少年はそれでも戦い続ける
10.0少年は目を覚ます
少年が樽の隙間から両親が帝国に殺されるのを見ていた、何度も見た夢だ強い敵に負けるたびに見る
友人を殺される夢、恋人を殺される夢、家族を殺される夢、幾度と続く悪夢
そろそろ目を覚まさなくては
目を開けるとそこは見知らぬ天井だった
俺は確か黒い魔人に負けて、そうだあれからどうなった?
確かジックとか言うマッチョに担がれて逃げて来たはずだ
ボヤける目を擦りながら、ここがどこかを確かめる。
木造三階建ての、二階にいるようだな、ここは、、宿か?部屋は一人部屋、ベットが一つに、机が一つ椅子が一脚あるだけの簡素な部屋だ
ゆっくりとドアが開きクルミが入ってきた
「よかった目が覚めたんですね」
「あぁ、ここはどこだ」
「ここは隣町の”ユトラ“にあるキザって名前の宿です」
「隣町だと?」
いつの間に隣町までやって来たんだ、いったい俺はどのくらい寝てたんだ
「三日です」
えっ、俺声に出してたか、私は貴方の考えてることなんてわかるんですよ、みたいな顔でこっちをクルミがニヤニヤしながら見てくる、なんかシャドーみたいに腹立つな、
そうだ!そういえばシャドーはどこ行った
「ここでございます、ご主人様」
シャドーが布団の中から出てきた、さっきから重いと思ったらこんなとこに居やがった
シャドーの傷はまだ治ってないようで羽が片方しかない、もう片方の方を見てみると霧みたいなものに覆われている
「その霧はなんだ?」
「これはある回復系スキルを使った副作用みたいなものでございます」
「なるほどそのスキルを使って俺を治したのか」
「いえ違います」
「じゃあ俺の傷はどうやって治した?」
「「それは~」」
二人して目をそらす、そらすと言うよりものすごい泳いでいる、なんだか嫌な予感がする
なんだか下の方が騒がしくなりだした
「ルっちゃーーん」
気色悪い呼び名を呼びながら、何かがというかジックがドタドタと階段をかけ上がってくる
クルミとシャドーは息の合ったコンビネーションでクルミがドアを開けシャドーがクルミの肩を掴み引っ張りながら部屋から出ていった
なんだその熟練された動き、俺も連れてってくれ
そんな願いも虚しく、シャドーは申し訳なさそうにクルミは少し哀れむ顔で部屋から出たと同時にジックが入ってきた
「ルっちゃん、目が覚めたのね、ぐすっよかぁったわ」
泣きながらそのマッチョは両腕を広げ俺の元へ飛び込んできた、そのまま腕を俺の背中まで回し力の限りハグをしてきた
ギューー バキッ ボキッ
おいなんかが折れた音がしたぞ!ウグッ、く、くるしー、なんて力だ全く振りほどけん、
なおもジックはハグを続ける
し、死ぬ~
「ごめんなさいね」
ジックが俺に回復魔法を使いながら謝ってきた
「ごめんですむか、こっちは死にかけたんだ」
「あはは」
「笑ってんじゃねクルミ!」
俺があまりの苦しさに白目を向いてると、さすがのジックも気付きすぐに手当てをしてくれた、というのもジックは回復魔法の使い手だった、しかもわりと上位の
俺の手当てもすんだ所でなぜここにいるのかを聞いた
「何でユトラに今いる村はどうなった、それとソウマはどうした?」
「私が話すわ」
クルミが言うには、ジックは俺とクルミを担ぎ見事黒い魔人から逃げ切ったらしい、黒い魔人も深追いはしてこなかったとか、逃げるときクルミは黒い魔人の後ろにソウマに似た少年がいたのが見えたらしい、どうやら黒い魔人はこの村以外にも同時に七つの村で出たらしい、
もちろん魔人も出たようだが、村にいた冒険者たちが協力して倒したりしたそうだ
しかし冒険者たちがいない村やいたが逆に返り討ちにあってしまった村もあったようで、七つの内三つの村がその日無くなった
残った魔人はあとから来た町の騎士団によって討伐されたらしい、そして奴等の目的だがどうやら子供をさらうのが、目的だったようだ。
村の半数近い子供たちが、連れ去られたそうだ
そしてジックたちは村に戻ったが魔人が現れた原因はソウマのかかっていた病気のせいだと村人は騒ぎだした
魔人になる原因は魔素を多量に吸うことなのに、それを知らない村人はクルミたちのせいだと村を追い出したそうだ
仕方なく今は隣町のユトラで俺が目覚めるのを待っていたそうだ
「なるほどわかった、それでこれからどうする」
「私はソウマを助けたいでも、私だけでは無理ルキお願い手伝って」
「何で俺が、俺はやることがある」
「お願い」
ジーー
くそシャドーそんな目で見るな
ジーー
おっさんそれは逆効果だ
ジーーーー
「あぁもーわかったやればいいんだろ」
「ほんと!?やったーありがとう!」
「はぁ、それでジックはどうする?」
「もちっ私もいくわ」
そんな軽いノリで決めるなよ全くまあこいつはまあまあ役にたつし、利用できるだけ利用してやろうフフフ
「ご主人様悪い顔してます」
「まあいい早速いくぞ」
善は急げだ、傷はジックのお陰で治ってるしすぐにでも出発するぞ
「ちょっと待ちなさいよ」
「なんだよ、」
「あなたまさか無策で行くつもり黒い魔人一人でも倒せなかったのに」
「くっ、ならどうすればいい?」
「まずはレベル上げにいきましょ!」
「レベル上げ?」
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友人を殺される夢、恋人を殺される夢、家族を殺される夢、幾度と続く悪夢
そろそろ目を覚まさなくては
目を開けるとそこは見知らぬ天井だった
俺は確か黒い魔人に負けて、そうだあれからどうなった?
