ガチャで爆死したら異世界転移しました
調査① 平穏
「ではみなさん集まったようなので、これから区画分けをします。それぞれのリーダーはこちらに集まってください。それ以外の方は、その場で待機をお願いします」
ズノワ大森林の前の少し高い丘に集まった僕達は、組ごとに集まって待機することになった。
「そういえばリルさんはどうな魔法が使えるんですか?」
ステータスを見せてと素直にいうわけにもいかないので、せめてどの基準の魔法を使えばいいのかの参考にするためだ。
「私は火属性と風属性、あとは光属性の中位魔法が使えるよ。あ、何ならステータス、見てみる?」
「え?いいんですか?ステータスってあんまり人には見せない方がいいって…」
「まぁそうだけど、ティア君は特別、ね?」
これは思わぬ収穫だ、これでこの世界の標準的なステータスが見れる。
「じゃあ、お願いします」
「ステータスオープン」
【ステータス】
リル(女) 職業:魔術師
物理攻撃力:42
魔法攻撃力:132
物理防御力:62
魔法防御力:73
素早さ:682
体力:841
魔力:1750
ーーーーーーーーーーーーー
【スキル・魔法】
広域化Lv2
魔力上昇Lv3
身体強化Lv2
中位火 風 光属性魔法Lv4
下位魔法Lv8
ーーーーーーーーーーーーー
【技巧】
魔力の心得
長杖の心得
・・・なんか低くね?え?これが標準なのか…じゃあ僕のステータスってなんなの?
「どう?と言っても、そんなに自慢するようなステータスでもないんだけどね?」
リルさんは照れくさそうに言う。
「いえ。そんなことないと思います。わざわざ見せてくれてありがとうございます」
「いいのよ。私とティア君の仲でしょ?」
僕としてはそんなに親しくなったという感じはないのだが、年上のお姉さんにそう言ってもらえて嫌な気持ちになる男はあまりいないだろう。
「お待たせ。担当の区画が決まったから、早く行こうぜ」
そこにクライヴさんが帰ってきた。僕達があてがわれたのは、痕の北西側。一番森の奥に近い場所だ。
「分かったわ。じゃ早く行きましょ?」
「おう、一番奥に近いから、ゴブリンとか小型モンスターとの戦闘はあると思うが…ティア君は大丈夫か?」
「ゴブリンなら大丈夫です」
「何かあっても、私が守ってあげるからね」
「ありがとうございます。リルさん」
ゴブリンか、正直、心配だな。・・・手加減できるか、だけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
痕の調査は、つつがなく進んだ。森に住むモンスター達もいきなり出来た馬鹿でかい謎の(?)痕に警戒しているようで、半日ほどの調査で戦闘になったのは数回だけだった。そしてそろそろ日も落ちるということで、一旦集合することになった。
「えー、それで、何か発見はありましたかね?」
ちょっとした台の上に立ち、副ギルド長がみんなに聞く。
「あのー。私が闇属性の魔術師だから分かるんだと思うんですけど、この痕、闇属性の魔法で出来たっぽいんですよね」
どのかの組の魔術師が言う。
当たりですね。大正解です。はい。
「ふむ。闇属性魔法ですか…分かりました。取り敢えず、今日は日も落ちてきましたし、キャンプ設営に移行しましょう」
「「「「ういーーっす」」」」
痕が思った以上に広かったため、調査は明日まで長引くらしい。流石は冒険者。キャンプ設営はあっという間に終わり、殆どの冒険者は明日に備え、くじの結果運悪く見回り組となってしまった僕達を残して寝てしまった。
ズノワ大森林の前の少し高い丘に集まった僕達は、組ごとに集まって待機することになった。
「そういえばリルさんはどうな魔法が使えるんですか?」
ステータスを見せてと素直にいうわけにもいかないので、せめてどの基準の魔法を使えばいいのかの参考にするためだ。
「私は火属性と風属性、あとは光属性の中位魔法が使えるよ。あ、何ならステータス、見てみる?」
「え?いいんですか?ステータスってあんまり人には見せない方がいいって…」
「まぁそうだけど、ティア君は特別、ね?」
これは思わぬ収穫だ、これでこの世界の標準的なステータスが見れる。
「じゃあ、お願いします」
「ステータスオープン」
【ステータス】
リル(女) 職業:魔術師
物理攻撃力:42
魔法攻撃力:132
物理防御力:62
魔法防御力:73
素早さ:682
体力:841
魔力:1750
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【スキル・魔法】
広域化Lv2
魔力上昇Lv3
身体強化Lv2
中位火 風 光属性魔法Lv4
下位魔法Lv8
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【技巧】
魔力の心得
長杖の心得
・・・なんか低くね?え?これが標準なのか…じゃあ僕のステータスってなんなの?
「どう?と言っても、そんなに自慢するようなステータスでもないんだけどね?」
リルさんは照れくさそうに言う。
「いえ。そんなことないと思います。わざわざ見せてくれてありがとうございます」
「いいのよ。私とティア君の仲でしょ?」
僕としてはそんなに親しくなったという感じはないのだが、年上のお姉さんにそう言ってもらえて嫌な気持ちになる男はあまりいないだろう。
「お待たせ。担当の区画が決まったから、早く行こうぜ」
そこにクライヴさんが帰ってきた。僕達があてがわれたのは、痕の北西側。一番森の奥に近い場所だ。
「分かったわ。じゃ早く行きましょ?」
「おう、一番奥に近いから、ゴブリンとか小型モンスターとの戦闘はあると思うが…ティア君は大丈夫か?」
「ゴブリンなら大丈夫です」
「何かあっても、私が守ってあげるからね」
「ありがとうございます。リルさん」
ゴブリンか、正直、心配だな。・・・手加減できるか、だけど。
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痕の調査は、つつがなく進んだ。森に住むモンスター達もいきなり出来た馬鹿でかい謎の(?)痕に警戒しているようで、半日ほどの調査で戦闘になったのは数回だけだった。そしてそろそろ日も落ちるということで、一旦集合することになった。
「えー、それで、何か発見はありましたかね?」
ちょっとした台の上に立ち、副ギルド長がみんなに聞く。
「あのー。私が闇属性の魔術師だから分かるんだと思うんですけど、この痕、闇属性の魔法で出来たっぽいんですよね」
どのかの組の魔術師が言う。
当たりですね。大正解です。はい。
「ふむ。闇属性魔法ですか…分かりました。取り敢えず、今日は日も落ちてきましたし、キャンプ設営に移行しましょう」
「「「「ういーーっす」」」」
痕が思った以上に広かったため、調査は明日まで長引くらしい。流石は冒険者。キャンプ設営はあっという間に終わり、殆どの冒険者は明日に備え、くじの結果運悪く見回り組となってしまった僕達を残して寝てしまった。
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