転生したSランク冒険者は最強を目指す

スーノ

第十六話 教室での一幕

申し訳ありません。ストックが尽きました、これから文字数が1000字程度になります
「なあ、エリラス、こいつらなんで襲い掛かってきたんだ?」

教室に入ってきた瞬間、襲い掛かってきた同クラスの生徒を軒並み気絶させた俺は面白いものを見るような、笑いを堪えるような表情で事の成り行きを見守っていたエリラスの隣の席に腰掛け話し掛ける

「「「あぁー」」」

座った瞬間、男子生徒からやってしまったと言った感じの感情が乗った声が聞こえてきたが今は無視しよう、と言うか軽めとは言え気絶するくらいには強く叩いた筈なのにもう復活したのかよ

「一つはお主が試験の時に力を見せたせいじゃろうな、もう一つは妾と婚約したからじゃろ」

「要するに格上と戦いたい戦闘馬鹿と嫉妬した阿保って事でいいのか?」

「そう言う認識で間違えないじゃろうな、とは言えそこまで面倒くさそうな顔をしなくてもいいのじゃ」

「なんでだ?いくらどうにでもなると言っても日常的に襲撃されるなんて面倒いだろ」

と言うか、前世で特例のSランクになってから暫くの間、ステータス低い癖にって感じで嫉妬に狂ったなかなかSランクになれない素行不良のAランクに街から出る度に襲撃された事が思い起こされて嫌なんだが

「ほれ、取り敢えずお主が叩きのめした奴らを見て見るのじゃ」

「なんか変わったとこでもあるのか?」

俺は問題にないと言うエリラスの言葉に疑問を抱きつつも取り敢えず素直に視線を動かし、気絶させられ扉の周りで散らかっている同クラスの生徒達を見る

「……あれ?なんであいつら妙にスッキリしたような顔してるんだ?」

「なに簡単な事じゃ、ここにおる奴らは世間一般的に神童、鬼才と呼ばれるような奴らじゃ、当然、人の素質を見抜く術にも長けておる、つまり…」

「俺の素質がエリラスに並ぶものか見抜かれたって事だな」

「そう言う事じゃ、と言いたいところじゃがのう、流石に見抜かれてはおらんと思うぞ?」

「あー、そう言えばその辺りの技能は才能より経験がものを言うもんな」

「そうじゃの」

まあ、それはともかく要するに自分には俺の素質を見抜けないって分かったから取り敢えずエリラスにこの中では一番相応しいって判断された訳だな。俺はそう納得して、戦闘馬鹿の方が解決していないのに気が付いた。とは言え、こっちが納得した理由はとても身に覚えがあるので別に気にしてないがな

「ん?そう言えば公国第三公子クルドリーベ・レクスナル獣人国第二皇女ビクトリア・ビストアってこの教室だよな」

「そうじゃが、それがどうしたのじゃ?」

「いや、気配が学園内にあるのになんでまだ教室にいないのか気になっただけだ」

「ふむ、確かにおかしいのう。何故来て無いのじゃ?」

「なあ、時空眼で見てみてくれないか?なんか嫌な予感がする」

そしてその嫌な予感は初日から的中する事になる

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