死神と呼ばれた殺し屋は異世界に
第11話 服装と模擬戦
「ん、ふぁ~~~。」
「おはようございます、夜神 佑 様。」
「佑でいいよ。おはよう、ヴェールさん。」
だめだ、まだ眠い。起きる時間は体内時計でもう大体決まった時間に起きれるんだけど、やっぱり昨日のせいかな。
「そういえば佑様、やっと服が完成したのでクローゼットにしまっておきました。」
そういや、王女がそんなこと言っていたな。クローゼットを開けるとたくさんの服がハンガーにかけてあった。
「サイズは合ってますので、自分の好きな服を着てください。」
好きな服か、眺めて見ると一着の服に目をつけた。
取り出すと黒色のコートだ。黒……影に紛れやすい色だからよく着ていたな。気に入った。これを着よう。
「様になってますね。」
「ありがとうございます。」
お礼を言い、朝御飯を食べに食堂へ行く。
◆◇◆
「だ~れだ!」
「異世界でもそれやるのかよ恵。」
振りかえると、赤い民族衣装のような服装の恵がいた。
「別にいいじゃん。あ、ハンバーグ貰おうか?」
「あげねぇよ!あげるわけねぇだろ。」
今日の朝御飯はロールパンにコンソメスープにハンバーグなど、王族とあって美味しい食事だ。
そして俺の好きな料理はハンバーグ、そんな料理を渡すわけないだろう。
「えーっ!そういえばそのコート似合ってますね~。」
「いくら褒めてもあげねぇぞ、あと全然気持ち込もってないからな。」
「どうしてもくれないの?」
「いい加減にしろ恵、佑が困ってる。」
「翔太か。」
翔太は緑色の着物を着ていた。職業の侍にぴったりだ。
「というか、この世界に着物ってあったんだな。」
「ああ、どうやら江戸時代の日本に近い国がここから東にあるらしい。」
「へぇ~行ってみたいな。」
「この世界でも米が食べられるのか!?」
城のご飯も美味しいがずっと洋食だとさすがに飽きそうだ。それに米が食べられないのは日本人としてはちょっと辛い。
「皆おはよう。」
「「おはよう雪華。」」
「雪華ちゃんおはよう~。」
雪華は白色の服に青色のローブと清楚な格好をしていた。
「そういえば、佑君、昨日はどこにいたの?」
「あ、そういえば。昨日、騎士団長さんにつれてかれてたよね。」
「ああ、練習とあと昨日の勝負とか世間話とか色々。」
「そうか、まぁ昨日は大変だったな。佑。」
「ああ、そうだな。」
そうして、朝御飯の時間は過ぎていった。
◆◇◆
「さて、本日の訓練だが、今日は1対1の模擬戦を行う。ルールはどちらかが戦闘不能、これ以上は危険と判断されたら敗けで終了。また、フィールドから出ても敗けで終了。武器は訓練用の武器だ。」
「対戦相手はどう決めるのですか?」
「これから全員に1枚ずつカードを配る。カードの模様が同じ者同士、対決だ。」
俺に配られたカードは月のマークだ。さて、相手は誰だろ。
「おーい、月のマークの人居るか?」
「俺だ。」
声のする方を見ると、須賀原が立っていた。
敵意の込もった目で俺を見る。すぐにでも食いかかるような蛇の目をしていた。
「本気でやるからな。」
「お手柔らかに頼みます!」
いや、ステータスで勝っているが気合いで負けそうだ。なんか今にも殺しかねない目をしているんだが。
「じゃあ最初は丸のマークから。」
「私です。」
「私も。」
最初は雪華と、丸川 百合さんか。
丸川さんは丸眼鏡をかけた優等生。いつも関わりづらいオーラを出していたな。まぁ雪華とは真逆のタイプだ。確か、呪術師だっけか。
「では開始!」
「我が魔力の根源の水よ………」
「人の欲から産まれし呪いよ………」
二人とも詠唱を始めた。魔術師だったり魔力を使う職業の人は魔力の感覚を掴むことが得意らしい。この二人はもう魔力の感覚を掴んだのか。
「一点に集まり、敵を流せ!ウォーターボール」
「その欲は心を惑わす!パープレシングウェイブ」
雪華の杖からは水の球体が勢いよく発射され、
丸川さんの杖からは紫色の光が飛んでいった。
二人ともまともにくらう。雪華はいきなり倒れこみ、
丸川さんは杖を地面に差し踏ん張る。
「何?これ。」
「平衡感覚を惑わせる呪いよ。その間に魔法を当てる。我が魔力の根源の火よ………」
「くっ、我が魔力の根源の水よ………」
「………ファイアーボール!」
「…………スプラッシュウォーター!」
先にファイアーボールが発射されたが、スプラッシュウォーターに消火され丸川さんを飲み込んだ。彼女の姿が見えたときには彼女は気絶していた。
「勝者!天川 雪華!」
