異世界は現実だ!
報告でギルド一日目なのだ!
第六章
第117話、報告でギルド一日目なのだ!
探索を始めて一時間十四分。カルナさんが笛を吹き僕たちを呼んだ。そういえばカプス戦で全体レベルが二上がりレベル一六になったわけだが新機能として"ストップウォッチ"がつけられた。ステータス画面を開くと右上にストップウォッチ機能が使える場所があり、今の時間もはかってみていた。そして後になって気付いたがマップやら方位磁針機能などは頭で出したいものを想像しながら自分の前の空間に触ると出てくるみたいだ。それがわかってからというものかなり使い勝手が良くなっていた。
カルナさんの作ってくれた簡単非常食を食べながら報告をする。非常食は思っていたよりも美味しい。野菜たっぷりのパスタだ。味付けも悪くないし麺の硬さもちょうどいい。かなり量もあるので五人でも十分食べられた。またストジネートさんとダニー兄さんがとりかかっていた木の裁断は十本ずつという数はゆうに超えていて切られた木が何本も横倒しになっていた。また二人も拠点作りの基礎は知っているみたいで木の切った周辺の草は取ってあり、クルルさんも褒めていた。そして情報収集の僕とクルルさんの報告が始まる。まずクルルさんは地上から危険動物がいないかや危ない場所がないかなどを確認してくれていた。カルナさんの話によると獰猛な動物などは奥の森林の深い方に確認できたみたいだが五人でかかればそこまでではないので大丈夫なようだ。危険な場所は特にはないみたいだ。続いて僕。
「まずはセフィロンの地は大体が平地でした。大きな崖などもなくここから西に川がありました。獰猛な動物は確認できませんでしたが多種多様の動物たちが生息しているようです。」
「はい、ありがとうございました!今いる周辺には罠も仕掛けておきました。一応夜に獣が襲ってくるということもなきにしもあらずなので。これからメンメルやトミルでは絶対にない、夜が来ます。夜は暗くなってしまうのでどちらかというと夜行性の動物の標的になりやすい。なので交互に寝ていきます。その間見張りとストジネートさんとダニーさんが切ってくれた木の表皮を剥ぎ取っておいてください。やりかたはこのノコギリで切れ込みを入れそこから徐々に剥いでいってください。それが終われば木に腐敗剤を塗り紐で頑丈に縛って繋ぎ合わせ鑢で削り落とし、四方の角をこの杭で土まで打ち付ければ丸太床が完成です!それができれば土の上で寝なくてもよくなります。それに色々作業もしやすくなりますね。まあそこを拠点としてどんどん作れるものから作っていきましょう。剥ぎ取る木は十本、長さを合わせるのは私がやります。では質問は?」
「残りの木は?」
「はい、ダニーさん。残りはまた別のものに使いましょう。これだけ切ってくださっているのならばそれなりに色々作れると思いますので。」
「今日の寝床は?」
「はい、カルナさん。今日は土の上でてるしかありませんね。魔法で何かできればいいのですが私はあいにくそういうものは持っていなくて。すみません。」
「いえ、大丈夫ですよ!私も持ち合わせしていませんし。」
「あの?提案なんですけど。」
「何ですか?あきらさん?」
「今は全員休んでいいのではないですか?僕が結界を張ります。」
「いや、ですが結界はとても魔力の消費量が…」
「その心配は要りません。僕もかなりの頻度で使っているのでもう慣れてしまったというか、コツがあるんですよ。それで周辺に僕が召喚したトラを徘徊させておき危険な動物が来たら知らせるようにすれば大丈夫ではありませんか?」
「なるほど。あきらさんが大丈夫だというのならそれが一番いいですね。」
「僕は大丈夫ですよ。」
「ならその方法にしましょう。ではお願いします。」
僕達は全員で休むことにした。だんだん暗くなっていき日が落ちると空には星が見える。この世界にも星が存在するのか。と思った。僕は気温適温、攻撃ダメージ軽減の結界を周囲に張り、トラだけではなくゴブリンも召喚して置いた。ゴブリンの方が小回りが効くし情報収集にはもってこいなのだ。そうしてギルド一日目が終わっていく。色々な想像をしながら僕は眠りについた。
第117話、報告でギルド一日目なのだ!
