百合ルート攻略キャラになりましたが、そんなの気にせず普通に過ごしたい!
第6話
「はぁ…」
<br />
<br />
今日は、小学校の制服の採寸の日だ<br />
私は、男子用の制服ではなく女子用の制服を着ないといけないかもしれない…<br />
お父様に頼んでーーーもダメか…<br />
自分の娘が男子用の制服を着て学校に行きたいとか叶える親はいないだろうしな
<br />
<br />
「どうしよう」<br />
「おーい!蒼空!」<br />
「うわぁぁ!」<br />
「うわぁってお前面白いな!」<br />
「ふふっ、蒼空もそんなに驚くんだね」<br />
「海斗も陸斗も笑うな」<br />
「これを笑うなって無理だろ、あーっ腹痛い!」
<br />
<br />
海斗は大爆笑していて、陸斗はニヤニヤと笑っている<br />
ほんとにこの2人は何がしたいんだろう
<br />
<br />
「で、二人とも何しに来たの?今日は採寸の日でしょ?」<br />
「いや、暇だったしお前も昼からだろ?」<br />
「だから、僕達も一緒に採寸してもらおうと思ってね」<br />
「は?」
<br />
<br />
え?一緒に採寸する?<br />
私女だけど?
<br />
<br />
「それはお父様にきかないと分からないし…」<br />
「えー?」
<br />
<br />
ブーブーとくちを尖らせて陸斗が文句を言っているが、どうしよう
一か八か聞いてみるか
<br />
<br />
「ちょっと待ってて、お父様に聞いてくる」<br />
「わかった!」<br />
「じゃあここで待ってるね」
<br />
<br />
ここで待ってるの?客室じゃなくて?<br />
まぁ、いいけど…  
<br />
<br />
「お父様、失礼します。」<br />
「あぁ、構わんどうした?」<br />
「お父様、陸斗と海斗が僕と一緒に採寸を行ないたいと言っているのすが、どうしましょう?」<br />
「蒼空、お前はどう思う?」<br />
「僕は、どちらでも構わないと思います。しかし、一緒に採寸するとなると僕も男子用の制服を着るのですか?」<br />
「そう言えばあの二人はお前が女だということを知らなかったな。あの日、お前はズボンを履いていたからな」<br />
「僕は、出来れば女子用の制服よりも男子用の制服の方が着たいと思っています」<br />
「蒼空は変わっているな…」<br />
「まぁ、いいぞ。蒼空は元々体が弱いから他の生徒と同じように体育にも参加出来ず、身体測定も別で行うことになっていたからな先生達には私から言っておこう」<br />
「ありがとうございます」
<br />
<br />
普通は変な子だと思われてもおかしくないのに…<br />
まぁ、でもホントは高校生になっても男装している予定だったから予定通りでいいと思うくらいだけど
<br />
<br />
『それについては私が説明しましょう!』
<br />
えっ、何?誰?<br />
私、声に出てないんだけど…って前にもこんなことあったような…?
<br />
『いやいやー、冗談キツイですよ。この前会ったじゃないですか』
<br />
なんだコイツ
<br />
『私です、リオンですよ』
<br />
あぁ、そう言えばいたような気もしない
<br />
『それで、説明なんですが』
<br />
相変わらず人の話は聞かないな
<br />
『いや、一応聞いてはいますよ?あなたは転生する際に特に何も望んでいませんでしたよね?ですから、そんな人は転生後に望んだことは大体私達が叶えることになっているんですよ』
<br />
だから、お父様はこんな申し出でも許可したんだな
<br />
『そして、あなたは望みが無さすぎる!私の仕事が無くなるんですよ!』
<br />
そんなことは知らない<br />
というか、仕事がなくて楽でいいんじゃないの?
<br />
『私は仕事がしたいんです!ですので、これからは私の名前を呼んで頂ければすぐに応答いたしますので、ぜひ!呼んでください!』
<br />
めんどくさいなぁ…<br />
まぁ、いいかな?
