極限まで進化した頂点者の異世界生活

紫銀

二十一話スペル

「消滅の使徒には【子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥】がいて、創造の使徒は【牡羊・牡牛・双子・蟹・獅子・乙女・天秤・蠍・射手・山羊・水瓶・魚】だ」
えっと、十二支と十二星座?だよな?
てことは、消滅の使徒は十二人、創造の使徒は双子がいるから十三人ってことか?
「そして、海斗君は消滅の使徒の【勾玉】、そして、もう一つの世界には創造の使徒の【勾玉】がいる。それが伝説・・・いや、現実だろう」
「で、俺はどうすればいいんだ?」
「何もしなくてもいい、と言いたいけどまだ力の使い方がなってないし、スペルも全然使えていないから訓練をしてもらいます」
ナウロスさんが言ったことの理解はほとんど出来たが、スペルは始めて聞いたことだ。
「あのさ、スペルって何なんだ?」
「「・・・それ本気でいってんの?」」
「そうだけど?なに?」
「まぁ、確かに予備動作ばっかりしてたけど・・・本当にスペルをしらないとはな・・・」
なんでそんなに呆れた感じなの?ホロス?
俺、なんかおかしな事言ったか?
スペルは能力の一部を解放して放つわざのことだ、そして、主が使っていた消滅・精製は術を発動するための予備動作のような物だ、分かったか?」
「能力の力を使って発動する術って事か?」
「あぁ、そうだ」
そう言うことか、俺はスペルを使わずにしてたから異常に体力が無くなったのか。
「まぁいい、スペルなら俺が教えよう」
「えっ、ホロススペル使えるの?」
意外だ、いやそうでもないのか?元は能力な訳だし使えるのは普通か。
「まぁな、だが依代よりしろがないから教えられることは少ないがそのうち造れるようになったら造ってくれ、それなら大丈夫だ」
「分かった、じゃあホロスよろしく」
「あぁ分かった」
・・・なんか慣れてきたなホロス達と喋るの。
結果的には球体が喋るって言うシュールな光景だからそんなに違和感無かったのか?
いや、俺がおかしいのか。
「なら私は疲れたら快復リフレッシュでも使って永遠にスペルが使えるようになるまでしようかしら」
・・・レトって、もしかして鬼かもしれない・・・
「では、それで行きましょうか、一時はスペルの訓練をすると言うことで、架菜さん達が起きたら報告に来ますので心配はしなくて大丈夫です」
「・・・はい・・・分かりました」
「よし、じゃあさっそく訓練にかかろうか」
「分かった、何か持って来た方がいいものある?」
魔粒子銃マナガンは持って来い、狙撃の訓練も一緒にやろう」
「了解」
魔粒子銃マナガンを腰に掛け、ナウロスさん訓練所に案内してもらい、訓練を始めた。



今回は、使徒・・・重要人物の紹介でした。
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