想像力がすべての世界
1話 中にあるもの
僕は異世界転生というものをすることになったわけだが、この想像力が強さに繋がるという世界についての戦い方を何ひとつ聞いていなかったなと今頃になって思っている。まあ、この時点で少し抜けているということがあらわになったわけだが、あちらの世界の人々に聞けばいいわけで死活問題というわけではないだろう。そうだと信じたい。お願いします…ミレシア様、お願いします………
そんなことを考えていると身体が何かの上で寝ていることがわかった。好奇心と危ないものの上なのではないかという恐怖を抱きながら目を開けた。
目を開けたらそこは何もない真っ暗な空間だった。ただただ真っ暗な空間がどこまでも続いているように見える中なぜか、自分の姿だけは見えるというおかしなことがおきている。
そんな中で歩こうとしたその時、僕の後ろから何かが出てきたような音がした。
そこには額の上から2本の白い角を生やした黒髪セミロングの少女が立っていた。黒い羽織の中に白い着物を身につけ、赤いミニスカートに白い膝下のブーツを履いた少女だ。身長は160㎝くらいで大きくも小さくもない双丘をしている。まあ、美少女です。認めますよ。
(*この小説では基本的に肌についての詳細はしません。特にない場合は白い色です。きめ細かいとかは書きません。失礼しました〜)
「お主は何をジロジロと見ているのだ?」
「えっ?」
「お主は私何をジロジロ見ているかと聞いているのだ?」
いきなりその少女から聞かれたために質問に質問で返してしまった。なにをジロジロ見ていたかは教えないよ。だって、信じてくれる人がいる気がしないからね。
「君の頭にある角を見て鬼がいるんだと思ってみえいただけだよ。気に触ったのなら謝るけれど…」
「そうか、それならば問題はない。しかし、私はただの鬼ではないぞ」
少女はただの鬼ではなかったようだ。では、一体どんな鬼なのだろうか。少女の口からその答えが紡がれるまでそう長くはなかった。
「私は鬼神なのだ。そこまで暴れたりはしていないのだがな。だから、そこら辺の鬼と同じにしないで欲しい」
「わかったよ。一緒にしたりしないよ(そこら辺に鬼はいないと思うんだけどな……)」
鬼神ってことは神様なのだろうけど、少女の見た目からはそのような気がしない。強いとも思えないがこういうことは言わないに越したことはないと思った。それで痛い目にあうのも死んだりするのは馬鹿馬鹿しいから。
「ところでお主は名をなんというのだ?」
「僕は佐伯依月って名前だよ。君の名前は?」
「私は時雨だ、苗字といえものはないな。番ができた時につくものだから」
番ってことは結婚をした時にじゃないとつかないのだろう。でも、それはきいてなかったんだよなー。
「それで僕はなんでこんなところにいるんだい?」
「お主がいるこの空間はお主に憑いてる私のいる空間だ」
ここはどうやら彼女の空間らしい。そして、彼女は僕に憑いてるらしい。うん、まったくもって今まで何かに憑かれるようなことはしていなかった。なのに、なぜ憑かれているのかがわからない。憑かれているのだからなにか悪い事が起きたりするのではないかと内心怖い。
「一応お主に言っておくが鬼神だからといって害はないぞ。むしろ、お主はついているのだ」
「君が憑いてるだけに?」
「…いや、うまいことは言わなくていい」
「あ、すいません」
うまいことを言おうとした訳では無いけど一応反対したりせずに謝っておいた。気に触れることをしないに越したことはないからね。触らぬ神になんとやらだから。
「なんでお主がついているのかというとな、それは……」
「それは?(勿体ぶるなー)」
「元々のステータスが常人よりも高いからだ」
「……あ、うん(普通だ)」
彼女の言うついているということがあまりにもこういうものではありふれたもので普通と思ってしまったが顔に出ていなかったことを祈ろう。
「まあ、常人の5倍なんだけどな。初期値も上がる時の値もな」
「え、初期ステータスだけじゃないんだ!?」
「あとは鬼神化というものもあるがあまり使わないことを勧める」
「え、それはどういうこt…」
「それではまたな!」
彼女が僕の言葉を遮ると僕の意識はまた暗闇の中へと沈んでいった。
予定よりも遅れてしまいましたが投稿することはできました。1ヶ月経っていないので大丈夫?ですかね。