<br />
『では、呼んでくださいよ?』
<br />
覚えてたらね
<br />
<br />
ふぅ、なんか疲れた…<br />
陸斗たちが待ってるし急ぐかな
<br />
<br />
「陸斗、海斗、お父様から許可を貰って来たよ」<br />
「おおっ!やっと戻って来たな。」<br />
「結構時間がかかってたね」<br />
「説得するのに時間がかかってね…」<br />
「もうそろそろ時間だろ?」<br />
「うん、じゃあもう少しだけ話しながら待ってようか」<br />
「わかった」<br />
「初等部って一学年何クラスぐらいあるんだ?」<br />
「大体、5クラスかな?」<br />
「そう言えば、星ヶ咲って受験しないと入れないんじゃなかった?」<br />
「そうなのか?蒼空は何でも知ってるな!」<br />
「それは兄さんが知らないだけで多分みんな知ってるよ…」<br />
「僕も何でも知ってるわけないよ」<br />
「で、なんで俺たちは受けてないのに制服の採寸してるんだ?」<br />
「さぁ?知ってたら聞いてない」<br />
「あ、そろそろ時間だよ」
<br />
<br />
結局、分からなかったし…<br />
後でお父様にでも聞いてみようかな
<br />
それから私たち3人は来たお姉さん達にされるがままに採寸された
<br />
<br />
今日は、小学校の制服の採寸の日だ<br />
私は、男子用の制服ではなく女子用の制服を着ないといけないかもしれない…<br />
お父様に頼んでーーーもダメか…<br />
自分の娘が男子用の制服を着て学校に行きたいとか叶える親はいないだろうしな
<br />
<br />
「どうしよう」<br />
「おーい!蒼空!」<br />
「うわぁぁ!」<br />
「うわぁってお前面白いな!」<br />
「ふふっ、蒼空もそんなに驚くんだね」<br />
「海斗も陸斗も笑うな」<br />
「これを笑うなって無理だろ、あーっ腹痛い!」
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海斗は大爆笑していて、陸斗はニヤニヤと笑っている<br />
ほんとにこの2人は何がしたいんだろう
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「で、二人とも何しに来たの?今日は採寸の日でしょ?」<br />
「いや、暇だったしお前も昼からだろ?」<br />
「だから、僕達も一緒に採寸してもらおうと思ってね」<br />
「は?」
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え?一緒に採寸する?<br />
私女だけど?
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「それはお父様にきかないと分からないし…」<br />
「えー?」
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ブーブーとくちを尖らせて陸斗が文句を言っているが、どうしよう
一か八か聞いてみるか
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「ちょっと待ってて、お父様に聞いてくる」<br />
「わかった!」<br />
「じゃあここで待ってるね」
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ここで待ってるの?客室じゃなくて?<br />
まぁ、いいけど…  
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「お父様、失礼します。」<br />
「あぁ、構わんどうした?」<br />
「お父様、陸斗と海斗が僕と一緒に採寸を行ないたいと言っているのすが、どうしましょう?」<br />
「蒼空、お前はどう思う?」<br />
「僕は、どちらでも構わないと思います。しかし、一緒に採寸するとなると僕も男子用の制服を着るのですか?」<br />
「そう言えばあの二人はお前が女だということを知らなかったな。あの日、お前はズボンを履いていたからな」<br />
「僕は、出来れば女子用の制服よりも男子用の制服の方が着たいと思っています」<br />
「蒼空は変わっているな…」<br />
「まぁ、いいぞ。蒼空は元々体が弱いから他の生徒と同じように体育にも参加出来ず、身体測定も別で行うことになっていたからな先生達には私から言っておこう」<br />
「ありがとうございます」
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普通は変な子だと思われてもおかしくないのに…<br />
まぁ、でもホントは高校生になっても男装している予定だったから予定通りでいいと思うくらいだけど
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『それについては私が説明しましょう!』
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えっ、何?誰?<br />
私、声に出てないんだけど…って前にもこんなことあったような…?
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『いやいやー、冗談キツイですよ。この前会ったじゃないですか』
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なんだコイツ
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『私です、リオンですよ』
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あぁ、そう言えばいたような気もしない
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『それで、説明なんですが』
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相変わらず人の話は聞かないな
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『いや、一応聞いてはいますよ?あなたは転生する際に特に何も望んでいませんでしたよね?ですから、そんな人は転生後に望んだことは大体私達が叶えることになっているんですよ』
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だから、お父様はこんな申し出でも許可したんだな
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『そして、あなたは望みが無さすぎる!私の仕事が無くなるんですよ!』
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そんなことは知らない<br />
というか、仕事がなくて楽でいいんじゃないの?
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『私は仕事がしたいんです!ですので、これからは私の名前を呼んで頂ければすぐに応答いたしますので、ぜひ!呼んでください!』
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めんどくさいなぁ…<br />
まぁ、いいかな?
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『では、呼んでくださいよ?』
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覚えてたらね
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ふぅ、なんか疲れた…<br />
陸斗たちが待ってるし急ぐかな
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「陸斗、海斗、お父様から許可を貰って来たよ」<br />
「おおっ!やっと戻って来たな。」<br />
「結構時間がかかってたね」<br />
「説得するのに時間がかかってね…」<br />
「もうそろそろ時間だろ?」<br />
「うん、じゃあもう少しだけ話しながら待ってようか」<br />
「わかった」<br />
「初等部って一学年何クラスぐらいあるんだ?」<br />
「大体、5クラスかな?」<br />
「そう言えば、星ヶ咲って受験しないと入れないんじゃなかった?」<br />
「そうなのか?蒼空は何でも知ってるな!」<br />
「それは兄さんが知らないだけで多分みんな知ってるよ…」<br />
「僕も何でも知ってるわけないよ」<br />
「で、なんで俺たちは受けてないのに制服の採寸してるんだ?」<br />
「さぁ?知ってたら聞いてない」<br />
「あ、そろそろ時間だよ」
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結局、分からなかったし…<br />
後でお父様にでも聞いてみようかな
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それから私たち3人は来たお姉さん達にされるがままに採寸された
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