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最弱の異世界転移者《スキルの種と龍の宿主》

tasyun

第二話 強制転移の理由 スキルの種

☆が一つ付いて大変舞い上がっている今日この頃です。
大変ありがとうございます。皆様の好みに合うかは分かりませんが、読んでくださるだけで嬉しいです。
それでは、拙い第二話よろしくお願いします。




「まずはお前達には謝らなければならない。いきなりこんな世界に呼んでしまい、本当に済まなかった。まずお前達には知っておいてもらいたいことが何個かある。それを話してから質問を受けよう。まず最初に、君たちは、元の世界に戻ることが出来ない。詳しくいうならば、今はまだ見つかっていない。二つ目に、君たちには人間界を救ってもらいたい。」

ここでは人間の住む大陸が人間界、魔族が住むのが魔界というそうだ。人間と魔族以外にも獣人やエルフ、ドワーフなどもいるそうだが、後者3種族は集落などを作って点在しているらしい。

「すみません、一回質問をよろしいですか?」
「あぁ」
千歳が尋ねる。
「私たちが帰る手段はホントにあるんですか?そして帰れたとしたら、元の世界の時間は進んでいますか?それとも転移を受けたその瞬間に戻りますか?」
「最初の質問には、昔の文献に転移を受けて帰還をした者が居たそうだ。二つ目の質問には、時間は進んでいるものと思われる。お前達を転移させた魔方陣には、時間を止められるような文字は入れていない。」

それを聞いた瞬間、みんなの表情が曇った。当たり前だ。帰る手段はこのままだとほんとに無くなる。そして向こうの時間が今も進んでいるとしたら、帰還手段が見つかるまで元の世界では、失踪扱いになり自分の関係者に心配がかかる。だが、今ここにいる以上は元の世界の事を考えている場合じゃない。
そこで俺は国王に聞く。

「すみません、人間界を救うとありましたがどのように救えばいいのでしょうか?」
「あ、ああ今人間界は魔界との戦争が活発化してきている。その戦争に終止符を打ってほしいんだ。いきなり連れられて悪いが手を貸してほしい。」
「では、戦争が始まるまでに特訓などに力を貸してくださるんですね?」
「もちろんだ。そこは惜しむつもりは無い。それでは話の続きをしよう」
「遮ってしまい申し訳ありませんでした。」

「人間界を救うというのは今言った通りだ。そして三つ目、君達は何回もこの世界の事情に振り回されるかもしれない。あと数日で戦争があるかもしれないし、数年後かもしれない、そこですぐにある程度の力をつけるためにあるものを飲んでもらう。これから、それらを君たちに配る、ゆっくり考えて決めてほしい。」

薬か?それとも異世界の何かか?
どっちが来たとしても絶対に前者は無い。

「これがそうだ」

そこには様々な形や色のある種があった。

「これが『スキルシード』これを飲めば一つだけ特殊な能力を得ることが出来る。これは自分の魔力を使って発動することができ、魔力が無くなれば発動することが出来なくなる。」
「これは一人一つなのですか?」
「二つ飲んだ奴もいたが、そいつは一瞬で全身の魔力を奪われて死んだ。だからよく考えて選んでくれ」

〜数日後〜

「う〜ん、どうしようか」
『スキルシード』の説明を受けて何回もシードの一覧を見て悩む。自分の適正との相性もあるので慎重に選ばなくてはならない。
千歳は『無限振動生成』のシード
天羽は『植物遺伝子操作』のシード
安曇は『屈折操作』のシード
佐伯たち三人はまだ決めていないみたいだ。
ここ最近は、国王の近衛騎士団と同じ訓練をしたり各自本を読んだり、トレーニングをしたりしている。
夜寝る前にもう一度一覧を見て悩む。

コンッコンッ

部屋の前の扉にノックの音が鳴る。
「どうぞ」

なんと入ってきたのは佐伯だった。
「よう、お前はもう選んだか?」
「い〜や、決まらない。お前らと違って俺は能力に特化してないからな」
「俺はこれにしたぜ」
そう言って俺の方に手を伸ばす。

そこで俺の記憶が途切れた。



今回は短めでした。
次回は物語がかなり動くと思います。

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コメント

  • 暁美ほむら

    誤字報告「居たそうだ」が、「痛そうだ」になってましたよ

    1
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