それではこれからもよろしくお願いします。
そんなことを考えていると身体が何かの上で寝ていることがわかった。好奇心と危ないものの上なのではないかという恐怖を抱きながら目を開けた。
目を開けたらそこは何もない真っ暗な空間だった。ただただ真っ暗な空間がどこまでも続いているように見える中なぜか、自分の姿だけは見えるというおかしなことがおきている。
そんな中で歩こうとしたその時、僕の後ろから何かが出てきたような音がした。
そこには額の上から2本の白い角を生やした黒髪セミロングの少女が立っていた。黒い羽織の中に白い着物を身につけ、赤いミニスカートに白い膝下のブーツを履いた少女だ。身長は160㎝くらいで大きくも小さくもない双丘をしている。まあ、美少女です。認めますよ。
(*この小説では基本的に肌についての詳細はしません。特にない場合は白い色です。きめ細かいとかは書きません。失礼しました〜)
「お主は何をジロジロと見ているのだ?」
「えっ?」
「お主は私何をジロジロ見ているかと聞いているのだ?」
いきなりその少女から聞かれたために質問に質問で返してしまった。なにをジロジロ見ていたかは教えないよ。だって、信じてくれる人がいる気がしないからね。
「君の頭にある角を見て鬼がいるんだと思ってみえいただけだよ。気に触ったのなら謝るけれど…」
「そうか、それならば問題はない。しかし、私はただの鬼ではないぞ」
少女はただの鬼ではなかったようだ。では、一体どんな鬼なのだろうか。少女の口からその答えが紡がれるまでそう長くはなかった。
「私は鬼神なのだ。そこまで暴れたりはしていないのだがな。だから、そこら辺の鬼と同じにしないで欲しい」
「わかったよ。一緒にしたりしないよ(そこら辺に鬼はいないと思うんだけどな……)」
鬼神ってことは神様なのだろうけど、少女の見た目からはそのような気がしない。強いとも思えないがこういうことは言わないに越したことはないと思った。それで痛い目にあうのも死んだりするのは馬鹿馬鹿しいから。
「ところでお主は名をなんというのだ?」
「僕は佐伯依月って名前だよ。君の名前は?」
「私は時雨だ、苗字といえものはないな。番ができた時につくものだから」
番ってことは結婚をした時にじゃないとつかないのだろう。でも、それはきいてなかったんだよなー。
「それで僕はなんでこんなところにいるんだい?」
「お主がいるこの空間はお主に憑いてる私のいる空間だ」
ここはどうやら彼女の空間らしい。そして、彼女は僕に憑いてるらしい。うん、まったくもって今まで何かに憑かれるようなことはしていなかった。なのに、なぜ憑かれているのかがわからない。憑かれているのだからなにか悪い事が起きたりするのではないかと内心怖い。
「一応お主に言っておくが鬼神だからといって害はないぞ。むしろ、お主はついているのだ」
「君が憑いてるだけに?」
「…いや、うまいことは言わなくていい」
「あ、すいません」
うまいことを言おうとした訳では無いけど一応反対したりせずに謝っておいた。気に触れることをしないに越したことはないからね。触らぬ神になんとやらだから。
「なんでお主がついているのかというとな、それは……」
「それは?(勿体ぶるなー)」
「元々のステータスが常人よりも高いからだ」
「……あ、うん(普通だ)」
彼女の言うついているということがあまりにもこういうものではありふれたもので普通と思ってしまったが顔に出ていなかったことを祈ろう。
「まあ、常人の5倍なんだけどな。初期値も上がる時の値もな」
「え、初期ステータスだけじゃないんだ!?」
「あとは鬼神化というものもあるがあまり使わないことを勧める」
「え、それはどういうこt…」
「それではまたな!」
彼女が僕の言葉を遮ると僕の意識はまた暗闇の中へと沈んでいった。
予定よりも遅れてしまいましたが投稿することはできました。1ヶ月経っていないので大丈夫?ですかね。
それではこれからもよろしくお願いします。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
755
-
-
125
-
-
1978
-
-
22803
-
-
841
-
-
124
-
-
2265
-
-
141
-
-
23252
コメント