「おはようございます、夜神 佑 様。」
「佑でいいよ。おはよう、ヴェールさん。」
だめだ、まだ眠い。起きる時間は体内時計でもう大体決まった時間に起きれるんだけど、やっぱり昨日のせいかな。
「そういえば佑様、やっと服が完成したのでクローゼットにしまっておきました。」
そういや、王女がそんなこと言っていたな。クローゼットを開けるとたくさんの服がハンガーにかけてあった。
「サイズは合ってますので、自分の好きな服を着てください。」
好きな服か、眺めて見ると一着の服に目をつけた。
取り出すと黒色のコートだ。黒……影に紛れやすい色だからよく着ていたな。気に入った。これを着よう。
「様になってますね。」
「ありがとうございます。」
お礼を言い、朝御飯を食べに食堂へ行く。
◆◇◆
「だ~れだ!」
「異世界でもそれやるのかよ恵。」
振りかえると、赤い民族衣装のような服装の恵がいた。
「別にいいじゃん。あ、ハンバーグ貰おうか?」
「あげねぇよ!あげるわけねぇだろ。」
今日の朝御飯はロールパンにコンソメスープにハンバーグなど、王族とあって美味しい食事だ。
そして俺の好きな料理はハンバーグ、そんな料理を渡すわけないだろう。
「えーっ!そういえばそのコート似合ってますね~。」
「いくら褒めてもあげねぇぞ、あと全然気持ち込もってないからな。」
「どうしてもくれないの?」
「いい加減にしろ恵、佑が困ってる。」
「翔太か。」
翔太は緑色の着物を着ていた。職業の侍にぴったりだ。
「というか、この世界に着物ってあったんだな。」
「ああ、どうやら江戸時代の日本に近い国がここから東にあるらしい。」
「へぇ~行ってみたいな。」
「この世界でも米が食べられるのか!?」
城のご飯も美味しいがずっと洋食だとさすがに飽きそうだ。それに米が食べられないのは日本人としてはちょっと辛い。
「皆おはよう。」
「「おはよう雪華。」」
「雪華ちゃんおはよう~。」
雪華は白色の服に青色のローブと清楚な格好をしていた。
「そういえば、佑君、昨日はどこにいたの?」
「あ、そういえば。昨日、騎士団長さんにつれてかれてたよね。」
「ああ、練習とあと昨日の勝負とか世間話とか色々。」
「そうか、まぁ昨日は大変だったな。佑。」
「ああ、そうだな。」
そうして、朝御飯の時間は過ぎていった。
◆◇◆
「さて、本日の訓練だが、今日は1対1の模擬戦を行う。ルールはどちらかが戦闘不能、これ以上は危険と判断されたら敗けで終了。また、フィールドから出ても敗けで終了。武器は訓練用の武器だ。」
「対戦相手はどう決めるのですか?」
「これから全員に1枚ずつカードを配る。カードの模様が同じ者同士、対決だ。」
俺に配られたカードは月のマークだ。さて、相手は誰だろ。
「おーい、月のマークの人居るか?」
「俺だ。」
声のする方を見ると、須賀原が立っていた。
敵意の込もった目で俺を見る。すぐにでも食いかかるような蛇の目をしていた。
「本気でやるからな。」
「お手柔らかに頼みます!」
いや、ステータスで勝っているが気合いで負けそうだ。なんか今にも殺しかねない目をしているんだが。
「じゃあ最初は丸のマークから。」
「私です。」
「私も。」
最初は雪華と、丸川 百合さんか。
丸川さんは丸眼鏡をかけた優等生。いつも関わりづらいオーラを出していたな。まぁ雪華とは真逆のタイプだ。確か、呪術師だっけか。
「では開始!」
「我が魔力の根源の水よ………」
「人の欲から産まれし呪いよ………」
二人とも詠唱を始めた。魔術師だったり魔力を使う職業の人は魔力の感覚を掴むことが得意らしい。この二人はもう魔力の感覚を掴んだのか。
「一点に集まり、敵を流せ!ウォーターボール」
「その欲は心を惑わす!パープレシングウェイブ」
雪華の杖からは水の球体が勢いよく発射され、
丸川さんの杖からは紫色の光が飛んでいった。
二人ともまともにくらう。雪華はいきなり倒れこみ、
丸川さんは杖を地面に差し踏ん張る。
「何?これ。」
「平衡感覚を惑わせる呪いよ。その間に魔法を当てる。我が魔力の根源の火よ………」
「くっ、我が魔力の根源の水よ………」
「………ファイアーボール!」
「…………スプラッシュウォーター!」
先にファイアーボールが発射されたが、スプラッシュウォーターに消火され丸川さんを飲み込んだ。彼女の姿が見えたときには彼女は気絶していた。
「勝者!天川 雪華!」
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