巻き込まれ召喚された僕の、異世界冒険譚
2話
「「「おぉぉ!」」」
   石田のステータスを見たこの世界の住人達は揃って声を挙げた。
   その人達だけでなく、一緒に召喚された皆も驚いた声を挙げた。
「すげぇー」 「和也のステータス凄いな!」
「流石和也君ね~」 「石田スキルレベル高すぎだろ!」
   (う~ん。僕のステータスが over になってるから、石田のステータスが高いのか低いのか良く分からないな……。
   ま、いいか。なるようになるさ。)
「…コホンッ!   それでは、皆様もこの水晶に手を触れて貰えますか?」
   少女が咳払いをして注目を集め、僕達にも手を触れるように促した。
#####
   やっと皆が終わり僕の番になった。
   そうそう言うの忘れてたけど、ひとり〈職業〉に聖女って書かれてる人が居たよ。
   名前?何だっけ………。忘れちゃった♬
   僕も皆と同じように手を付くと、皆と同じようにステータスが大きく表示された。
   ーーー否。少しだけ違う所があった。
   それはーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈名前〉ユウヤ・カナタ
〈レベル〉1
〈種族〉人族、異世界人
〈性別〉男
〈年齢〉16歳
〈職業〉なし
〈称号〉巻き込まれた者、異世界転移者
〈体力〉なし
〈魔力〉なし
〈攻撃力〉なし
〈防御力〉なし
〈敏捷〉なし
〈知力〉なし
〈運〉なし
〈適性魔法〉
なし
〈魔法〉
・生活魔法Lv.なし
〈スキル〉
なし
〈固有スキル〉
なし
〈ユニークスキル〉
なし
〈加護〉
なし
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   ーーそれは、over と書かれていた所や、沢山あった適性魔法が『なし』と表示されていた事だ。
『えっ?』
   召喚された皆も、少女達召喚した側も、揃って驚いた声を挙げた。
   (ん?なんで書かれてないんだろ?バグった?)
   僕が良く分からなくて首を傾げていると、目の前に少女が近づいてきて、
「後で少しお話が有ります。此方に残っていて貰えますか?」
   と僕にだけ聞こえる声で言った。
   僕が小さく頷くと、少女は皆にも聞こえる良く通る声で自己紹介をした。
「私の自己紹介がまだでしたね。
   初めまして、皆様。この国、スティークの中にあるメルシア王国の第一王女、ハナリアと申します。
   以後お見知り置きを。」
   そう言ったハナリア王女は、綺麗な淑女の礼をとった。
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