探索を始めて一時間十四分。カルナさんが笛を吹き僕たちを呼んだ。そういえばカプス戦で全体レベルが二上がりレベル一六になったわけだが新機能として"ストップウォッチ"がつけられた。ステータス画面を開くと右上にストップウォッチ機能が使える場所があり、今の時間もはかってみていた。そして後になって気付いたがマップやら方位磁針機能などは頭で出したいものを想像しながら自分の前の空間に触ると出てくるみたいだ。それがわかってからというものかなり使い勝手が良くなっていた。
カルナさんの作ってくれた簡単非常食を食べながら報告をする。非常食は思っていたよりも美味しい。野菜たっぷりのパスタだ。味付けも悪くないし麺の硬さもちょうどいい。かなり量もあるので五人でも十分食べられた。またストジネートさんとダニー兄さんがとりかかっていた木の裁断は十本ずつという数はゆうに超えていて切られた木が何本も横倒しになっていた。また二人も拠点作りの基礎は知っているみたいで木の切った周辺の草は取ってあり、クルルさんも褒めていた。そして情報収集の僕とクルルさんの報告が始まる。まずクルルさんは地上から危険動物がいないかや危ない場所がないかなどを確認してくれていた。カルナさんの話によると獰猛な動物などは奥の森林の深い方に確認できたみたいだが五人でかかればそこまでではないので大丈夫なようだ。危険な場所は特にはないみたいだ。続いて僕。
「まずはセフィロンの地は大体が平地でした。大きな崖などもなくここから西に川がありました。獰猛な動物は確認できませんでしたが多種多様の動物たちが生息しているようです。」
「はい、ありがとうございました!今いる周辺には罠も仕掛けておきました。一応夜に獣が襲ってくるということもなきにしもあらずなので。これからメンメルやトミルでは絶対にない、夜が来ます。夜は暗くなってしまうのでどちらかというと夜行性の動物の標的になりやすい。なので交互に寝ていきます。その間見張りとストジネートさんとダニーさんが切ってくれた木の表皮を剥ぎ取っておいてください。やりかたはこのノコギリで切れ込みを入れそこから徐々に剥いでいってください。それが終われば木に腐敗剤を塗り紐で頑丈に縛って繋ぎ合わせ鑢で削り落とし、四方の角をこの杭で土まで打ち付ければ丸太床が完成です!それができれば土の上で寝なくてもよくなります。それに色々作業もしやすくなりますね。まあそこを拠点としてどんどん作れるものから作っていきましょう。剥ぎ取る木は十本、長さを合わせるのは私がやります。では質問は?」
「残りの木は?」
「はい、ダニーさん。残りはまた別のものに使いましょう。これだけ切ってくださっているのならばそれなりに色々作れると思いますので。」
「今日の寝床は?」
「はい、カルナさん。今日は土の上でてるしかありませんね。魔法で何かできればいいのですが私はあいにくそういうものは持っていなくて。すみません。」
「いえ、大丈夫ですよ!私も持ち合わせしていませんし。」
「あの?提案なんですけど。」
「何ですか?あきらさん?」
「今は全員休んでいいのではないですか?僕が結界を張ります。」
「いや、ですが結界はとても魔力の消費量が…」
「その心配は要りません。僕もかなりの頻度で使っているのでもう慣れてしまったというか、コツがあるんですよ。それで周辺に僕が召喚したトラを徘徊させておき危険な動物が来たら知らせるようにすれば大丈夫ではありませんか?」
「なるほど。あきらさんが大丈夫だというのならそれが一番いいですね。」
「僕は大丈夫ですよ。」
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