朝起きたら、幼馴染が悪魔に取り憑かれていた件

そらちーヌ

#5 悪魔の内部事情

彼女が説明したことをもう一度整理すると、
彼女達、悪魔は15〜16歳を迎えると、
儀式のような感じで人間界へと旅立つらしい。
期限は3年間ほどで、高校に行く人もいれば、
就職する悪魔なんかもいるそうだ。
そして、問題の愛花の体についてだが、
“貸出人’’と呼ばれる愛花のような人は
あらかじめ悪魔と体を貸すことについての
【契約】を結ぶらしい。
なぜ、愛花がOKしたのか不思議でたまら
ないが、
愛花の体から愛花の魂だけが離れ、悪魔は
魂がない空っぽの体に憑依するらしい。
そして、愛花の魂は悪魔が創り上げた、
パラレルワールドでごくごく普通のenjoy生活を
送っているらしい。
その言葉におれはホッとし、胸を押さえた。
『どう?理解できたかしら?』
頭の中で整理したので、情報についてはバッチリ
である。問題はー
『嘘、ついているって思ってるでしょ?』
考えを見透かされさて、ギクリと肩が震える。
だが、こんだけ大掛かりなドッキリを、
今日から高校生になる只の一般人にするわけが
ない。
俺は彼女の正面に向き直し、
『俺は…信じるよ。』と言った。
予想外の答えだったのか彼女は目を丸くした。
『・・・そう。』
彼女の返事は短かったが、俺の本心だということ
は、気づいてくれたようだ。
俺は自分の物語に悪魔を取り入れる日がくるとは
思ってもいなかった。

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