異世界は現実だ!
実戦訓練①で精鋭兵なのだ!
第五章
第90話、実戦訓練①で精鋭兵なのだ!
投げられたコインが落ちるまでの時間は一瞬ではあるものの僕にとってはとても長いような気がした。
"キン、リーン"
コインが落ちる。その瞬間、精鋭兵は陣営を組み前衛五人、後衛十人、補助五人になった。そして陣営が組み終えると補助で先頭に立つ人物が手で何やら指示を出す。すると補助の二人が僕に向かって走り剣を構えた。どれくらいの力か知りたいのだろう。僕も考えることは同じ。まずは"物理攻撃無効化"の魔力を僕からは出さない結界を張る。僕の場合称号特典があるのでガガさんが少し本気を出した剣ぐらいは凌げるのだが。
結界は僕を囲むよう円形に貼り一応"ファイヤーソードも構えておく。補助班二人は結界の手前で剣を振り上げ僕に当てようとした。が、結界に跳ね飛ばされ後退した。外野からは少し歓声が上がった。
「なるほど。あきら様、結界とはいいものを持っていらっしゃる。それにかなり強度も硬い。魔力どのくらいあるんでしょうね。」
そう後退した補助班の一人が言うと後衛が魔法を打ってくる。見てる感じどれも初級魔法かと思ったら後衛でも真ん中にいる三人は中級魔法を使う。真ん中ではないものの僕から見て左にいる兵はマグマの魔法を使う。ここの世界ではマグマのことを溶岩というらしいがあっちの世界では別物だった気がするがそこには触れなかった。
次は魔法責めかと思いきや、前衛の二人がこちらに向かって走り出し剣を構える。今度は物理無効化結界ではなく"魔法無効化結界"を張る。僕が試した限りだと普通魔法の中級までは行けたが進化魔法の技はわからない。僕はファイヤーソードを結界を密かに貼り終えた後二本構える。二人は剣を構え振ってくる今度は僕の剣がしっかり受け止める。かなり重い攻撃。よくみると真剣ではなく一応のため稽古用の剣だった。そりゃそうだわな。受け止めた後二人を跳ね返し何度か打ち合いをする。このぐらいなら二人は余裕だ。その後前衛が合図で右と左に回避し魔法を浴びることになるわけだが、問題なかった。溶岩魔法といえど初級だったらしい。外野からははさっきよりも大きい歓声が上がる。
その後幾度か精鋭兵から攻撃を仕掛けてきたが決定打となるものはないように思えた。僕はその間、自分からは攻撃せず守備に徹した。
前衛五人の中で一人は剣の太刀筋や振る舞い方がとても良い。真剣で来られたら間違って受け損なうと一刀両断されてしまうだろう。今も少し危ない時があった。五人前衛、後衛魔法で不意打ちの時だった。魔法は今のところ結界で防いでるが前衛五人で打ち合いになり僕としてもこんな経験初めてで五本の刀を受け止めるので精一杯だったのだ。そして僕が後ろに後退しようとしたのを見計らって一人が一歩下がり一瞬で後ろに回った後、首元を狙って剣を右から左に振る。僕は後ろに気配を感じテレポートで回避した。それを見ていた外野兵は大きな歓声を上げたが精鋭兵はそれを見逃すことなく攻撃を仕掛けてきた。最終的には"ライズグラビティ"をかけ僕は休憩を挟む。結界でもよかったのだが一応僕もこの訓練でそれぞれのレベルを上げたいと思っていた。なのでまだレベルが上がりきってない魔法を使っていこうということだ。
精鋭兵はたしかに強いんだけど何かが足りない。何かが足りなくてキレとかが落ちてるのか?
そう思った。
第90話、実戦訓練①で精鋭兵なのだ!