確かジックとか言うマッチョに担がれて逃げて来たはずだ
ボヤける目を擦りながら、ここがどこかを確かめる。
木造三階建ての、二階にいるようだな、ここは、、宿か?部屋は一人部屋、ベットが一つに、机が一つ椅子が一脚あるだけの簡素な部屋だ
ゆっくりとドアが開きクルミが入ってきた
「よかった目が覚めたんですね」
「あぁ、ここはどこだ」
「ここは隣町の”ユトラ“にあるキザって名前の宿です」
「隣町だと?」
いつの間に隣町までやって来たんだ、いったい俺はどのくらい寝てたんだ
「三日です」
えっ、俺声に出してたか、私は貴方の考えてることなんてわかるんですよ、みたいな顔でこっちをクルミがニヤニヤしながら見てくる、なんかシャドーみたいに腹立つな、
そうだ!そういえばシャドーはどこ行った
「ここでございます、ご主人様」
シャドーが布団の中から出てきた、さっきから重いと思ったらこんなとこに居やがった
シャドーの傷はまだ治ってないようで羽が片方しかない、もう片方の方を見てみると霧みたいなものに覆われている
「その霧はなんだ?」
「これはある回復系スキルを使った副作用みたいなものでございます」
「なるほどそのスキルを使って俺を治したのか」
「いえ違います」
「じゃあ俺の傷はどうやって治した?」
「「それは~」」
二人して目をそらす、そらすと言うよりものすごい泳いでいる、なんだか嫌な予感がする
なんだか下の方が騒がしくなりだした
「ルっちゃーーん」
気色悪い呼び名を呼びながら、何かがというかジックがドタドタと階段をかけ上がってくる
クルミとシャドーは息の合ったコンビネーションでクルミがドアを開けシャドーがクルミの肩を掴み引っ張りながら部屋から出ていった
なんだその熟練された動き、俺も連れてってくれ
そんな願いも虚しく、シャドーは申し訳なさそうにクルミは少し哀れむ顔で部屋から出たと同時にジックが入ってきた
「ルっちゃん、目が覚めたのね、ぐすっよかぁったわ」
泣きながらそのマッチョは両腕を広げ俺の元へ飛び込んできた、そのまま腕を俺の背中まで回し力の限りハグをしてきた
ギューー バキッ ボキッ
おいなんかが折れた音がしたぞ!ウグッ、く、くるしー、なんて力だ全く振りほどけん、
なおもジックはハグを続ける
し、死ぬ~
「ごめんなさいね」
ジックが俺に回復魔法を使いながら謝ってきた
「ごめんですむか、こっちは死にかけたんだ」
「あはは」
「笑ってんじゃねクルミ!」
俺があまりの苦しさに白目を向いてると、さすがのジックも気付きすぐに手当てをしてくれた、というのもジックは回復魔法の使い手だった、しかもわりと上位の
俺の手当てもすんだ所でなぜここにいるのかを聞いた
「何でユトラに今いる村はどうなった、それとソウマはどうした?」
「私が話すわ」
クルミが言うには、ジックは俺とクルミを担ぎ見事黒い魔人から逃げ切ったらしい、黒い魔人も深追いはしてこなかったとか、逃げるときクルミは黒い魔人の後ろにソウマに似た少年がいたのが見えたらしい、どうやら黒い魔人はこの村以外にも同時に七つの村で出たらしい、
もちろん魔人も出たようだが、村にいた冒険者たちが協力して倒したりしたそうだ
しかし冒険者たちがいない村やいたが逆に返り討ちにあってしまった村もあったようで、七つの内三つの村がその日無くなった
残った魔人はあとから来た町の騎士団によって討伐されたらしい、そして奴等の目的だがどうやら子供をさらうのが、目的だったようだ。
村の半数近い子供たちが、連れ去られたそうだ
そしてジックたちは村に戻ったが魔人が現れた原因はソウマのかかっていた病気のせいだと村人は騒ぎだした
魔人になる原因は魔素を多量に吸うことなのに、それを知らない村人はクルミたちのせいだと村を追い出したそうだ
仕方なく今は隣町のユトラで俺が目覚めるのを待っていたそうだ
「なるほどわかった、それでこれからどうする」
「私はソウマを助けたいでも、私だけでは無理ルキお願い手伝って」
「何で俺が、俺はやることがある」
「お願い」
ジーー
くそシャドーそんな目で見るな
ジーー
おっさんそれは逆効果だ
ジーーーー
「あぁもーわかったやればいいんだろ」
「ほんと!?やったーありがとう!」
「はぁ、それでジックはどうする?」
「もちっ私もいくわ」
そんな軽いノリで決めるなよ全くまあこいつはまあまあ役にたつし、利用できるだけ利用してやろうフフフ
「ご主人様悪い顔してます」
「まあいい早速いくぞ」
善は急げだ、傷はジックのお陰で治ってるしすぐにでも出発するぞ
「ちょっと待ちなさいよ」
「なんだよ、」
「あなたまさか無策で行くつもり黒い魔人一人でも倒せなかったのに」
「くっ、ならどうすればいい?」
「まずはレベル上げにいきましょ!」
「レベル上げ?」
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