異世界は現実だ!
イオちゃんの凄さで密談なのだ!
第四章
第87話、イオちゃんの凄さで密談なのだ!
僕とカルナさんはイオちゃんに連れられ食事場、トイレ、大浴場、稽古場?に案内された。一番部屋から遠いのは大浴場だがなんとか行けそうだ。
食事場には今は遅く来て早く食べる大臣の方や将軍クラスの兵がいた。将軍クラスの方々は僕達が見えると拍手で迎えるが恥ずかしいことありゃしない。なるべくプライベートではやめてほしいものだ。
洗面所はやけに広く男女別だった。この世界には帝宮クラスなら洋室トイレがあると思ったが流石に和室トイレ止まりだった。あったところで水栓なければほとんど意味ないけど。
次は稽古場だが稽古場には兵士の皆さんが練習をしててストジネートさんの姿はなかったが僕らの姿を見るとこちらに走ってきて崇められた。イオちゃんはその姿を遠くで眺めていた。少しニヤケながら。この子少しSだな。そう思った。
なんとか兵士達の崇拝を終わらせ食事場に移動する。あれから1時間は経っていたのでもう誰もいなかった。僕達の食事だけが取り残されていたが、作り始めてから何時間も立つはずなのに今作っできたかのようなものだった。後でイオちゃんに尋ねると"魔法の力です。"と句点含める十文字で簡潔にまとめられた。なかなかクールなお方らしい。それにしても食事は食べたことはないがミシュラン五つ星にも相当する味であるう。味付けも最高で肉の焼き加減、野菜の鮮度を抜群だった。尊敬する。
部屋に戻ると既に掃除は終わっており布団も窓も床もピカピカになっていた。アニメでは
"そんな短い時間にできないだろ!"と思っていたが現実に起きると圧巻だった。
ここでも夜は完全には暗くならずまだ夕方のようなものだが僕はカーテンを閉め寝ることにした。
<その夜 王室>
「よく帰ってきた!それで報告をしろ!」
「はい。特秘隊総隊長ザネルから申し上げます。現在トミル王国は王が貴族、市民数百名を蹂躙している状況です。逃げ延びてきた王側近の家来によると王は十一日前一時行方をくらましていましたが翌日の朝、家来のものどもを次々と殺害。その後王宮内を何人かの外部の人間で占拠しました。その外部の人間とはまだ調査中であります。私たちが着いた七日前には王都近くは封鎖され入ることができませんでした。
ですが私たちが近くの町で聞き込みする中、王らしき人がある町で目撃されました。その情報を嗅ぎつけた私たちはすぐにその町タダンダルへ急行。調査を行うと確かに陛下でした。側近のものも一緒にいたので確実です。」
「では今トミルを占拠しているのはなんだというのだ!」
「強魔族です。」
「!?……また奴らか。なぜこの頃奴らは血相を変えて全世界に侵攻を!?」
「それも全てあの日からです。あの日天に大きな魔法陣が出現した時、あの日から強魔族の侵攻が各地で確認されています。」
「あの魔法陣は一体なんだったというのだ?」
「それは各国調査中ですが、トミル王国ではその問題は解決していました。あの魔法陣が現れた日一人の男が砂漠に現れました。その男の名はかわごえ あきらです。」
「まさか彼が強魔族達を呼び起こしたとでもいうのか!」 
「わかりません。ですが彼の身元を探ってみましたが真相にはたどり着けませんでした。もしかするとという話ではあります。この話は他言しないでもらいたい。まだ調査中ですので。」
「わかった。その件といいまた調査しろ。」
「兄さんっ!こちらの件も一応報告が確認されましたっ!」
「ご苦労。ザネル。もう一件頼んでたものだが。」
「お話は伺っております。クルルに彼のギルド建立の際の一員になるというお話も。」
「いいのか?」
「陛下がお決めになられたことを私がどうこういうつもりはありません。彼女には好きなことをやってもらいたい。その件に着いての調査でも適任でしょう。」
「ああそうか。ではその方向で進めさせてもらう。俺は彼がそんな悪い方には思えん。メンメル帝国も救ってもらった。ギルドについては進めていく。」
「仰せのままに。私も彼がそこまで悪い人間だとは思いません。秘密部隊でもどうしようもできなかった事態を救って頂いたのですもの。」
メンとザネルはこの会談を終わらせると業務に戻る。トミルが強大な強魔族に乗っ取られていることをまだ知らずに。
四章終了です。締まり悪くなりすみません。紹介と番外挟んで五章突入です。
第87話、イオちゃんの凄さで密談なのだ!
