異世界ライフは最高である

黒井 月猫

《第七話》王都への出発

《第七話》王都への出発

「ユリ、王都に行くときの
荷物、用意しといてくれ、用意してくれたら
「アイテムボックス」に入れとくから」

「分かった。明日までに用意しとく。」

「じゃあレオ達を誘っとくわ」

『影魔法・発動』

『影魔法・翼』

影魔法で自分に翼を生やして
飛びながらレオを探す。

「いた!」

「レオ、王都に一緒に行かないか?
お前の天才的な特技が必要だ。」

「いや俺も自分の仕事あるんやけど?」

「そこをなんとか頼む!」

「まあ友達との冒険ってのも面白そうやな
分かった。一緒にいってやるで!」

案外、レオは乗り気だった。
まあ、王都には色々な素材があるから
楽しみなのだろうな

「じゃあ次はアリスを呼びに行くかな」

アリスは僕の友達で
小さくて可愛い女の子だ。
何故か僕の事をお兄ちゃんと呼んでくる。

「アリスは森の方だな」

「見つけた。アリス~」

「どうしたの~お兄ちゃん」

「王都に一緒に行かないか?」

「いいよ~結婚してくれるならね」

「分かった。結婚しよう」

「やった~」

「じゃあ明日までに
王都に行く準備しといてくれ」

アリスを誘った理由は
こんなに小さいのに
この村で一番の魔術師だからだ。
アリスは小さい頃から魔法が
好きで本をよく読んでいる

まあそんなことより
僕も準備をしないといけないな。

(『スキル=ナビゲーター』)

(王都には何を持っていけばいいかな?)

(「お金、武器、
ギルドカード、等でいいと思います。」)

(ナビゲーターあだ名を
着けてもいいかな?ちょっと呼びにくいから)

(「はい、お願いします。」)

(うーんじゃあラビでどうかな?理由は
この世界は迷宮みたいでしょ?だから英語で
ラビリンスそこからラビって意味なんだけど)

(「スキル・ナビゲーター進化、叡知の神」)

(うおっどうしたの?進化って何?)

(「進化した事により自我を手に入れました。」)

(自我?ああ、人と
同じ感情とかを手に入れたってこと?)

(「まあ大体そんな感じです。」)

(まあいいやラビこのスキルって
オンにしたままでも魔力は減らない?)

(「はい減りません。オンにしていると
マスターが疑問に思ったことを私がすぐに答えます。」)

(便利だね。じゃあオンにしといて
僕は王都に行く準備をするから。あ、あと僕の事は
シャドーって呼んでいいからね?)

(「承知しました。」)

「よし!これで準備は終わりだな。」

「ユリを迎えに行くかな」

その時、僕は気付いた。
時空魔法で足の所だけ時間を止めれば
飛べるんじゃないかと
こう言う時は実戦が一番だ。

『時空魔法』

足の所だけ時間を
止めれば良いかな?

「おっ!おっ!飛べたー!
これかなり使えるな。」

ユリの家まで行かなきゃな
これかなり速いな。

でもこれって時空魔法何だよな?
時間を止められるなら
時間を越えられるんじゃないか?

まあまた今度、試してみるか。

そんな事を考えているうちに
もうユリの家についた。

「ユリー!迎えに来たぞー!」

僕が大きい声でユリを呼ぶと
ユリの家からは、若いお姉さんが出てきた。

「あら~シャドウ君、じゃない」

「お義母さん、お久し振りです。」

このキレイなお姉さんは
ユリのお母さんだ。
年齢不詳。外見からして
20歳位なのだ。

「今日はどうしたの?」

「御宅の娘さんを僕にください!」

そう言った時、お義母さんは、
緩みきった、顔になっていた。

「青春ねぇ~もちろん良いわよ!
と言うか貰ってもらえて良かったわ~」

お義母さんがくねくねしていると。
ユリが急いで2階から降りてきた。

「お母さん!シャー君と近すぎる!」

ユリの言う通りお義母さんと僕の距離は
凄く近かった。

「そうかしら~じゃあこうしちゃおっ!」

お義母さんはそう言うと
僕に抱き付いてきた。

「お、お義母さん!そう言う事は
だ、ダメです」

30分後

「はあ、はあ、疲れた。」

「ごめんね。シャー君、
ほら、お義母さんも謝って!」

「ごめんなさいね~シャドー君。」

「シャー君、もうあの話はしたよ。」

「分かった。じゃあお母さん、
何年かユリを、借りて行きます。」

僕は自分でも変な事を言っているのは
分かってるんだがちょっとユーモアを
入れてみた。

「そうね~良いわよ!!でも
ユリちゃんを幸せにしてあげてね。」

「じゃあ行くぞ!」

「うん!!」

飛び始めながら僕は
アリスの家かレオの家か
どっちに先に行くか迷っていると、

「おーい、シャドーこっちやでー!」

「お兄ちゃ~んこっちこっちー」

レオとアリスがこちらに手を振っている。
二人が固まってくれていて助かった。

「二人とも遅れた。あ、あと
アリスとも結婚をすることになったから
レオ、指輪を頼む。」

「まあ、当然の
結果的な感じがするんやけど」

「私も予想は出来てた。」

二人がジト目でこちらを見てきた。

「そ、そんな事よりアリスもう
お兄ちゃんって呼ぶの止めないか?
よし、影君って呼んでくれ」

「影君?分かった!
これからは影君って呼ぶね」

よし、じゃあ行くかな

「アリス、レオ、荷物を貸してくれ。」

「はいよ」

「お願いしまーす。」

「アイテムボックスオープン」

そして二人の荷物をしまうと

「アイテムボックスクローズ」



「時空魔法で試してみたい
飛び魔法があるから三人とも手を繋いでくれ」

「良いけど。飛び魔法ってなに?」

「適当に付けただけだから」

「それ試した事、無いんやろ?大丈夫何か?」

「多分な。まあ取り敢えず飛ぶぞ。」

『時空魔法・空間移動・王都』

終わり

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続きは八話で!

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