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幻想支配郷

ゆっくり春咲

第2話〜幻想郷と能力〜

 暗い・・・なにも・・・見えない。
 そうだ・・・なにを言ってるんだ俺は。自分の世界が真っ暗でなにも見えないのは前からじゃないか。
 すると、真っ暗な空間に1つ白い光が見えた。なんなんだ?あれ?俺はその光に向かって歩き出した。
 何分歩き続けたのだろう?どれだけ光を目指して歩いても光は近づかず、それに光は離れていっているようにも思う。
 そしてその現状はまるで昔の俺を照り合わせているようだった。どんなに明るい光がさす未来を目指してもそれはいつしか離れていく。そんな昔の取り戻すことのできない時間を自分で壊してしまった俺。
 何分も歩き続けたせいか夢の中なのに体力に限界が来てしまいついに倒れてしまった。そして俺はまた違う闇の中へと身を預けた。
 次に目を覚ますと闇の中ではなく、部屋?の中であった。起き上がると外から強い白い光がさしてきた。眩しかったので目を手で隠し、光に慣れると手を退けた。
「和室、だよな?でもなんで和室なんかに。」
 俺はよくわからない状況に理解が追いついてなかった。てゆうかこんなことを思ったのいつぶりだ?
「あら、意外と大丈夫そうね。」
 声の方向を見ると巫女服を着た俺と同い年くらいの少女がいた。俺はなにをされるか分かったものじゃぁないから距離を取ろうとすると
「・・・・ッ!」
 骨が逝ってるのか体を大きく動かすと強烈な痛みに襲われた。そして俺は布団の上に倒れてしまった。
「あなたは馬鹿なのかしら?あんな勢いよく湖に飛び込んだんだから無傷なはずないでしょ。」
 と、少女は言った。そして俺は痛みが治まると口を開いた。
「ところでお前は誰だ?なんで俺は此処にいる?それと此処は何処だ?」
 と聞くと少女は呆れながら口を開いた。
「助けてもらったのにお礼をせずに質問ぜめとわね。私の名前は博麗霊夢(はくれいれいむ)よ、呼びやすかったらなんでもいいわ。あと此処は博麗神社(はくれいじんじゃ)、そしてあなたが此処にいるのはあなたが空から湖に飛び込むのを見たから助けて此処で看病してたからよ。」
「そうか。」
 なるほどなつまりはあの女性は本当に俺を幻想郷とかいうところに連れてきて湖で意識が飛びそうなときに見えた手はこいつのか。俺が起き上がって情報整理が終わり深呼吸をすると博麗はまた話し始めた。
「ところであなたはなんで湖なんかに飛び込んでいたの?それとあなたは行く宛あるの?」
「飛び込んだのは家でよくわからない金髪の女性が出したよくわからん空間に飲み込まれて気づいたら上空3000メートルからダイブさせられたから、そして行く宛はない。」
 そういうと博麗は「またあいつか。」と言いまた口を開いた。
「多分あなたを此処に連れてきたのは八雲紫(やくもゆかり)っていうやつよ。」
 すると、博麗の後ろにあの時と同じ空間ができそこからあのときの女性が出てきた。
「霊夢なんか呼んだ?私になにかようかしら?」
「あんたねぇ、急にスキマ開いて入ってくるのやめてくれない?気味悪いわ。」
 と博麗は呆れながら八雲に言った。すると八雲が博麗に「お茶もらえない?」言い博麗はため息を吐きながら立ち上がり部屋を出た。そして部屋には俺と八雲だけが残っていた。
「急に空から落としたりしてごめんなさいね。適当にスキマを開いたらあんなところに開いちゃって。まぁ生きていて何よりだわ。春雨稜駿くん?」
 こいつなんで俺の名前を知ってるんだ?すると部屋に博麗が戻って来た。そして八雲にお茶を渡し話し始めた。
「ところで紫、彼は誰なの?それと此処に連れて来たということは能力があるってこと?」
 博麗の言葉に少し疑問が起きた。能力?なんでそんなものが俺に?俺が博麗の言ったことについて考えていると八雲は口を開いた。
「彼の名前は春雨稜駿って言うのよ。それと彼には能力があるわ。まだどんな能力かは知らないけど。あとで紅魔館にでも行って調べてくるといいわ。」
 俺にも能力がある?と言うことはこいつらにも能力があるのか?それも確かめるため俺は口を開いた。
「ちょっと待て。いくつか質問させてもらうぞ。まず此処は何処だ。それに能力ってなんのことだよ俺は知らないぞ。」
 すると博麗は八雲に
「あなた、まだ彼に説明してないの?妖怪の賢者が聞いて呆れるわ。」
 と言った。そして次は八雲が口を開いた。
「そうえばまだ説明してなかったわね。此処は幻想郷。忘れられた者たちの最後の楽園。此処には人間、妖精、妖怪といったさまざまな種族の者がバランスを保ちながら生活しているわ。そしてその人間などには能力がある者がいるわ。そしてあなたも能力を持っているわ。能力は人によって違って例えば私は境界を操る程度の能力といっても境界があるところであればどこでも行けるわ。そしてあなたの能力はまだ分かっていないからあとで調べに行くといいわ。」
「なるほどな此処は幻想郷。忘れられた者たちの最後の楽園か。たしかに俺にはぴったしだな。」
 俺がそういうと八雲は
「そう。それなら良かったわ。それじゃぁ霊夢私は帰るわね。戻って仕事しないと藍(らん)がかわいそうだからね。お茶ご馳走さま。」
 と言い八雲はスキマと呼ばれる空間の中に消えて行った。すると博麗は
「それじゃぁ、稜駿?でいいかしら。行きましょうか。」
 と言った。
「呼びやすかったらなんでもいいさ。それと何処に行くんだ。」
 俺がそう言うと博麗は
「決まっているでしょう?あなたの能力を調べに紅魔館に行くのよ。」
 と言った。ちょっと待てよ俺、今骨折れてんだよな?どうやって行くんだ?
 この時の俺は知らなかった。これから行く場所で地獄を見ることになるとは。

第2話 END

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