のっとぱーふぇくと!!〜異世界転生の特典は呪いでした〜
一章 二話 リズアリア王国
目がさめると、美少女が俺の顔をじっと見つめている。なんていう展開は、期待はしていたが起きるはずもなく。
また草原の上で一人である。だが、前回とは違うところが二つある。
一つ目は、目の前に辞書よりも数倍厚い本らしきものが転がっていること。中身を確かめて見たのだが、何を書いているのか全くわからない。多分、文字だと思われるのだが。
二つ目は、ここから少し歩いたところに、見るからに立派な城と城壁があるということ。多分、城壁は10メートル近くあるだろう。だが、あれだけ立派な城の城下町に入ると言うことは、大変なことなのであろうと予想がつく。
「とりあえず行ってみるしかないかぁ。」
そうは言って見たが、実際、自分自身胸が躍っていたのだ。アニメやラノベでみる、異世界ファンタジーが体験できるのだと。 これから、幸せに、平和に暮らせるのだと。
期待を膨らませ、門の前まで早歩きで歩き、列に並んだ。何やら、審査みたいなものが行われるのだが、皆、門番に本を見せている。俺もあの本を見せれば入れるのだろうか?ん?そもそも日本語は通じるのだろうか。
…考えていても仕方ないか。
「名はなんという?ここへは何しに?」
よかった。多分通じる。そういえば、ハデスも日本語だったが、共通言語は日本語なのだろうか。
「千堂 紫苑といいます。特に理由はありません。強いて言えば観光です。」
「センドウ シオンか。珍しい名前だな。東の国出身か?この国は、魔法使いしか入れないが、魔道書を持っているか?」
「まあ、強いて言えば、東の国(元の世界なら)ですね。これですか?」
「そうそれ…って厚っ!!!あの〜、もしかして、大賢者様でしょうか?失礼しました。今、城まで案内させて頂きますので。」
ん?何を言ってるんだ?大賢者も何も、魔法なんて使ったことないぞ?
「ちょっと待ってくれ、俺は大賢者…?ってものでもなんでもない。城に用があるわけでもないんだ。」
「その本の厚さから、貴方が偉大な方であるのはお見通しですよ。高貴な方には、相応のもてなしをするのが、当たり前でしょう?」
それから五分も経たずに美少女が乗った馬車が出迎えてくれた。ごつい強そうなおっちゃんの執事が来なくてよかったとホッとするとともに、こんな早くに美少女展開が起きるのかと、期待以上の結果に、さらに胸が躍る。
透き通るような赤い目と輝くような赤い髪。凛とした表情がとても綺麗で正に高嶺の花。形容しがたいほどの綺麗な容姿は、まさに、現実離れしているといったところか。
「お初にお目にかかります。大賢者様。私は、リズアリア公国第三公女、リズアル・ルーク・アストレアと申します。以後お見知り置きを。」
「そんなにかしこまらなくても。俺の名前は千堂 紫苑だ。シオンって呼んでくれ。ちなみに俺、魔法の使い方とか知らないし、勝手に大賢者とか言われてるけど、何のことかもさっぱりだぞ?」
「また、ご謙遜を。それほど厚みのある魔道書など、見たことがありませんよ。魔道書の厚みが使える魔法のバリュエーションを示しているようなものなのです。
千年に一度生まれるという賢者も、シオンさんの魔道書の厚さの10分の1にも満たないのですよ。それに、大賢者たちは時間をも操る魔法を使えるとか。」
なんかやばそうな魔法だなぁ。もし使えても使わないようにしとこ。
「俺、まだこの本に書いてある字すら読めないんだが。それに、そんなすごい力があったとしても、使わねえよ?なるべく平和がいいし。」
「それはこちらとしてもありがたいです。魔導書は、目に魔力を集中させると読めるのですよ。今まで、魔法の練習などしてなかったのですか?」
まあ今まで魔法なんて概念のない世界にいたしなぁ。なんかかっこいいし、つかってみたい。
「…あ、もうお城に着きますよ。少し行儀が悪い人なので、覚悟してください。」
その発言、不敬罪とかになりうるよね。
何も決めずに書き出したのでグチャグチャになってるかもしれません。暖かい目で見てくれると幸いです。