僕とカルナさんはイオちゃんに連れられ食事場、トイレ、大浴場、稽古場?に案内された。一番部屋から遠いのは大浴場だがなんとか行けそうだ。
食事場には今は遅く来て早く食べる大臣の方や将軍クラスの兵がいた。将軍クラスの方々は僕達が見えると拍手で迎えるが恥ずかしいことありゃしない。なるべくプライベートではやめてほしいものだ。
洗面所はやけに広く男女別だった。この世界には帝宮クラスなら洋室トイレがあると思ったが流石に和室トイレ止まりだった。あったところで水栓なければほとんど意味ないけど。
次は稽古場だが稽古場には兵士の皆さんが練習をしててストジネートさんの姿はなかったが僕らの姿を見るとこちらに走ってきて崇められた。イオちゃんはその姿を遠くで眺めていた。少しニヤケながら。この子少しSだな。そう思った。
なんとか兵士達の崇拝を終わらせ食事場に移動する。あれから1時間は経っていたのでもう誰もいなかった。僕達の食事だけが取り残されていたが、作り始めてから何時間も立つはずなのに今作っできたかのようなものだった。後でイオちゃんに尋ねると"魔法の力です。"と句点含める十文字で簡潔にまとめられた。なかなかクールなお方らしい。それにしても食事は食べたことはないがミシュラン五つ星にも相当する味であるう。味付けも最高で肉の焼き加減、野菜の鮮度を抜群だった。尊敬する。
部屋に戻ると既に掃除は終わっており布団も窓も床もピカピカになっていた。アニメでは
"そんな短い時間にできないだろ!"と思っていたが現実に起きると圧巻だった。
ここでも夜は完全には暗くならずまだ夕方のようなものだが僕はカーテンを閉め寝ることにした。
<その夜 王室>
「よく帰ってきた!それで報告をしろ!」
「はい。特秘隊総隊長ザネルから申し上げます。現在トミル王国は王が貴族、市民数百名を蹂躙している状況です。逃げ延びてきた王側近の家来によると王は十一日前一時行方をくらましていましたが翌日の朝、家来のものどもを次々と殺害。その後王宮内を何人かの外部の人間で占拠しました。その外部の人間とはまだ調査中であります。私たちが着いた七日前には王都近くは封鎖され入ることができませんでした。
ですが私たちが近くの町で聞き込みする中、王らしき人がある町で目撃されました。その情報を嗅ぎつけた私たちはすぐにその町タダンダルへ急行。調査を行うと確かに陛下でした。側近のものも一緒にいたので確実です。」
「では今トミルを占拠しているのはなんだというのだ!」
「強魔族です。」
「!?……また奴らか。なぜこの頃奴らは血相を変えて全世界に侵攻を!?」
「それも全てあの日からです。あの日天に大きな魔法陣が出現した時、あの日から強魔族の侵攻が各地で確認されています。」
「あの魔法陣は一体なんだったというのだ?」
「それは各国調査中ですが、トミル王国ではその問題は解決していました。あの魔法陣が現れた日一人の男が砂漠に現れました。その男の名はかわごえ あきらです。」
「まさか彼が強魔族達を呼び起こしたとでもいうのか!」 
「わかりません。ですが彼の身元を探ってみましたが真相にはたどり着けませんでした。もしかするとという話ではあります。この話は他言しないでもらいたい。まだ調査中ですので。」
「わかった。その件といいまた調査しろ。」
「兄さんっ!こちらの件も一応報告が確認されましたっ!」
「ご苦労。ザネル。もう一件頼んでたものだが。」
「お話は伺っております。クルルに彼のギルド建立の際の一員になるというお話も。」
「いいのか?」
「陛下がお決めになられたことを私がどうこういうつもりはありません。彼女には好きなことをやってもらいたい。その件に着いての調査でも適任でしょう。」
「ああそうか。ではその方向で進めさせてもらう。俺は彼がそんな悪い方には思えん。メンメル帝国も救ってもらった。ギルドについては進めていく。」
「仰せのままに。私も彼がそこまで悪い人間だとは思いません。秘密部隊でもどうしようもできなかった事態を救って頂いたのですもの。」
メンとザネルはこの会談を終わらせると業務に戻る。トミルが強大な強魔族に乗っ取られていることをまだ知らずに。
四章終了です。締まり悪くなりすみません。紹介と番外挟んで五章突入です。
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