最弱最強の破壊者

うらら

入学

ー弱い自分を呪ったー

この世界には魔法というものがあり、ランクもつけられる。ランクはS→Aと始まりEまであり、高ければ高いほどより優れた魔術師となる。
俺は闘打新九郎、16歳。
今日から国立魔法学校ビクトリアに入学することになった高校一年生だ。
この学校に入るには筆記試験と実技試験を行わなければならない。筆記試験500点満点、実技試験試験300点の合計800点満点で行われ、合計550点以上で合格。俺は筆記試験500点、実技試験50点というギリギリで入学した。
ちなみに、過去最低点であり、普通は皆、650点は超える。
ま、何はともあれ、合格はしたし、卒業して魔術師になることを目指そう!
そう意気込んで時計を見たら驚いた。時刻は午前7時40分を回っている。
「ヤバっ!入学式8時からじゃん!急がなきゃ!」
初日から遅刻していてはただでさえ点数が悪かったのに、さらに悪印象を持たれては困るなんてもんじゃない。
俺はダッシュで家を出た。


「ふー、間に合ったぁ。」
なんとか10分前に学校に到着して、汗をぬぐいながら講堂へ向かおうとして、思った。
あれ?講堂の場所どこだっけ?
ヤベー、やらかした!俺講堂の場所知らないじゃん!どうしよう。
とりあえず誰かに聞くかぁと、思った矢先、ふと後ろから柔らかな声が掛けられる。
「君、新入生の子?式始まるよ?」
「いやぁ、お恥ずかしいことに、講堂の場所がわからなくて困ってまして...」
「あら、そうなの!なら丁度いいわ、私も行くから一緒に行きましょ!」
なんて女神なんでしょうか。マジでありがたい!あ、でも、この人誰なんだろ。見たところ新入生には見えないしなぁ。
「ところで、あなたは?」
親切にしてくれた人の名前は訊いておきたかった。
「あ、すみません!自己紹介まだでしたね。私は東条氷麻里(とうじょうひまり)、この学校の生徒会長です。よろしくね?」
「生徒会長さんでしたか、ご親切にどうもありがとうございます。俺は闘打新九郎、1年C組です。よろしくお願いします。」
「あー、君があの!ま、式が始まるし行きましょうか」
そう言って氷麻里さんは歩き出した。いやー、何はともあれ助かったぁ。早く学校に慣れないとな。てか、「あの」ってなんだろ?まさか、入試の点数のことかなぁ、はぁ...。俺は大きくため息をついてから、氷麻里さんの後を歩いた。


講堂に着くと既に皆集まっているようだった。
「C組はここよー。」
氷麻里さんが優しく微笑みながら教えてくれた。俺も、
「ありがとうございます」
と会釈すると、氷麻里さんはニコッと微笑んだ。綺麗な人だなぁ...。まあ、とりあえず式始まるし適当に座るか。
俺は隣の人と一つ席を空けて座った。特に意味はないけど、なんか気圧された気がして、一つ空けたのだった。


式は順調に進んでいき、氷麻里さんの演説に入った。
綺麗な声と綺麗な文と全てが綺麗で整っている。おまけに顔まで綺麗であり、完璧美人である。
すごい人がいるんだなぁ。心でそう思っているうちに、生徒会長の演説が終了した。
そして、首席の演説が始まった。
「桜の便りが次々に聞かれるこの折、私たちはこの国立魔法学校ビクトリアに入学出来ることを大変光栄に思います。」
などと定型文から始まり、首席の人が話していく。
そして話しが終わり、首席が自分の名前を述べる。
「一年生代表 焔舞(ほむらまい)」
舞は黒髪ロングの綺麗な人であり、文から察するに頭もいいと思われた。


ふー、終わったー。こういう式って長いから苦手なんだよなぁと思いつつ、クラスへ向かう。
C組についたら、知ってる顔がいた。黒髪ロングの容姿端麗、焔舞だ。既にクラスの人から話しかけられ、取り囲まれている。しかし、嫌な顔一つせず、にこやかに話している。ああいう人は好かれるんだろーなぁ、と思いつつ、自分の席を探した。
黒板に貼ってあった座席表を見て最悪だと思った。よりにもよって、焔舞の隣の席なのである。目立ちたくはなかったが、これなら目立つかもしれないので嫌なのだ。
しかし、変えられるわけでもないため、仕方なく席に着いた。
やがて、HRがあり、担任の自己紹介があった。
「私の名前は忌川百合(きがわゆり)、ランクAの呪い系魔法<ファントムカース>の持ち主だ。これからお前らの担任をする。
よろしくな。」
男っぽいがポニーテールであり、女物のスーツをはだけて着ている、これまた美人だ。
「では、これからお前らには自己紹介をしてもらう。名前と能力、ランクを言え。」
と言いながら、百合はこちらを見てニヤっと笑った。多分あの人は俺の素性を知っているだろう。しかし、それをいうわけもいかず、俺は黙って、自分の順番を待った。
俺の番になり、
「闘打新九郎、能力は身体系魔法、ランクは...Eです。」
クラスにどよめきが起きた。皆まちまちに、
「身体系だってよー?」だの、「Eですって」だの笑いながら話していた。俺はこの手のものには慣れているため、
「よろしく」とだけいうと座った。
百合が
「お前ら静かにしろ」
といったため皆黙った。
やがて焔舞の番になると、
「私は焔舞、能力は炎系魔法、ランクはSです。」
というと、今度は称賛の声が上がった。Sランクは世界でも3000人ほどである。条件は厳しく、大抵は皆、Aを目指す。そのため、Sランクの人は少ないのだ。
その後も皆、自己紹介を行ったが、皆ランクはC以上、Eは俺だけだった。
はー、初日から失敗したなぁ、と思いつつ、帰宅の準備を始めたのだった。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ーこういうの始めて書いたので、文も読みづらいかも知れませが、感想やご意見をいただけると幸いです!ー








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コメント

  • ノベルバユーザー185222

    0
  • 執行No.465

    最初の方、落第騎士の英雄譚に似てる気が…

    4
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