オリジナルと二次創作

なろうやカクヨムの文字書きさんで、二次創作に手を出したことのある方は結構多いですよね。なんなら文章を書き始めるきっかけとなったのが二次という人もいるだろうし、オリジナルは読み専で書くのは二次創作のみ、て方も中にはいるでしょう。
ただ、中にはオリジナル一本で二次創作なんて一度も書いたことないぜってひと、いるんじゃないでしょうか。これはそんなオリジナルメインの方に向けた文章です。


オリジナルメインの方は、なんで自分が二次創作に手を出さなかったと思いますか？単に書く気がないor二次は基本読み専のスタンス、ってひとは別にそれでOK。
ですが、そういえばなんでだろうって思った人。いっぺんでいいですから、大好きな作品の二次創作を書いてみてはいかがでしょうか。
なんでかというと、オリジナルで躓つまずく要因のひとつである「だんだんこれを書くのがつまらなくなってきた」っていう思いから解放されます。(人による)
原作自体に集客力が見込めるので、通りいっぺんの宣伝さえしとけば取り敢えず「読まれない！ PVつかねぇ…」ていう苦しみをあまり感じずすみます。(もちろん出来が良くなけりゃ反応はもらえませんけども)
あと、なろうテンプレ同様、殆どの設定やシチュエーションを借りれるので、こちらで用意する必要のある素材は最低限です。
要するに気軽に始めやすい。最初のハードルが激低いというのは結構重要。
それに好きな作品について書いてるので単純に楽しい気持ちが持続します。原作への愛がなくならないかぎりは。
二次創作なので途中でエタっても怒る人はあまりいません。なろうと違い、二次界隈は「作者がきちんと完結まで導いてくれるとは限らない」という前提があるからです。きっちり終わる保証はないと受け手が認識しているので、とにかく完結させなくてはと焦らなくても大丈夫です(もちろん完結させた方がいいのは確かですが)。


なぜここまで二次創作をやってみてはと勧めるのは、オリジナルが苦しくてたまらないとき、とても効果のある特効薬になるからです。
スランプに入っちゃって全然書けなくなったとき、そうだ二次創作書いてみようと思ってほしいのです。
公開すればその分、評価はされます。良いのも悪いのも含めて。
ただ、純粋に書くのがたのしいと心から感じられるのは二次創作だと思うのです。少しでもリスクとハードルを下げて、書く楽しさを思い出してほしい。
この提案がスランプを抜け出す一助となれば幸いです。
結果として二次創作とオリジナルが逆転してもそれは塞翁が馬というやつですしね。