投げられたコインが落ちるまでの時間は一瞬ではあるものの僕にとってはとても長いような気がした。
"キン、リーン"
コインが落ちる。その瞬間、精鋭兵は陣営を組み前衛五人、後衛十人、補助五人になった。そして陣営が組み終えると補助で先頭に立つ人物が手で何やら指示を出す。すると補助の二人が僕に向かって走り剣を構えた。どれくらいの力か知りたいのだろう。僕も考えることは同じ。まずは"物理攻撃無効化"の魔力を僕からは出さない結界を張る。僕の場合称号特典があるのでガガさんが少し本気を出した剣ぐらいは凌げるのだが。
結界は僕を囲むよう円形に貼り一応"ファイヤーソードも構えておく。補助班二人は結界の手前で剣を振り上げ僕に当てようとした。が、結界に跳ね飛ばされ後退した。外野からは少し歓声が上がった。
「なるほど。あきら様、結界とはいいものを持っていらっしゃる。それにかなり強度も硬い。魔力どのくらいあるんでしょうね。」
そう後退した補助班の一人が言うと後衛が魔法を打ってくる。見てる感じどれも初級魔法かと思ったら後衛でも真ん中にいる三人は中級魔法を使う。真ん中ではないものの僕から見て左にいる兵はマグマの魔法を使う。ここの世界ではマグマのことを溶岩というらしいがあっちの世界では別物だった気がするがそこには触れなかった。
次は魔法責めかと思いきや、前衛の二人がこちらに向かって走り出し剣を構える。今度は物理無効化結界ではなく"魔法無効化結界"を張る。僕が試した限りだと普通魔法の中級までは行けたが進化魔法の技はわからない。僕はファイヤーソードを結界を密かに貼り終えた後二本構える。二人は剣を構え振ってくる今度は僕の剣がしっかり受け止める。かなり重い攻撃。よくみると真剣ではなく一応のため稽古用の剣だった。そりゃそうだわな。受け止めた後二人を跳ね返し何度か打ち合いをする。このぐらいなら二人は余裕だ。その後前衛が合図で右と左に回避し魔法を浴びることになるわけだが、問題なかった。溶岩魔法といえど初級だったらしい。外野からははさっきよりも大きい歓声が上がる。
その後幾度か精鋭兵から攻撃を仕掛けてきたが決定打となるものはないように思えた。僕はその間、自分からは攻撃せず守備に徹した。
前衛五人の中で一人は剣の太刀筋や振る舞い方がとても良い。真剣で来られたら間違って受け損なうと一刀両断されてしまうだろう。今も少し危ない時があった。五人前衛、後衛魔法で不意打ちの時だった。魔法は今のところ結界で防いでるが前衛五人で打ち合いになり僕としてもこんな経験初めてで五本の刀を受け止めるので精一杯だったのだ。そして僕が後ろに後退しようとしたのを見計らって一人が一歩下がり一瞬で後ろに回った後、首元を狙って剣を右から左に振る。僕は後ろに気配を感じテレポートで回避した。それを見ていた外野兵は大きな歓声を上げたが精鋭兵はそれを見逃すことなく攻撃を仕掛けてきた。最終的には"ライズグラビティ"をかけ僕は休憩を挟む。結界でもよかったのだが一応僕もこの訓練でそれぞれのレベルを上げたいと思っていた。なのでまだレベルが上がりきってない魔法を使っていこうということだ。
精鋭兵はたしかに強いんだけど何かが足りない。何かが足りなくてキレとかが落ちてるのか?
そう思った。
「異世界は現実だ!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
3万
-
4.9万
-
-
5,072
-
2.5万
-
-
9,627
-
1.6万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
9,293
-
2.3万
-
-
8,090
-
5.5万
-
-
561
-
1,070
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
6,571
-
2.9万
-
-
600
-
220
-
-
2,411
-
6,662
-
-
139
-
227
-
-
11
-
4
-
-
1,258
-
8,383
-
-
6,028
-
2.9万
-
-
391
-
717
-
-
45
-
163
-
-
208
-
515
-
-
44
-
89
-
-
168
-
148
-
-
6,119
-
2.6万
-
-
60
-
278
-
-
13
-
1
-
-
48
-
129
-
-
3,136
-
1.5万
-
-
1,582
-
2,757
-
-
168
-
156
-
-
3,521
-
5,226
-
-
242
-
151
-
-
33
-
11
-
-
387
-
438
-
-
31
-
83
-
-
42
-
55
-
-
29
-
50
-
-
7,412
-
1.5万
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,627
-
1.6万
-
-
9,533
-
1.1万
-
-
9,293
-
2.3万
-
-
9,139
-
2.3万
コメント