無い程の激しい尿意にょういに襲われた花蓮は、爪を立てて猫のように扉をかきむしっていた。

内もも同士をすり合わせ、今にも限界といった表情をしている。

花蓮
「……!…」

尿意が限界近くといったところだろう。今までのより一層強くなった。

漏らさない様に下唇を噛み、下半身に力を入れ、汗をビッショリかきながらも必死に耐えている。

下半身に全神経を使っていたため気づかなかった• • • • • • •

廊下から誰かが近づいている音が…

花蓮
「もう…ほんとに…無理!」

限界が近づきもう諦めた瞬間…

ーーーガゴーン

花蓮
「え?」



雄也
「はぁーはぁー、全く学校ココのセキュリティー、つよすぎだろ…」

雄也は真っ暗な学校の廊下を疾走していた。

消火栓の赤い灯りを頼りに手探りの状態で教具準備室に向かっている。

雄也
「かなり時間かかったな」

先程怪我をした肩を抑えながら先程起きた。いや、起こした出来事を回想する。

それは玄関や窓などオートロックで施錠しているため開くはずがないと雄也は後々気づいた。

そのためにでた結論は『窓ガラスを割る』といった暴挙に出たのだ。

このガラスが中々優秀で、いくら雄也でも割るのに数分かかってしまった。

上着を自分の拳周りに巻きつけて殴ったのだ。

雄也
「流石に怒られるよな…少なくても停学はくらうかな…」

雄也
「そもそもあの女が悪いんだ。そーだな」

明日以降の事を思うと不安になる雄也だった。

雄也
「………」

それ以降は特に何もなく教具準備室に向って走り続ける。

………



ーーー教具準備室

雄也
「ついたか」

ポケットから鍵を取り出す。

鍵穴に刺そうとしたところで異変に気づく。

(ん?なんだこれ?鍵穴が歪んでる?)

さらにいえばドア自体が歪んでいる。

どういうことかは分からない…

しかし、扉が歪んでいるなら鍵はもはや意味をなさない。

なら、雄也が取りべき手段はただ一つ!

野球のピッチャーの様に思いっきり、かかとを振り上げて…

ドアノブ目指し…




ーーーガゴーン

(よし…決まったな。…さっき部屋で閉じ込められたときにやれればよかったんだが、ミスったときのリスクがあったからな…)

まぁー、そんな後々面倒なことよりも柊花蓮アイツに任せるとして…

どこだ?

花蓮
「え?」

…いた。確かにいた。

俺の手荒な解錠に驚いているのだろうか?

驚いているような表情をしている。

そこで雄也は柊花蓮を見ていると、ある異変が起きていることに気がついた。

顔は変わっていない…

服装も変わっていない…

しかし、その場にはあってはならないものが…

というかあるはずのないものがある。

それは

柊花蓮を中心に水溜り• • •のようなものが広がっているもので…

まるで…

花蓮
「や、やー!」

ーーーバチーン







夜の学園に甲高い音が響いた…



             次に続く

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