女嫌いと男嫌いの勘違い青春
2.クラス騒動?
真
「雄也!雄也!まだかなまだかな新しいクラス」ワクワク ドキドキ
雄也
「そんな大きな声出さなくても聞こえてる」
雄也
「というか歩いて三分かからないのに、なんでそんなに焦ってるんだよ」
真
「なんだよ、テンション低いなー」
雄也
「お前が、テンション高すぎるんだよ」
雄也
「………」ハァー
今日から新しいクラス。当然のように真と同じ。二年A組だ。
普通は俺の隣でワクワクしている真のように無邪気にはしゃぐだろう。
しかし、この男はただ溜息をつくだけだった。本人は自覚してないうちについた溜息だ。これからの新学園生活に気苦労するだろう気持ちの現れ、そんな溜息だった。
真
「おいおい、何そんな暗い顔してんだよー」
雄也
「別に」
真
「まぁー。なんかあったらサポートするからさ…な」パチ
雄也
「ああ。それは助かるが…今の正直気持ち悪いぞ」
真
「おいおい、そういう事は言わなくてもいいんだぜ!」
真
「クラスに入る前に緊張をほぐしてやってるんだよ」
雄也
「別に頼んでないんだけど」
真
「照れるな照れるなー、こっちまで恥ずかしくなってくるだろ」
雄也
「………」
毎回思うがこいつのメンタルと思考はどうなっているんだ!?確かに少しあった緊張はほぐれたかもしれないが、俺は全く照れてないぞ。
十年以上の付き合いのある友人の生体について考えていると
真
「んじゃ!いきますかー!」
いつの間にか二年A組の扉の前まで移動したようだ。
真がその扉に手を掛ける。
雄也
「………」
ああ、これが未来永劫開かない開かずの扉だったらいいのになんて本気で思ってきた。そんな思いにふけていたのに…
真
「ようようよう。おはよーう」ガラーバン
躊躇なく!豪快に!一気に開きやがった!
雄也
「おはよう」ニコ
(ま〜こ〜と〜)イラ
さっきまで心配してくれていただろ!
サポートもしてくれると言っただろ!
俺の一番の理解者である友人に割と本気で殺意を覚えた雄也だった。
雄也達がクラスに入ってくる少し前…
柊花蓮と福島凛がクラスに入り自分の椅子に腰を落ち着けたとき…
モブ(男1
「あ、あの!柊さん!メアド俺と交換してください」
モブ(男2
「いや、俺と是非!」
モブ(男3
「そんなことより!俺と遊びにいこうぜ!」
花蓮
「あ、あのそのような事は…その…」
(ああ、ホントに気持ち悪いです!どうして男はこんなにも遠慮をしらないのかしら!?この栄えある柊国立第一高等学園の生徒なのかしら?叔母様にもっと入学レベルを上げてもらわないとね)
などと考え事をしている間にもクラスの男子がハイエナの如く集まってくる。
凛
「ちょっと男子!花蓮が困ってるじゃないの!」
花蓮
(ああ、凛ナイスタイミングよ!この知能0の猿共にもっと言ってやって!)
モブ(女1
「そーよそーよ、柊さんは私達とお話しをするのよ」
モブ(男2
「そりゃーねーぜ。俺らが先に声かけてたんだけど?」
凛
「なんで?花蓮もウチらと話したいよなー?」
花蓮
(凛…ホントにありがとう。凛とのつき合いは学園からだけど、今は私の唯一無二のお友達のように思えるわ)
花蓮は今人生最大の感動を覚えていた。
しかし、そんな束の安寧の時間は過ぎる。
モブ(男2
「はぁー?俺らが邪魔だって言ってるのか?」
凛
「そ、そんなことは言ってないけど…」
何やらクラスの雰囲気が悪い。何というかピリピリして、今にもケンカがおきそうだ。そしてその直感は正しかった。
モブ(女1
「私達も柊さんと話したいのよ。そんなこともわからないの?」
モブ(女2
「そーだよ。そんな事もわからないのによくこの学園に入ることできたね」
モブ(女3
「ほんと空気読んでくれる?」
モブ(男2
「んっだと〜」イライラ
モブ(男2
「ずっと黙ってりゃいい気になりやがって…」
ゴン!
男が近場にあった椅子と机を蹴った。
モブ(女達
「「「キャー」」」
花蓮
「……!」
これはいよいよもって不味い状況になってしまった。
モブ(男4.5
「おい、やめろって」
二人の男は暴れている男を取り押さえようとするが、暴れている男は体作りからして武道経験者だと誰もがわかるだろう。現に取り押さえに入った男二人では相手になっていなかった。
他の男子生徒も止めに入る気配がない。
凛
「か、花蓮!どうにかならない?」
凛が私に助けを求めている。確かにピアノや茶道など昔から習い事はしているが、こういった武道は習っていない。
叔母様は
「こんな女の子らしくない事は駄目です」
って言っていた。
それにこの場合、私が今割って入っても逆効果でしょう。
暴れている男は、二人の男達を薙ぎ倒し今にも凛達に掴みかかろうとしている寸前である。
花蓮
(ホントに男は面倒ごとしか起こしませんね!
ってこんなことを思っている場合じゃないわね!早く先生に伝えないといけない!)
