巻き込まれ召喚された僕の、異世界冒険譚
第一章:プロローグ
キーンコーンカーンコーン…
「ふぁ~…。疲れた~…やっと放課後だ~!」
   そう言いながら、ようやく解放された僕は手を上に伸ばして伸びをした。
   本当に今日は疲れた。
   朝のHRは体育館で終業式、1限目は体育しかも持久走、2限目は数学、3限目は英語、4限目は国語、やっとお昼かと思えばすぐに終わり、5限目は夏休みや課題の事について。
   本当に疲れたよ…。
   午前で終わって欲しかった…。
   僕こと《奏 優夜》は、何処にでも居る普通の高校生。
   少しめんどくさがり屋だったりするが、至って普通の男子高校生だ。
「疲れたって…優は殆ど寝てただろ?」
   今僕に呆れながら話し掛けてきたのは、中学からの友人の《宮杉 愛》。
「何を言うんだ、愛。僕は机に伏せながら聞いていたんだよ?」
「お前が何言ってんだ。静かに寝息立ててただろ、優夜。つか、伏せて話を聞くなよ。」
   この、僕の後ろの席から会話に入ってきたのは、高校に入って仲良くなった《後藤 夏奈》。
   この友人二人は名前は女っぽいが、女性10人中5~6人は惚れるであろう、タイプは違うが『イケメン』だ。
   そして、3人の中で男だと分かる名前の僕は、自分で言うのはアレだが、女顔だ。初対面の男子に告白されるくらいな。不本意ながら、前に『男10人中7人は惚れるな。』と、2人に言われる様な見た目だ。
   ヤローに惚れられたくねー!!!
   閑話休題。
「むっ!睡眠学習と言うやつですよ!」
「反論するのは良いが、早く帰ろうぜ?」
「それもそうだな。早く帰ろ~ぜ。」
「って、無視かよ~!」
   僕と愛、夏奈の3人が席を立って教室の扉に向かおうとすると、
ピカ───!
   教室の床がいきなり光だした。
『うわっ?!』
『何っ?!』
   まだ教室で談笑していたクラスメイト達の、驚きの声が多数あがった。
   そして光のあまりの眩しさに目を閉じていると、周りの空気が変わった気がした。
「ようこそ、異世界の勇者の皆様。
   スティーク、《メルシア王国》へようこそ。」
   初めて聞く少女の様な声とテンプレの様なセリフが聞こえ、目を開けると──
   其処はさっきまで居た教室とは明らかに違う、講堂の様な広い所だった。
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