また草原の上で一人である。だが、前回とは違うところが二つある。
一つ目は、目の前に辞書よりも数倍厚い本らしきものが転がっていること。中身を確かめて見たのだが、何を書いているのか全くわからない。多分、文字だと思われるのだが。
二つ目は、ここから少し歩いたところに、見るからに立派な城と城壁があるということ。多分、城壁は10メートル近くあるだろう。だが、あれだけ立派な城の城下町に入ると言うことは、大変なことなのであろうと予想がつく。
「とりあえず行ってみるしかないかぁ。」
そうは言って見たが、実際、自分自身胸が躍っていたのだ。アニメやラノベでみる、異世界ファンタジーが体験できるのだと。 これから、幸せに、平和に暮らせるのだと。
期待を膨らませ、門の前まで早歩きで歩き、列に並んだ。何やら、審査みたいなものが行われるのだが、皆、門番に本を見せている。俺もあの本を見せれば入れるのだろうか?ん?そもそも日本語は通じるのだろうか。
…考えていても仕方ないか。
「名はなんという?ここへは何しに?」
よかった。多分通じる。そういえば、ハデスも日本語だったが、共通言語は日本語なのだろうか。
「千堂 紫苑といいます。特に理由はありません。強いて言えば観光です。」
「センドウ シオンか。珍しい名前だな。東の国出身か?この国は、魔法使いしか入れないが、魔道書を持っているか?」
「まあ、強いて言えば、東の国(元の世界なら)ですね。これですか?」
「そうそれ…って厚っ!!!あの〜、もしかして、大賢者様でしょうか?失礼しました。今、城まで案内させて頂きますので。」
ん?何を言ってるんだ?大賢者も何も、魔法なんて使ったことないぞ?
「ちょっと待ってくれ、俺は大賢者…?ってものでもなんでもない。城に用があるわけでもないんだ。」
「その本の厚さから、貴方が偉大な方であるのはお見通しですよ。高貴な方には、相応のもてなしをするのが、当たり前でしょう?」
それから五分も経たずに美少女が乗った馬車が出迎えてくれた。ごつい強そうなおっちゃんの執事が来なくてよかったとホッとするとともに、こんな早くに美少女展開が起きるのかと、期待以上の結果に、さらに胸が躍る。
透き通るような赤い目と輝くような赤い髪。凛とした表情がとても綺麗で正に高嶺の花。形容しがたいほどの綺麗な容姿は、まさに、現実離れしているといったところか。
「お初にお目にかかります。大賢者様。私は、リズアリア公国第三公女、リズアル・ルーク・アストレアと申します。以後お見知り置きを。」
「そんなにかしこまらなくても。俺の名前は千堂 紫苑だ。シオンって呼んでくれ。ちなみに俺、魔法の使い方とか知らないし、勝手に大賢者とか言われてるけど、何のことかもさっぱりだぞ?」
「また、ご謙遜を。それほど厚みのある魔道書など、見たことがありませんよ。魔道書の厚みが使える魔法のバリュエーションを示しているようなものなのです。
千年に一度生まれるという賢者も、シオンさんの魔道書の厚さの10分の1にも満たないのですよ。それに、大賢者たちは時間をも操る魔法を使えるとか。」
なんかやばそうな魔法だなぁ。もし使えても使わないようにしとこ。
「俺、まだこの本に書いてある字すら読めないんだが。それに、そんなすごい力があったとしても、使わねえよ?なるべく平和がいいし。」
「それはこちらとしてもありがたいです。魔導書は、目に魔力を集中させると読めるのですよ。今まで、魔法の練習などしてなかったのですか?」
まあ今まで魔法なんて概念のない世界にいたしなぁ。なんかかっこいいし、つかってみたい。
「…あ、もうお城に着きますよ。少し行儀が悪い人なので、覚悟してください。」
その発言、不敬罪とかになりうるよね。
何も決めずに書き出したのでグチャグチャになってるかもしれません。暖かい目で見てくれると幸いです。
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