異世界は現実だ!
若国王で愚痴なのだ!
第六章
第128話、若国王で愚痴なのだ!
王城の中はやはり大理石で出来ていて小さい割に豪華な印象である。かなり手入れがされているみたいで窓などもピカピカだった。大理石の屋敷、僕のギルドにも一つぐらいは建ててみたいな〜。
王室はそこまで時間はかからず行けた。廊下には頭を下げてくるメイドの姿や傭兵の姿が見える。王室の前の扉には銀の鎧を身に纏う兵士のがいる。
「おうしつまえです〜!心の準備はいいですか〜?」
「はい、大丈夫です!」
「ではでは、兵士さん、扉をあけてください!」
「はい。」
兵士が扉を開けるとそこは大理石で出来た空間、そして奥には王が座っていた。
「こんにちは、いやこんばんはかな?あきら殿!」
「お初にお目にかかります。トミル王国国王様の紹介で参りました。冒険者ギルド
"シャイン"ギルドマスターかわごえ あき
らと申します。お会いでき誠に光栄なことです。」
「いやいや、こちらこそ呼び出しをしてすまなかった。既に紹介があると思うが私はミルガ・アトゥクケクスである!わざわざ遠い地からお越し頂きありがとう。この出会いは永遠に、よろしく頼む!」
ミルガ・アトゥクケクス国王は男性で端麗な顔立ちで金の装飾のある服を着用している。歳は大体二十代後半か。背の高さは一七五前後ぐらいだろう。声は低すぎず高すぎず程よい声。ゆっくりとした口調である。
「あきら殿、そこに座りたまえ。あとお前ら(兵士)、下がって良いぞ!」
「はっ!」
兵士達は部屋を出て、扉も閉められる。完全に僕とアトゥクケクス王との二人だけだ。僕は王と向かい合うように座る。クッションの柔らかさは最高だ。
「これで楽になった。」
「はい?」
「王という立場上、兵士や配下の者にはそれなりに上に立つものとしての口調や行動しなければならないだろ?俺はそういうのは嫌なんだよなぁ〜!ここで愚痴を言うのはなんだけどさ、少し聞いててくれる?」
「は、はい。」
「確かにだよ?歴史ある国でさ、規律もね厳しいよ?子供の頃から父さんには"もっと王としての自覚を持て!"とかさ、"なんだ!その言葉遣いは!頭冷やせ!"とかさ、言われてきたよ?今もさ、ちゃんとさ兵のみんなとか、大臣とかには王としての言葉使いで頑張ってるよ!でもさ、なんで王だけこんな喋り方しなくちゃいけないんだって思わない?こんな窮屈なところに閉じ込められて、だからあきらくんのこといいなって思うわけよ!冒険者なんて、面白そうだなって、今日だってね?君も察してると思うけどあのじじーがさ、君と協定を結んだ方が将来いいとかさ、言ってきやがってー、もう定年を迎えた立場なら黙って見てろって言ったらね?怒られたの!ほんと意味わかんないって思ってさ。と言うことで愚痴終わり!ごめんね、客人にこんなこと言うのは、って思ったんだけど、君には真実を言った方がいいと思ってさ。どうせ今日ここで"いやです!"って言ってもまた呼び出しされるかもだよ?ってこと伝えた方がいいな?って思ってさ。まあその前に俺が怒られるけど。」
なんか全然さっきとは別人なんだけど!なにこれ?ーそこから僕は十分ほど国王の愚痴を聞かされた。まあこういうのは慣れてるからいいけど。
第128話、若国王で愚痴なのだ!
王城の中はやはり大理石で出来ていて小さい割に豪華な印象である。かなり手入れがされているみたいで窓などもピカピカだった。大理石の屋敷、僕のギルドにも一つぐらいは建ててみたいな〜。
王室はそこまで時間はかからず行けた。廊下には頭を下げてくるメイドの姿や傭兵の姿が見える。王室の前の扉には銀の鎧を身に纏う兵士のがいる。
「おうしつまえです〜!心の準備はいいですか〜?」
「はい、大丈夫です!」
「ではでは、兵士さん、扉をあけてください!」
「はい。」
兵士が扉を開けるとそこは大理石で出来た空間、そして奥には王が座っていた。
「こんにちは、いやこんばんはかな?あきら殿!」
「お初にお目にかかります。トミル王国国王様の紹介で参りました。冒険者ギルド
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「いやいや、こちらこそ呼び出しをしてすまなかった。既に紹介があると思うが私はミルガ・アトゥクケクスである!わざわざ遠い地からお越し頂きありがとう。この出会いは永遠に、よろしく頼む!」
ミルガ・アトゥクケクス国王は男性で端麗な顔立ちで金の装飾のある服を着用している。歳は大体二十代後半か。背の高さは一七五前後ぐらいだろう。声は低すぎず高すぎず程よい声。ゆっくりとした口調である。
「あきら殿、そこに座りたまえ。あとお前ら(兵士)、下がって良いぞ!」
「はっ!」
兵士達は部屋を出て、扉も閉められる。完全に僕とアトゥクケクス王との二人だけだ。僕は王と向かい合うように座る。クッションの柔らかさは最高だ。
「これで楽になった。」
「はい?」
「王という立場上、兵士や配下の者にはそれなりに上に立つものとしての口調や行動しなければならないだろ?俺はそういうのは嫌なんだよなぁ〜!ここで愚痴を言うのはなんだけどさ、少し聞いててくれる?」
「は、はい。」
「確かにだよ?歴史ある国でさ、規律もね厳しいよ?子供の頃から父さんには"もっと王としての自覚を持て!"とかさ、"なんだ!その言葉遣いは!頭冷やせ!"とかさ、言われてきたよ?今もさ、ちゃんとさ兵のみんなとか、大臣とかには王としての言葉使いで頑張ってるよ!でもさ、なんで王だけこんな喋り方しなくちゃいけないんだって思わない?こんな窮屈なところに閉じ込められて、だからあきらくんのこといいなって思うわけよ!冒険者なんて、面白そうだなって、今日だってね?君も察してると思うけどあのじじーがさ、君と協定を結んだ方が将来いいとかさ、言ってきやがってー、もう定年を迎えた立場なら黙って見てろって言ったらね?怒られたの!ほんと意味わかんないって思ってさ。と言うことで愚痴終わり!ごめんね、客人にこんなこと言うのは、って思ったんだけど、君には真実を言った方がいいと思ってさ。どうせ今日ここで"いやです!"って言ってもまた呼び出しされるかもだよ?ってこと伝えた方がいいな?って思ってさ。まあその前に俺が怒られるけど。」
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