異世界ライフは最高である

黒井 月猫

《第三話》修行の成果

どうぞ!
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《第三話》修行の成果

兄さんがギルドに僕を
連れていってくれた。

「リール君、久し振りですね。
私の事を迎えに来てくれたんですか?」

僕が静かに見ていると
リール兄さんが

「レイ、俺はお前と
結婚する気はないぞ?」

このキレイな女の人は
レイと言ってリール兄さんの
幼なじみでリール兄さんの事が
大好きなのだ。

「兄さん、レイさん、茶番は
そこまでにしてくれないかな?」

「シャドウ君、茶番何て言葉
どこで覚えたの?」

「流石、俺の弟だ。そうだな。
茶番はここまでだ。
レイ、アステル火山討伐のミッションが
あったよな。シャドウが大体、
倒して来たらしいから、報酬を
貰っても良いかな?」

「嘘でしょ!?あそこはBランクの
魔物が多く出る場所だよ!?
あそこにシャドウ君一人で行ったの!?」

「勿論ですよ。レイさん
あんなクエスト簡単すぎますよ。
ほとんどの敵を一瞬で倒しましたから。
攻略は一時間位でした」

「…………冗談だよね?
あそこはBランクの冒険者でも
最低でも三日はかかるんだよ?」

「まあそんな事はどうでも良いから
報酬を頼む。俺達は門限があるんだよ」

「兄さん、言い方!!」

「すまん、すまん」

「分かってるよ。リール君、報酬は
金貨五枚と『影の老剣』だよ。
どうぞシャドウ君。」

この世界のお金は上から
金貨、銀貨、銅貨、とあり
銅貨が十枚で銀貨になって
銀貨が百枚で金貨になる。
因みに日本円で言うと
銅貨が千円で
銀貨が一万円
金貨が百万円
僕はこの瞬間五百万を
手に入れたことになるのだ。


「ありがとうございます。因みに
『影の老剣』の能力を教えて貰っても良いですか?」

「いいよ。『影の老剣』は影魔法を
使う物だけが使える剣だよ。
シャドウ君しか使えないから
この報酬はおまけなんだけどね。

能力は影魔法を発動して
剣に、影を結びつけて
相手に切りつけると相手は普通より
早く時間がたってシャドウ君が、
魔法を解除するまで時間が加速していって
老いて死んでしまう。恐ろしい武器だよ。

だから扱いには気を付けてね?」

(この剣にそんな能力があったのか
よしこの剣の扱いには気を付けなきゃな)

「分かりました。気を付けます。」

「じゃあ帰るか。行くぞシャドウ。」

「そうだね。行こう兄さん
それではレイさんありがとうございました」

「じゃあねー二人とも」

そして僕と兄さんはそれぞれに
『身体・強化』の魔法をかけて
走って家に帰る。

「母さんただいまー」

「母さん遅れた。」

僕と兄さんが帰ったことを
告げると凄く可愛くて小さい
女の子が走ってきた。

「シャド兄さん、リー兄さん
お帰りなさい。早かったねー」

この可愛い女の子は僕の妹だ。
名前はリナだ。天使の様に可愛いと思う。
でも僕はけっしてシスコンではない
リナは僕の義理の妹だからだ。
お母さんが再婚したおかげで
この天使がうちへやって来た。
そのお父さんは病気で再婚した後
すぐに死んでしまったのだがな
正直に言うと恋愛的な意味でも可愛いと思う。
もしリナと結婚するとか言う奴が現れたら
僕が八つ裂きにする。それくらい妹の事が好きだ。


「リナただいま。
今日も可愛いね。」

「えへへ」

「あら二人とも帰ってきてたのね
手を洗ってきなさい。そろそろご飯の時間よ」

「分かったよ」

「りょーかい」

僕は影魔法の属性を変えて
水属性にして水を出しながら
手を洗い、兄さんはお得意の水魔法で
手を洗っていた。

僕の影魔法は全ての属性に
姿を変えることが出来るので
凄く便利だ。

「母さん、洗ってきたよ。」

兄さんの水魔法は完璧と言えるほどの物だ。
僕は流石だなと見とれてしまった。
水の色も凄くキレイなのだ。

「流石だね。シャド兄さんの
影魔法はホントに凄いね。
カッコいいーシャド兄さん、好きー!」

「ありがと、リナ
じゃあ、そろそろご飯を食べようか」

そして僕たちはご飯を食べた後
僕は兄さんとお風呂に入って
その後に自分の部屋で
勉強を始めた。

「今日は何を勉強しようかな」

僕は、本棚の本を一冊ずつ勉強している。

だがお母さんは、本が好きなので
本棚が五棚、あって本がいっぱいある。
三棚位は世の中の常識についてなのだが
後の二棚は魔法や武術の事が
書かれている本がいっぱいある。

魔法の本を三時間位、読んでから
寝ることにした。

「母さん、お休みなさい。」

「お休みシャドウ」

こうして僕の一日は終わる


終わり

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今回は少し短くなってしまいました。

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