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ワンダーランドで幼馴染と。

抹千夜

ワンダーランドに幼馴染と

 「お兄……ちゃん、行って……らっしゃい」
 シャイな妹、由夢(ゆめ)が最近喋ってくれるようになって嬉しい。
 「お兄ちゃーん、行ってらっしゃーい!」
  超絶元気な妹、由希(ゆき)がまた、よりいっそう元気になって嬉しい。
 「うん。じゃぁいってきます」
 妹たちが最近進化している気がする。なにか変なことが起きる前兆のようだ。(フラグです)
 「暑いな」
 それにしても最近妙に暑い、何か起こる前兆のようだ。(フラグです)
 夏休み最後の1週間、俺は受験生なので学習会に行かなければいけない。
もちろんやる気は少ない、なぜなら、どの教科も八十点とれているので受験は余裕だ。(たぶん)
 でも、その少しのやる気を出させているのは幼馴染の夏繋(なづな)だ。
とてつもなく元気なので見てるとこっちも元気が出る。
 「おはよーー!」
 ほら、こんな話をしていたら来た。
 「おう。おはよ」
 「今日はいつもより元気だねー?」
 「ん?あー最近妹たちが進化しているだよね」
 進化というのは意味深ではないです。本当にないです。




 かれこれこんな話をして二十分、学校に着いた。
 夏繋は学習会ではなく自習なので教室が別だ。
 「じゃぁ、また、五十分後ね!」
 「うん。また、後でな」
はぁーー社会の学習会ダルっ。




 かれこれ五十分後、社会の学習会が終了した。
テレッテレテッテー
 俺は学習会が終わったので、夏繋が勉強している図書室にむかった。やはり図書室は静かでいい。
パッと見夏繋以外だれも居なさそうなので呼んでみんことにした。
 「おーい、夏繋、迎えに来たぞー」
 「さー、何処にいるでしょう」
 なんか探してほしそうなので探してみることにした。


 七分後、図書室中を探しても見つからない。
痺れを切らした俺は、もう呼んでみることにした。
 「おーい、何処にいるんだ」
 「ここだよ」
 「え?」
なんと夏繋が後ろにいた。
そう、夏繋は隠れんぼの天才なのだ。毎回毎回、見つけることができない。今回も負けた、まさか後ろにいるとは思わなかった。
 「ふふーん、また私の勝ちだね」
 「くそー、また負けた、ジュース奢るから帰るぞ」
  「いぇーい、ありがと」



 十分ぐらい歩き続けたらなんと、野ウサギを見つけた。
なんでこんな所に野ウサギがいるんだ。
 「野ウサギ可愛いぃ!たっくん追いかけようよ」
と言って走っていってしまったので夏繋と野ウサギを追いかけることにした。道路を駆け抜け、森の茂みを掻き分けて、草むらの中に入りやっと到着した。すると、急に視界が開けてそこにはなんと……見た事もない湖が広がっていた。
 「うわー綺麗!」
 「あー、綺麗だ」
 いや、そんな事言ってる場合じゃない、ここどこだ?
 周りを見渡すと湖の前にはさっきの野ウサギが立っていた。
 「貴方達は、勇者と魔女に選ばれたのです。どうかワンダーランドを救って下さいませ」
 それは誰が言った言葉すらも分からず、拓弥たちの視界は変な光に包まれた。



 すると拓弥たちの身の周りは、全く知らない草原が広がっていた。
 「はへぇ?」

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