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東方疑心録

にんじん

挨拶3

さて、本日最後になりますが、到着したのは、気が遠くなるほどの階段を登った先にある屋敷です。でも僕は魔理沙の箒に乗ってきたので疲れていません。
「着いたわね。剣、ここは白玉楼よ。」
僕はそう言われて辺りを見渡す。周囲には、白い物がいくつも漂っていて、なんだかきれいだ。
「綺麗だな、あれ。」
僕がそう呟くと、
「ああ、あれ魂よ。」
霊夢から驚愕の事実が告げられる。
「え、えええええ!?た、魂なのか、あれ全部!?」
さすがに驚きを隠せなかった。
「そうよ、だってここ冥界だもん。」
またもや衝撃の事実。
「は、冥界って、僕達死んだのか?」
「別に死んでないわよ。生きた人でも来れるのよ。」
霊夢の言葉にとりあえず落ち着いていると、
「さて、また誰か呼ばないと。妖夢~!いるかしら~?」
霊夢が屋敷に向かって叫ぶ。
「はい~?何ですか、って霊夢さん達どうしたんですか?それにそこの人は?」
予想はしてたことだが、出てたのはまたもや女子だった。銀髪のおかっぱの少女で刀を携えていた。てかここ本当に女子しかいないの?何それハーレムじゃん。
そんなくだらないことを考えていると、
「新しい住人の紹介にね。だから幽々子を呼んできてもらえる?」
霊夢がそう言うと、
「分かりました。少し待っててもらえますか?」
「ええ、構わないわ。」
「それでは、」
そうして少女は屋敷に戻っていった。しばらくして、
「お待たせしました。」
銀髪の少女が女性を引き連れてもどってきた。
「霊夢~、久しぶりね。元気そうね。」
「ええ、久しぶりね。」
「ところで今日は何をしに?」
「新しい住人の紹介にきたのよ。」
霊夢がそう言うと、女性の視線がこちらに向けられる。
「あらそうなの。ということはあなたが?」
「はい、剣優介といいます。」
僕は簡単に自己紹介する。
「私は西行寺幽々子よ。よろしくね~。それでこっちが、」
「幽々子様の従者をしています、魂魄妖夢といいます。剣さん、よろしくお願いします。」
幽々子さんが自己紹介したあとにつづいて妖夢さんが、かしこまって挨拶をする。
「妖夢さん、そんなに堅くならなくていいですよ。」
どこの従者も礼儀正しいなと、同じ銀髪のメイドを思い浮かべながらそんなことを思う剣だった。
「それにしても妖夢さん刀を持っているんですね。」
僕は興味本位に聞いてみた。
「私のことは妖夢でいいですよ。それとこの刀は、白玉楼と幽々子様を守るために剣術をしているんです。」
なるほど、そうだったのかと関心して、
「すごいな、従者をしながら剣術もしているなんて。」
と、妖夢を褒める。妖夢は少し赤くなって、
「いや、まだまだ半人前ですよ。もっと特訓して、強くならないと。」
と、謙遜する。よく出来た人だなと思っていると、
「そうでしょ、うちの妖夢ちゃんはとってもいい子なのよ。」
幽々子さんが言ってくる。なに、この人心が読めるの?と、思ったら他にも心読める人いたわ…。ある少女を思い出しながら思った。
「どう?うちの妖夢ちゃんと付き合ってみない?」
さらっとスゴいこと言ったなこの人。隣で聞いていた妖夢が、
「何を言っているんですか幽々子様///!?」
顔を真っ赤にしながら反論する。霊夢も、
「そ、そうよ!幽々子、妖夢にこんなやつはもったいないわよ!」
必死に反論している。そこまで言われるとちょっと傷つくんですけど…
「まあまあ、冗談だから。それにしても霊夢はなんでそんなに焦っているのかしら?」
幽々子さんが意地悪な笑みを浮かべて聞いてくる。
「そ、それは……///」
霊夢が顔を真っ赤にしている。
「も、もうそのことはいいの!ほら、帰るわよ剣、魔理沙!」
霊夢はそう言って、部屋を後にした。魔理沙が、
「まあ、そういうことだから霊夢のことは察してやってくれだぜ。」
幽々子に言う。幽々子は、
「わかったわ、霊夢に頑張ってって伝えておいて。」
と言った。何を頑張るのかは分からなかったが、ひとまずここを後にすることにした、
「失礼しました、幽々子さん、妖夢。」
「ええ、またね。」
「またいらしてくださいね。」
そうして僕の挨拶は一段落したのだった。

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