東方疑心録
人里防衛戦 南編
「さて、着いたはいいけど…これは思ったよりひどいわね。」
目的地に着いたレミリア達の前では100体以上の化け物が暴れまわっていた。
「ねえお姉様、早く殺ろうよ!」
フランはこれから始まる戦いに心を踊らせているのか早く戦いたくてしかたがないようだ。
「落ち着いてください妹様。」
それを咲夜が冷静に嗜める。
「それでも、フランの意見に賛成ね。一刻も早くこいつらを止めないと。」
「じゃあ殺っていい?お姉様?」
「ええ、存分に暴れてくるといいわ。」
言うが早いかフランは化け物達へ攻撃を開始する。
時には能力で、時にはスペカで、時には弾幕で。化け物達はなす統べなく数を減らしていく。そんなフランは暴れられることが楽しくて仕方がないようだ。
「まったく、フランったらはしゃいじゃって。まあ、あれだけ暴れられるのは剣以来だからね。」
沢山の化け物相手に戦う妹を見ながら姉であるレミリアは、
「(たまに剣にフランの相手をしてもらおうかしら?)」
などとかんがえるのだった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「もう終わりなの?つまんなーい。」
「そうは言ってもフランだけで八割くらいたおしてたじゃない。」
敵を殲滅してもなお戦いたりなさげなフランを見てレミリアが呆れたように言う。
「さすがです妹様。」
そこへ咲夜がフォローを入れる。
「ここはもう大丈夫かしらね?じゃあ他の所に加勢にいきましょうか。」
「こいしちゃん大丈夫かな。」
友達の心配をするフランにレミリアが微笑んだその時
「ちょっとー、全部殺られてんじゃない!どういうことよー!」
聞き慣れない女性の声が響く。その声を発した女性は屋根の上に立っていた。赤髪の金色の目をした露出多めの服を着た女性だった。
「誰がこれを…って、こんなちっちゃなガキが?」
その女性は化け物を全滅させたのがレミリア達だとわかると驚いたように目を丸くする。
「お姉さんは誰?壊していいの?」
レミリアがフランをみるとフランは新たな敵がでてきたことで目を輝かせている。ただ言っていることはとっても物騒だ。
「ちょ、ちょっとフラン!」
「あんたみたいなガキがあたしに話しかけんな。」
そしてその女性はフランに手を向ける。それに殺気を感じ取ったレミリアが、
「咲夜!!!」
「御意!」
咲夜に叫ぶ。それだけで理解したのか咲夜は能力で時を止め、フランをその場から移動させると時がもとに戻る。その瞬間、フランの立っていた位置に火柱がたっていた。
「危なかったわね…」
レミリアと咲夜は安堵し、フランは驚いていた。
「あら?避けられちゃった。なかなかやるじゃない。私の攻撃を避けたご褒美に私が何者か教えてあげる。」
そう言うと女性は
「私は『悪魔狩り』。そしてその幹部、四聖人の一人、朱雀よ。」
と、どこか誇らしげに言うのだった。
目的地に着いたレミリア達の前では100体以上の化け物が暴れまわっていた。
「ねえお姉様、早く殺ろうよ!」
フランはこれから始まる戦いに心を踊らせているのか早く戦いたくてしかたがないようだ。
「落ち着いてください妹様。」
それを咲夜が冷静に嗜める。
「それでも、フランの意見に賛成ね。一刻も早くこいつらを止めないと。」
「じゃあ殺っていい?お姉様?」
「ええ、存分に暴れてくるといいわ。」
言うが早いかフランは化け物達へ攻撃を開始する。
時には能力で、時にはスペカで、時には弾幕で。化け物達はなす統べなく数を減らしていく。そんなフランは暴れられることが楽しくて仕方がないようだ。
「まったく、フランったらはしゃいじゃって。まあ、あれだけ暴れられるのは剣以来だからね。」
沢山の化け物相手に戦う妹を見ながら姉であるレミリアは、
「(たまに剣にフランの相手をしてもらおうかしら?)」
などとかんがえるのだった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
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友達の心配をするフランにレミリアが微笑んだその時
「ちょっとー、全部殺られてんじゃない!どういうことよー!」
聞き慣れない女性の声が響く。その声を発した女性は屋根の上に立っていた。赤髪の金色の目をした露出多めの服を着た女性だった。
「誰がこれを…って、こんなちっちゃなガキが?」
その女性は化け物を全滅させたのがレミリア達だとわかると驚いたように目を丸くする。
「お姉さんは誰?壊していいの?」
レミリアがフランをみるとフランは新たな敵がでてきたことで目を輝かせている。ただ言っていることはとっても物騒だ。
「ちょ、ちょっとフラン!」
「あんたみたいなガキがあたしに話しかけんな。」
そしてその女性はフランに手を向ける。それに殺気を感じ取ったレミリアが、
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「危なかったわね…」
レミリアと咲夜は安堵し、フランは驚いていた。
「あら?避けられちゃった。なかなかやるじゃない。私の攻撃を避けたご褒美に私が何者か教えてあげる。」
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と、どこか誇らしげに言うのだった。
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