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ワンダーランドで幼馴染と。

抹千夜

ワンダーランドで服装が

 「はへぇ?」
こんな拓弥のアホくさい驚きと共に異世界に漂流した拓弥と夏繋は、お互いの持ち物を確認し、しばらくして問題なしと判断。異世界に漂流する前の持ち物は全部ある。よし。
 なんか、変わっているところはあるかな?あれ?
そう、俺達は服装が変わっていたのだ。
 拓弥は、明らかに勇者ポイ服装に変わっていた。背中にはちょっと長めの剣が背負われていたのだ。触るだけじゃどんな剣か分からないので剣を下ろしてみてみたら、その剣はなんと、太刀だった。
 「太刀を背負っている勇者なんて見たことねぇぞ」
 「いいじゃんその太刀、かっこいいよ」
 「でもなー」
 そんな夏繋のちょっとした励ましの言葉のおかげか太刀の事を受け入れる事が出来たような気がする拓弥だがやっぱり勇者が持ってる武器が太刀ってちょっと納得いかないよね。普通はこう聖剣とか魔剣とかだよね。
──もしかしてこの太刀には特殊な力があるのかも──
こんな期待を胸に拓弥はこの太刀と一緒に冒険に出ると決めた。
 「せっかくだしなんか名前決めたいな」
 「んーグランカってのは?」
 「おーなんだそれ、カッコいいな」
 「でしょ」
 そんな夏繋のネーミングセンスのおかげで太刀の名前は[グランカ]に決定しました。
 こんなやり取りをしていて拓弥はふと気づいた、今まで自分の太刀のことで気を取られていたけど、夏繋の服装が魔女ポイものになっていると。
 夏繋は胸元にハートのデザインが施されている黒のローブを身につけ、頭にはまた、ハートのデザインが施されている大きめの三角帽子を身につけていた。
 「え?何それ似合いすぎだろ」
 そう、魔女服は夏繋にとって超絶似合っていたのだ。
もう、かわいい以外の言葉は要らないくらいに、とてつもなく似合っていた。
 「ちょっと近くの湖で自分の姿みてくるー」
 そんなことを言葉を残して飛び出していった夏繋は、湖に映る自分の姿を見てなんか、喜んでいた。
 「うわーなにこれー私の初コスプレだー」
 異世界にコスプレなんて概念があるのか気になったが、たしかに、日本から来た人にしたらそれはもう、コスプレにしか見えないだろ。
 でも今、夏繋が来ている魔女服はコスプレではない、だってコスプレっていうのはもといるキャラクターの服装、容姿を真似してするものだから。
 そう、今の夏繋はコスプレをしてるのではなくそれがこの異世界での愛菜夏繋というキャラクターなんだよ。
 「いや、まじですっごく似合っているぞその服」
 「ホントに?ありがとっ」
 とても嬉しそうに笑う夏繋を見て拓弥は再確認する。
 ──天使かよ──
 そしてまた再確認する。そうここは異世界、なにが起こってもおかしくない世界、"異世界"なんだから、これから先何が起こるか分からないもしかしたら嬉しい事、楽しい事、悲しい事、辛い事があるかもしれないそれでも俺達は勇者と魔女に選ばれたのだから頑張るしかない。頑張ってこの異世界を攻略し今あるこの夏繋の笑顔を守る。そう心に決めた拓弥。
 「さーて、この異世界攻略しちゃいますか」
 「おー!」
  拳を天にかざしそう心に決めたのだった。

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