一刻も早く先生に伝える為に座っていた椅子から腰を上げたところで…
真
「ようようよう!おはよーう」ガラーバン
雄也
「おはよう」ニコ
次に続く
「雄也!雄也!まだかなまだかな新しいクラス」ワクワク ドキドキ
雄也
「そんな大きな声出さなくても聞こえてる」
雄也
「というか歩いて三分かからないのに、なんでそんなに焦ってるんだよ」
真
「なんだよ、テンション低いなー」
雄也
「お前が、テンション高すぎるんだよ」
雄也
「………」ハァー
今日から新しいクラス。当然のように真と同じ。二年A組だ。
普通は俺の隣でワクワクしている真のように無邪気にはしゃぐだろう。
しかし、この男はただ溜息をつくだけだった。本人は自覚してないうちについた溜息だ。これからの新学園生活に気苦労するだろう気持ちの現れ、そんな溜息だった。
真
「おいおい、何そんな暗い顔してんだよー」
雄也
「別に」
真
「まぁー。なんかあったらサポートするからさ…な」パチ
雄也
「ああ。それは助かるが…今の正直気持ち悪いぞ」
真
「おいおい、そういう事は言わなくてもいいんだぜ!」
真
「クラスに入る前に緊張をほぐしてやってるんだよ」
雄也
「別に頼んでないんだけど」
真
「照れるな照れるなー、こっちまで恥ずかしくなってくるだろ」
雄也
「………」
毎回思うがこいつのメンタルと思考はどうなっているんだ!?確かに少しあった緊張はほぐれたかもしれないが、俺は全く照れてないぞ。
十年以上の付き合いのある友人の生体について考えていると
真
「んじゃ!いきますかー!」
いつの間にか二年A組の扉の前まで移動したようだ。
真がその扉に手を掛ける。
雄也
「………」
ああ、これが未来永劫開かない開かずの扉だったらいいのになんて本気で思ってきた。そんな思いにふけていたのに…
真
「ようようよう。おはよーう」ガラーバン
躊躇なく!豪快に!一気に開きやがった!
雄也
「おはよう」ニコ
(ま〜こ〜と〜)イラ
さっきまで心配してくれていただろ!
サポートもしてくれると言っただろ!
俺の一番の理解者である友人に割と本気で殺意を覚えた雄也だった。
雄也達がクラスに入ってくる少し前…
柊花蓮と福島凛がクラスに入り自分の椅子に腰を落ち着けたとき…
モブ(男1
「あ、あの!柊さん!メアド俺と交換してください」
モブ(男2
「いや、俺と是非!」
モブ(男3
「そんなことより!俺と遊びにいこうぜ!」
花蓮
「あ、あのそのような事は…その…」
(ああ、ホントに気持ち悪いです!どうして男はこんなにも遠慮をしらないのかしら!?この栄えある柊国立第一高等学園の生徒なのかしら?叔母様にもっと入学レベルを上げてもらわないとね)
などと考え事をしている間にもクラスの男子がハイエナの如く集まってくる。
凛
「ちょっと男子!花蓮が困ってるじゃないの!」
花蓮
(ああ、凛ナイスタイミングよ!この知能0の猿共にもっと言ってやって!)
モブ(女1
「そーよそーよ、柊さんは私達とお話しをするのよ」
モブ(男2
「そりゃーねーぜ。俺らが先に声かけてたんだけど?」
凛
「なんで?花蓮もウチらと話したいよなー?」
花蓮
(凛…ホントにありがとう。凛とのつき合いは学園からだけど、今は私の唯一無二のお友達のように思えるわ)
花蓮は今人生最大の感動を覚えていた。
しかし、そんな束の安寧の時間は過ぎる。
モブ(男2
「はぁー?俺らが邪魔だって言ってるのか?」
凛
「そ、そんなことは言ってないけど…」
何やらクラスの雰囲気が悪い。何というかピリピリして、今にもケンカがおきそうだ。そしてその直感は正しかった。
モブ(女1
「私達も柊さんと話したいのよ。そんなこともわからないの?」
モブ(女2
「そーだよ。そんな事もわからないのによくこの学園に入ることできたね」
モブ(女3
「ほんと空気読んでくれる?」
モブ(男2
「んっだと〜」イライラ
モブ(男2
「ずっと黙ってりゃいい気になりやがって…」
ゴン!
男が近場にあった椅子と机を蹴った。
モブ(女達
「「「キャー」」」
花蓮
「……!」
これはいよいよもって不味い状況になってしまった。
モブ(男4.5
「おい、やめろって」
二人の男は暴れている男を取り押さえようとするが、暴れている男は体作りからして武道経験者だと誰もがわかるだろう。現に取り押さえに入った男二人では相手になっていなかった。
他の男子生徒も止めに入る気配がない。
凛
「か、花蓮!どうにかならない?」
凛が私に助けを求めている。確かにピアノや茶道など昔から習い事はしているが、こういった武道は習っていない。
叔母様は
「こんな女の子らしくない事は駄目です」
って言っていた。
それにこの場合、私が今割って入っても逆効果でしょう。
暴れている男は、二人の男達を薙ぎ倒し今にも凛達に掴みかかろうとしている寸前である。
花蓮
(ホントに男は面倒ごとしか起こしませんね!
ってこんなことを思っている場合じゃないわね!早く先生に伝えないといけない!)
一刻も早く先生に伝える為に座っていた椅子から腰を上げたところで…
真
「ようようよう!おはよーう」ガラーバン
雄也
「おはよう」ニコ
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