少年はそれでも戦い続ける
28.0少年と折れた鬼の牙
「第九部隊ですって!?」
「ん?どいうことだ?」
「ルキさん知らないですか?第九部隊と言えば国の英雄とまで呼ばれた部隊のことですよ」
「今から二年前、帝国が近隣諸国連合と戦争したときに、襲われていた街や村を守って回った部隊のことですよ」
「英雄だなんて言い過ぎじゃよ、実際には帝都では、命令違反といわれ、石を投げられたもんじゃよ」
「そんなこと無いわよ、あのとき他の部隊は、敵を倒すことばかり考えていたけど、あなたの部隊だけが国民を守り続けたのは事実よ」
その頃、国の兵士は敵の部隊を打ち取るごとに金一封などの褒美を貰っていた
その結果、敵の部隊は壊滅したが、その雑兵などが生まれ、近隣の街や村を襲った
わざわざ一千にもならないうえに危険をおかしてまで、自分と関係の無い人間を守るものは現れなかった
国もまだ戦争の事後処理のため忙しく、帝都から離れた街や村は敵国の雑兵に占領されていった
そんな中に現れたのが『鬼の第九部隊』だこの部隊は危険をかえりみずに、街や村を占領していた敵兵を撃破していった
助けた街や村からは感謝され英雄と呼ばれたが
帝国からは、そんな命令は下してないと、その部隊長は命令違反として捕まり、隊員も部隊長の独断だと証言し、処刑されたと噂がたった
俺は山に籠っていたためその事は知らなかった
遂帝国の部隊長と聞いただけで、サエルと同じかと勘違いしてしまった
「確かにワシは処刑される筈だった、命令違反はしたがワシはあの時の行動が間違っていたとは思っとらん」
「ワシは何度も幹部の方に、襲われている国民を守りに行かせてくれと、進言をしたが認められんかった、
ワシはどうしてもそれが許せなくて隊員に話したら、どこまでもついていくと言われ、そんな仲間に背中を押されたのもあり、自分の信念を通すために行動した
結果仲間に裏切られ、仲間だけが英雄と呼ばれ、ワシは反逆者の烙印を押された」
ミールは唇をかみながら悔しそうに語る
「恐らく帝国は力を持ちすぎたワシの存在が邪魔じゃったのだろう、いよいよ処刑される日になり覚悟を決めていたら、兵士数名がやって来てワシのことを逃がしてくれた」
「良かったじゃない、やっぱり貴方の行動に感謝している人もいたってことじゃなぁい?」
「良いもんか!」
ジックの言葉に反応して、大声を出したミールは膝をつき絶望した顔を見せた
「ワシの唯一の家族の息子に会うために急いで家に帰った、だがそこには息子はいなかった、幼い頃からワシを見て育った息子はワシと同じ兵士だった、部隊は別じゃったがな
その日息子は一人、でここらでは名の知れた盗賊団を壊滅させるという絶対不可能なミッションを行っていた
当然まだ未熟な一般兵士の息子が盗賊団を壊滅させることなど出来ずに、夕方ごろにアジトの門に首がぶら下がっていたそうじゃ
後で聞いた話じゃが、息子は一つの契約をしていたそうじゃ、ワシの命を助ける代わりに自分が死ぬと」
ミールは片手で顔を覆い声を殺して泣いた
「帝国はワシを殺すより生きる希望を奪った方がいいと考えたんじゃろ
ワシは今まで生きる希望もなく、辺境に移り住み生きてきた
じゃがワシはあの日お主の言葉に胸を打たれた
お主となら帝都相手でもダイジョブそうじゃな」
「違いないわね、帝国とわかれば無鉄砲に突っ込むし」
「止める方の気持ちにもなってください」
「兄貴はぱねぇすからね」
「お兄さんは最強なのです!」
「ルキ兄は最強!!」
「にーしゃん!」
ここにいる誰もが、ルキの生きざまを間近に見て、その生きざまに惚れた
ルキについていけば世界を変えられると信じて
「はぁ、壊すのは得意だが、守るのは苦手なんだがな」
「ふふ、ちゃんと守ってね私の王子様」
「えっ!クルミ今なんて!?」
「もういわなーい」
何もない広野の真ん中で賑やかな話し声が響いていた
