巻き込まれ召喚された僕の、異世界冒険譚

優兎-マナト-

7話





「やっと王都着いたね~」

「あぁ、久しぶりの王都だ。」

「俺も~!」



   あの王宮を出されて、約ひと月半程が経った11月3日の午前10時30分に僕達は、アイルとナナトの故郷のアルフリーナ王国の王都に着いた。


   何故日付と時間が正確に分かるかといえば、途中で今が何日なのか知りたいな、と思うと〈サポートログ〉が視界の左上に表示してくれた。


ーーーーーーー
スティーク歴          66,273年
月          11月
日          3日
曜日          火曜日
時刻          10:30
ーーーーーーー


   今はこんな感じで表示されてる。

   つまり今は11月!

   つまり冬!   雪!     つまり寒い!


   …のだけれど、そこは〈サポートログ〉が僕の〈ユニークスキル〉にある『結界内気温操作』ってスキルで快適な温度にしてくれてる。

   いやぁ~〈サポートログ〉さまさまだね~


   あ、因みに曜日の読み方は『かようび』では無くて、『ひようび』らしいよ。ふたりが教えてくれた。



「それにしても、ユウのステータスは未だに良くわからんな~」

「それは今更だろ?ユウの事は深く考えたら負けだ」

「え、ちょっと?それ酷くない?」



   でも、僕もナナの言うことは最もだと思う。

   ふたりが言うには、僕のステータスを鑑定しても、『鑑定出来ません。』って出るみたい。

   〈サポートログ〉に聞いてみると、神々でも原因が分かっていないらしい。

   もしかしたら、神々からの加護が有りすぎるせいかもしれない、と言っていた。


   神様達も、も少し自重してくれよ~!



「でも、今は〈サポートログ〉が教えてくれた『ステータス自動調節』のスキルのお陰で、普通に見えるでしょ?」

「あぁ、俺らでもちゃんと見えるな。」

「本当にユウは何なんだ?」



   ナナの言葉は無視して、僕の今現在のステータスはこんな感じ。


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〈名前〉ユウヤ【・カナタ】

〈レベル〉20

〈種族〉人族【、異世界人】

〈性別〉男

〈年齢〉16歳

〈職業〉旅人

〈称号〉気分屋、めんどくさがり屋、公爵家次男・三男の親友【、巻き込まれた者、異世界転移者】


〈体力〉2,990/3,000

〈魔力〉3,850/4,000【99,850/100,000】

〈攻撃力〉3,500

〈防御力〉5,000

〈敏捷〉4,000

〈知力〉4,000

〈運〉300


〈適性魔法〉
火、風、重力、

〈魔法〉
・火魔法Lv.50
・風魔法Lv.70
・重力魔法Lv.90
・生活魔法Lv.80
・治療魔法Lv.85

〈スキル〉
・鑑定Lv.80【300】
・魔法耐性Lv.80【300】
・剣術Lv.50【300】
・弓術Lv.85【300】
・料理Lv.100【300】
・魔力操作Lv.20
【・隠蔽Lv.300】
【・魔力察知Lv.300】
【・体術Lv.300】
【・裁縫Lv.300】
【・結界Lv.300】
【・洗浄Lv.300】

〈固有スキル〉
・収納魔法Lv.45
・サイレント結界Lv.50
【・結界石製造Lv.300】

〈ユニークスキル〉
・浮遊
・結界内重力操作
【・封印】
【・心眼】
【・ステータス自動調節】
【・結界内気温操作】

〈加護〉
・重力を司る女神の加護
【・神々からの加護】

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   ここに来るまでに魔法やらスキルやらの練習をした結果、レベルを20にまで上げきれたのだ。


  普通のステータスだよ!


   (まあ、基準が勇者やアイルたちだから、本当に『普通』なのかは疑問だけどね~。)


   因みに、僕の隠蔽レベルが300だから、『鑑定Lv.300』以上のスキルか、『心眼』のスキルでないと隠蔽されているステータスは見れないらしいよ。


   あと、何で苗字の方も隠蔽してあるのは、この世界で苗字のある者は、上流階級の者──まあ詰まりは、王侯貴族の方達だけだかららしい。例外も有るって言ってたけどね。

   閑話休題。




「このステータスって誰が調節したんだ?」

「ん~と、〈サポートログ〉だよ?」

「俺達でも隠蔽中のステータスしか見れないなんて、ユウの隠蔽レベルはいくつなんだ?」

「ん?300ってなってるよ?」

「「高すぎたろ!!」」



   (ん?そうなのか?)


   アイルたち二人にとっても、高いらしい。


   (まぁ、〈サポートログ〉がやってくれたから、僕は別に良いけどね。

   ………今更だけど、〈サポートログ〉じゃなくて別の名前で呼びたいな~。ログって言っちゃってるから、分かる人には分かっちゃうしね。)



ーー

   是非主様から名を貰いたいです。

ーー



   本人(?)も良いって言ってるし、何が良いかな~?

   ……………んーーーーーーーーー

   あ、じゃあ。

   サポートログから取って、ロトってのはどうかな?

   ログだから男か女か分からないけど、ロトならどっちでも良い感じじゃない?



ーー

   ありがとうございます、主様。
   では、私はこれから ロト と名乗らせて頂きます。

ーー



   (喜んで貰えてたなら嬉しいな。)


   僕の命名により、〈サポートログ〉はロトと言う名前になった。



「ね、二人共。〈サポートログ〉はロトって名前になったから宜しくね?」

「おい、ちょっと待て。この数秒間の間に何がどうなったら〈サポートログ〉がロトって名前になるんだ?」

「ん?ロトの了承は取ったよ?」

「ま、ユウの事だからな。それにいい名前なんじゃないか?」

「うんうん。アイは良くわかってるね~

  ナナも、僕と前世も併せたら2年近くの付き合いなんだから、いい加減早く諦めな?」

「…俺は常識を忘れない!」

「ふふふっ。無駄な抵抗だよ?」



   (ナナは反応が面白いから、ついつい弄っちゃうんだよな~あはは)


   僕がナナトで遊んでいると、前を歩いていたアイルが後ろを振り返った。



「……おい、ユウ。ナナの事は気にせず……じゃなくて、そっとしといてやれ。」

「ちょっ!アイ!?今気にせずって言った?!」

「……ま、そんな事よりも。」

「そんな事?!」

「ユウ。そろそろ『浮遊』のスキル使うの止めて普通に歩け?」

「無視?!」

「は~い。」

「ちょっと!無視しないでくれよー!」



   何だか楽しそうに叫ぶナナは気にせ……コホン…そっとしておいて、僕はアイの言うように『浮遊』のスキルを解除して、普通に歩く。

   そろそろ人が多くなってくるからね。


   あ、言ってなかったけど。僕は此処に来るまで、人とすれ違ったり、国境を越えたりする時以外は『浮遊』のスキルを使って来たんだ。


   だから〈体力〉はあまり減っていなくて、〈魔力〉が結構減ってるんだ。


   言い訳すると、道が舗装されていなくて歩きにくかったから。本音は面倒だったから!


   あ、どっちも本音だ。


   あ!そうそう、あのね。此処に来る時『浮遊』と同じく〈ユニークスキル〉にある『結界内重力操作』を使って、ふたりも飛んで来たから、普通に歩くよりもふた月くらい王都に着く時間が短縮されたんだよ~

   すごいね。ふぁんたじーや~!


   暫く歩くと、王都の外壁に着いた。










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