ちょっと怒っただけなんですが、、、殺気だけで異世界蹂躙

海先いろは

第5話 安全の確保

 「知らない天井だ……
一回これ言ってみたかったんだ、天井無いけど。
眩しっ!
寝ちまって朝になったのか?」

そんなことを言いながらハヤトは朝に目を覚ました。

 「よく、夜のうちに襲われなかったな。
猛獣いっぱい居るだろうに。」

こんなところでぐっすり寝れるハヤトは頭がおかしいのであった。


「やけに身体が軽いな、レベルが急に上がった影響か?」

 試しに木を思いっきりなぐっみると、木に直径5メートルほどの大穴が空いた。

「これはやばいな…
このまま日本に帰れたら危険人物認定間違いなしだ。

手加減のスキルがあったとしても、もっと力の使い方を知らなきゃな……

この森から出れる目処がつくまでの間、この穴の中で過ごそう。」

ハヤトは穴の中に入り、人が過ごせるよう穴の中の広さを調整し、整理した。



ぐぎゅるぎゅるぎゅる


「めっちゃお腹空いた。この世界に来てからまだなにも食ってねぇからな〜。

あっ!!あのイノシシ食えるかな?」

 そう思いついたハヤトはアイテムボックスからイノシシを一頭取り出した。

「まずは火を起こすか…サバイバルの研修受けててよかった〜」

 手際よく火をおこしてイノシシの肉を素手でもぎ取り焼き始めた。

「あぁ〜いい匂いがする〜!空腹にはたまらん ︎」

 5分ほど焼き香ばしい匂いを放つイノシシの骨付き肉を一口で頬張った。

「なにこれ ︎すげーおいしい。

噛んだ瞬間肉汁が溢れ出してきて
いままで食って来た肉の中でもぶっちぎりで一番うまい…」

空腹のせいなのか、うますぎてちょっと涙が出てきた。

「トラックに轢かれてからというもの、いろんな衝撃があったからな〜。泣きそうになっても仕方ないか〜

いきなりこんなところに転移させられて、イノシシに追いかけられるなんてな〜。
ついてね〜よ。
俺の異世界生活、ハード過ぎだろ。
ラノベで最初から街に転移させられる主人公がうらやましーよ」

 余ったイノシシ肉はアイテムボックスに放り込んだ。

「イノシシ肉はまだまだあるし、ひとまず食料と寝床は確保したな。」

「昼からはこの森の調査をするか。
食べれる果物とかみつけたいし。

あとすることと言えば身体能力の検査とプレッシャーの練習かな?また追いかけられたりしたら、倒せるようにしなきゃな。

日本では危なっかしくて、練習とかできなかったからな。
発動した時点で終わりだからな」

そんなわけで森の探検だな、
何事もなければいいが。





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コメント

  • 伊予二名

    血抜きしていないのに美味いのかな

    0
  • ノベルバユーザー168547

    血抜きしなくて大丈夫?
    あと横幅5m以上クラスの木をすぐに発見したのにも驚いたし、木に衝撃を加えたら折れずに綺麗な穴が出来上がるのは、流石に物理法則を無視しすぎ。

    2
  • 月

    ハヤトさん、それフラグや…(;^ω^)

    2
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