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「ん?どいうことだ?」
「ルキさん知らないですか?第九部隊と言えば国の英雄とまで呼ばれた部隊のことですよ」
「今から二年前、帝国が近隣諸国連合と戦争したときに、襲われていた街や村を守って回った部隊のことですよ」
「英雄だなんて言い過ぎじゃよ、実際には帝都では、命令違反といわれ、石を投げられたもんじゃよ」
「そんなこと無いわよ、あのとき他の部隊は、敵を倒すことばかり考えていたけど、あなたの部隊だけが国民を守り続けたのは事実よ」
その頃、国の兵士は敵の部隊を打ち取るごとに金一封などの褒美を貰っていた
その結果、敵の部隊は壊滅したが、その雑兵などが生まれ、近隣の街や村を襲った
わざわざ一千にもならないうえに危険をおかしてまで、自分と関係の無い人間を守るものは現れなかった
国もまだ戦争の事後処理のため忙しく、帝都から離れた街や村は敵国の雑兵に占領されていった
そんな中に現れたのが『鬼の第九部隊』だこの部隊は危険をかえりみずに、街や村を占領していた敵兵を撃破していった
助けた街や村からは感謝され英雄と呼ばれたが
帝国からは、そんな命令は下してないと、その部隊長は命令違反として捕まり、隊員も部隊長の独断だと証言し、処刑されたと噂がたった
俺は山に籠っていたためその事は知らなかった
遂帝国の部隊長と聞いただけで、サエルと同じかと勘違いしてしまった
「確かにワシは処刑される筈だった、命令違反はしたがワシはあの時の行動が間違っていたとは思っとらん」
「ワシは何度も幹部の方に、襲われている国民を守りに行かせてくれと、進言をしたが認められんかった、
ワシはどうしてもそれが許せなくて隊員に話したら、どこまでもついていくと言われ、そんな仲間に背中を押されたのもあり、自分の信念を通すために行動した
結果仲間に裏切られ、仲間だけが英雄と呼ばれ、ワシは反逆者の烙印を押された」
ミールは唇をかみながら悔しそうに語る
「恐らく帝国は力を持ちすぎたワシの存在が邪魔じゃったのだろう、いよいよ処刑される日になり覚悟を決めていたら、兵士数名がやって来てワシのことを逃がしてくれた」
「良かったじゃない、やっぱり貴方の行動に感謝している人もいたってことじゃなぁい?」
「良いもんか!」
ジックの言葉に反応して、大声を出したミールは膝をつき絶望した顔を見せた
「ワシの唯一の家族の息子に会うために急いで家に帰った、だがそこには息子はいなかった、幼い頃からワシを見て育った息子はワシと同じ兵士だった、部隊は別じゃったがな
その日息子は一人、でここらでは名の知れた盗賊団を壊滅させるという絶対不可能なミッションを行っていた
当然まだ未熟な一般兵士の息子が盗賊団を壊滅させることなど出来ずに、夕方ごろにアジトの門に首がぶら下がっていたそうじゃ
後で聞いた話じゃが、息子は一つの契約をしていたそうじゃ、ワシの命を助ける代わりに自分が死ぬと」
ミールは片手で顔を覆い声を殺して泣いた
「帝国はワシを殺すより生きる希望を奪った方がいいと考えたんじゃろ
ワシは今まで生きる希望もなく、辺境に移り住み生きてきた
じゃがワシはあの日お主の言葉に胸を打たれた
お主となら帝都相手でもダイジョブそうじゃな」
「違いないわね、帝国とわかれば無鉄砲に突っ込むし」
「止める方の気持ちにもなってください」
「兄貴はぱねぇすからね」
「お兄さんは最強なのです!」
「ルキ兄は最強!!」
「にーしゃん!」
ここにいる誰もが、ルキの生きざまを間近に見て、その生きざまに惚れた
ルキについていけば世界を変えられると信じて
「はぁ、壊すのは得意だが、守るのは苦手なんだがな」
「ふふ、ちゃんと守ってね私の王子様」
「えっ!クルミ今なんて!?」
「もういわなーい」
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