極限まで進化した頂点者の異世界生活

紫銀

十一話魔族、獣人

部屋には、広夜さんと優美さん、俺と架菜、紗奈達義兄弟達の三部屋に別れた。
部屋は思ったより大きく、二人部屋として、十分機能する。
「架菜は奥のベットでいいか?」
「うん」
架菜と部屋の配分を決め、点滅していたステータスを確認する。
「あれ?こんなのあったか?」
固有能力とは別に習得能力があった。
習得能力・解読者ヨミトクモノ
解読者ヨミトクモノレベル1・全言語の理解・解読レベルにより、出来るようになる。
「架菜見てくれ、なんか習得能力を手に入れたんだけど」
「えっ、海斗も?私もだけど」
「本当か?」
架菜のステータスを見ると、俺と同じ解読者ヨミトクモノを習得していた。
なんでだ?看板が読めなかったからか?
それにしても習得能力を得るには早すぎる。
俺達の体はおかしいのか?
「まぁいいか、架菜街を見ににいこうもっと情報が欲しい」
「分かった、行こうか」
部屋を出て、二人で街を見に行く。
凄い賑わいだな・・・
解読者ヨミトクモノのお陰か、店の名前も読める。
日用品を買おうと思っていだが、銀貨では支払いが出来なかった。
なんでも、高くて大銅貨一枚、ほとんどの物は銅貨一枚を渡すと、お釣が来る位だ。
今までで分かったことだが、銀貨の下に大銅貨、大銅貨の下に銅貨、銅貨の下に鉄貨があって。
銀貨は大銅貨十枚で一枚、大銅貨は銅貨十枚で一枚、銅貨は鉄貨十枚で一枚だ。
ここらでは、大半は鉄貨で買い物ができ、街の中心に近づくにつれて代金が高くなるそうだ。
「こんなものか?」
「そうだね」
子供用の服を大量に買い、他にも使えそうな物を大量に買った。
いくつか無駄な物も買ってしまったが・・・
ん?なんだ?中央通りが騒がしいな。
「行ってみよう海斗」
「あぁ」
中央通りには、人だかりができており、騒ぎの元凶が見えない。
あれ?またステータスが点滅してる。
ステータスを見ると、習得能力に肉体強化カンセレインレベル5と表示されていた。
やってみるか、肉体強化カンセレイン・発動。
「ちょっと見てくるわ」
「分かった」
えっと、飛躍ハイジャンプ
肉体強化カンセレインにより強化された体でジャンプをすると、軽く家の屋根を越える。
そして、騒ぎの元凶を見る。
えっ、女の子?
騒ぎの元凶は俺と同じ位の女の子が一人と義妹と同じ位の女の子が三人周りから罵声を、受けていた。
クソッ、ここからじゃよく見えない。
ピロン!
なんだ?ステータスから音が聞こえたか?
ステータスを見ると、ステータスの上に習得能力・詮索サーチと表示されている。
ステータスの表示が安定してる。今まで聞こえなかったのは安定してなかったからか。
詮索サーチ発動。
詮索サーチを発動すると、周りの人間が誰かが分かるようになる。
そして、女の子達は・・・魔族、獣人・・・だった。


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