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少年はそれでも戦い続ける

虹ウサギ

23.0少年と洞窟戦5

「くそ!くそ!一度ならずに二度までもー、許さねぇ許さねぇぞ」

「ちょっとぉーサエル部隊長怪我してるじゃないですか、大丈夫ですか?」

「こんなのかすり傷だ、あんのガキ許さねぇ、奥の手を使ってやる」

「ちょっとサエルさん!ダメですよ!まだ調整が…」

『魔人化』

 何だその魔法は、何だかとても嫌な予感がする
 サエルは”魔人化“と言う魔法を使うと体が黒い物体に覆われ出した
 何か異質な存在感を感じた

「ぐぉぅー!」

 サエルは雄叫びをあげるとまたしても姿が消した

「もうその技は見切った!」

 サエルの攻撃は一撃一撃が速くてとても強力だが、シャドーの力を使い大地に魔力の結界を薄く広範囲に広げれば、どこから攻撃を仕掛けてくるかわかる
 俺は意識を集中させた、微かに魔力の乱れを感じとり何の躊躇もなく左後ろへ影爪を使った斬撃を放った

 だがそこには何もなく俺の攻撃は空を切った
 確かにそこに魔力の乱れを感じたがそこにサエルの姿はなかった
 
「ぐぉー!」

 左後ろとは全くの別方向からノーガードだった横腹を殴られた

「ぐっ!」

 大地を揺るがすようなその攻撃に耐えきれず
 俺はまたしても飛ばされ側面の壁に体を叩きつけた

「ご主人様!」
「ルキさん!」

 二人の心配する声が耳に届くが体にうまく力が入らない
 身体能力強化の魔法は解け、影爪もろくに形を維持できない

「うひゃひゃ、殺す殺す殺す殺す」

 サエルの体を黒い鱗が覆っていた、まるで村で見た魔人のようなその容姿に恐怖を感じた
 いよいよダメかと思ったが、急にサエルの体が震えだし、サエルの体を覆っていた鱗がボロボロこぼれ落ち出した

「うがぁ?あぁんだぁこれぇ?」

「はぁ、言わんこっちゃない、調整がまだだと言ったでしょうが」

 ミカゲは白衣のポケットから注射器をとりだしサエルに打ち込んだ
 するとサエルは次第に静かになり眠り出した

「今回はここら辺でおいとまさせてもらいますね」

 ミカゲは手を叩くと奥から数人の兵士が出てきてサエルを担ぎ上げ奥へと消えていった

「うっ、逃がすかぁ」

 ここでコイツらを逃がしてしまったら次の犠牲者が出る
 なんとしてでもここで仕留めなくてはならない
 激痛で動かない体を必死に動かした

「いい!いいですねその目、とても興味が湧きますね。…ですが今日はもう終わりです…」

 ミカゲの笑顔が一瞬で消えた、その表情はとても深い闇を感じた

「また会いましょうね」

 ミカゲは鼻唄を歌いながら奥へと歩いて行く
 
「までぇ、、」

「あぁ、そうそうお土産楽しんでくださいね」

 お土産?どういうことだ

「ルキさん!大変です子供たちが」

 クルミの方を向き子供たちを見てみると、胸を押さえて苦しんでいたり、嘔吐している子供もいる
 何がどうなってる?子供たちは一体何をされたんだ
 ミカゲは何を子供たちにしたんだ?アイツが言ったことを思い出せ
 村での出来事、魔人遺伝子、サエルの魔人化…
 まさか、魔素を大量に吸わされて魔素病にかかったんじゃないか?
 何てやつらだ人工的に魔人を作ろうだなんて
 あいつらを追いたいが今は子供の命がさきだ
 
「クルミ…苦し…んでるヤツを…こっちに連れてこ…い」

「ルキさんそんな怪我で無理しないでください」

「俺は…大丈…夫だから、だか…ら」

「わかりました」

 クルミが子供を俺の側まで連れてくる、俺は全神経を使いがむしゃらに子供たちに溜まった魔素を抜き続けた
 最後の一人を抜き終わると同時に俺の体力は尽きた

 
 




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遂に洞窟編完結でございます!結構疲れました、洞窟編を書いてる時にフォローがいっぱい増えていてびっくりしました、これからも頑張りますのでどうか皆さん飽きないで下さいね(笑)



特別企画!主人公ルキとの特別エピソードを作ります!読んでみたいとキャラをコメントで書き込んでくれたら嬉しいです!

1.クルミ
2.ジック
3.ノラスケ【決定】
4.シャドー

多くの人の参加まってます

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