夜の徒然に。

らいーす

第4夜

次の女性はCとしよう。Aに振られてからその相談に乗ってもらうくらい仲は、もともとよかった。同じサークルだったし、年上だったからよくいろんな相談に乗ってもらってて、彼氏持ちだったから好きとかはなかったけど、まあ、そばにいて欲しいような人だった。もう昔の話でよく覚えてないが、これもまた男子2と3人1組で仲良くてそれは6月くらいから仲よかった。それで8月のサークルの旅行で急接近して、付き合うために彼氏と別れてもらった。
初めは、ほんとうにこの人しかいないと思った。結婚もちょっと考えたし、いつか冷める日が来ると嘆き泣いたこと些細なはもあった。
周りからはおしどりカップルとも言われ、毎日一緒にいても苦じゃない、そんな理想の彼女だった。

それでもすれ違うことはある。というか一方的に私がそっぽを向いた。
まあ喧嘩は多かったかもしれない。私も意地っ張りだし、向こうも些細なことで拗ねるから、よく面倒なことにはなっていた。それも前は苦じゃなかったのだが。
翌年3月、くらいから、それを察した彼女は、私に嫉妬させるためか、他の男の子と遊ぶ話をするようになった。前なら嫉妬しただろうに、さっと流して聞いていた。
とどめを刺したのは4月の新歓。私はサークルの次期会長として独りよがりになっていた。なかなか意思疎通の測れないサークルメンバーにイライラしていたが、その対象は彼女も例外ではなかった。
あそこまで仲が良かったのに、最後はあっけないものだった。
酔った状態で鍋の蓋を落とし割り、注意した彼女に逆ギレした。もう色んなストレスが爆発してしまった。

言い訳紛れに、なんで酔ってたかというと、その日の新歓前にも関わらず、あまりいうこと聞いてくれなかったサークルメンバーの先輩2人と、負けたら飲むゲームをしていた。どうやってもいうこと聞いてくれないため、ゲームを拒んだらまた言うこと聞いてくれないと思い、半ばヤケクソでそのゲームをし、何度も飲んだ。その場に彼女もいた。

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