異世界は現実だ!
フォローで魔法書なのだ!
第四章
第83話、フォローで魔法書なのだ!
<五日前>
ギルド建立の依頼を受け考え始めた一日目。朝僕を訪ねたのはアドメラさんとメルダルさんだった。
「あら、こんにちはアドメラさん、メルダルさん!お体の調子はもう大丈夫ですか?」
「こんにちは、あきらさん。僕は大丈夫ですが、あきらさんは大丈夫なのですか?深手を負ってましたし……。」
「僕も大丈夫ですよ!アドメラさん、よかったです、元気で。」
「おはようございます、あきらさん。最初に謝らなければいけないことが!!」
「いいんですよ、もう。僕もこんなに元気になったし、死んでもないんだし!いいんじゃないですか?それで。」
「でも…バリルさんは……!」
「その話はまた後でってカルナさんと!」
「でも私は…軍人として!助けることができなかった。それであきらさんにも……」
メルダルさんは苦渋の顔を見せ、後悔している様子だった。僕はこの状況を解決はできなかったができるだけのフォローをした。
「あの攻撃の中メルダルさんまで死ななくて良かったですよ。あのままメルダルさんまで死んでしまわれたらもっと多くの人が悲しんでいました。でも僕達は生き残った。バリルさんの分も、それからバリルさんを失い悲しんでる人の気持ちを受け止め頑張っていくことがバリルさんにとっても良いことなのではないかと僕は思っていますよ。
さあ元気だしましょう!こんなに悲しんでたらバリルさんも怒っちゃいますよ!」
そう僕が言うと少しの間沈黙が流れるがメルダルさんはハンカチのようなもので顔を吹き真面目な顔で僕の前に立った。
「面目無い。軍人としてあるまじき醜態を晒してしまいました。今回のことといい全力で礼を言います。ありがとうございます!」
そのお辞儀に続けてアドメラさんもお辞儀した。
「こちらこそ看病など心配させて迷惑かけました。ありがとうございました。」
僕達は今回のパーティーとしての例を言い合いその後雑談となった。
「お二人は今後は?」
「私は明日にでも帝都に戻り今回の反省を生かし鍛錬に励んで行きます。」
「僕は一度故郷に帰ります。まだまだ魔法も学ばなきゃいけないので。そしてまたこの地で冒険者を続けられるように頑張ります。あ、そうだ。僕からのお礼と言ってはなんですがこれあきらさんにあげます。僕では使えない属性もあるのでよければ使ってみてください。3属性適性があればそれなりに使えるはずですよ。」
「これは?」
「これは魔法書です。全属性の魔法の高位魔法までが載っています。精神魔法もあります。現時点でわかる範囲ですが……。その魔法書は魔法協会発行のものなので魔法協会に新しく魔法の情報が入ってくれば更新されます。魔法協会が作った魔法書は正確で作られた百二十冊しかないと言われています。水に濡れても濡れず燃えそうとしても燃えず破こうとしても戻ってしまうその魔法書は最強の魔法書。それをあきらさんにあげたいと思います。どうぞ受け取ってください。」
僕は何度もそんな貴重なものを貰っていいのかと聞き返したが"はい"としか言わなかったのでもらうことにした。
その後最後の言葉をお互いに言った後、彼らは翌日別々に旅立っていった。僕はその魔法書をギルド建立の依頼に行き詰まった時見ていた。タダンダルでもらった魔法書よりもはるかにわかりやすく細かく書いてある。そして何個か使えるようになったらという魔法を見つけた。今のレベルでも頑張ればいける魔法。僕はそれを今使う賭けに出た!
第83話、フォローで魔法書なのだ!
<五日前>
ギルド建立の依頼を受け考え始めた一日目。朝僕を訪ねたのはアドメラさんとメルダルさんだった。
「あら、こんにちはアドメラさん、メルダルさん!お体の調子はもう大丈夫ですか?」
「こんにちは、あきらさん。僕は大丈夫ですが、あきらさんは大丈夫なのですか?深手を負ってましたし……。」
「僕も大丈夫ですよ!アドメラさん、よかったです、元気で。」
「おはようございます、あきらさん。最初に謝らなければいけないことが!!」
「いいんですよ、もう。僕もこんなに元気になったし、死んでもないんだし!いいんじゃないですか?それで。」
「でも…バリルさんは……!」
「その話はまた後でってカルナさんと!」
「でも私は…軍人として!助けることができなかった。それであきらさんにも……」
メルダルさんは苦渋の顔を見せ、後悔している様子だった。僕はこの状況を解決はできなかったができるだけのフォローをした。
「あの攻撃の中メルダルさんまで死ななくて良かったですよ。あのままメルダルさんまで死んでしまわれたらもっと多くの人が悲しんでいました。でも僕達は生き残った。バリルさんの分も、それからバリルさんを失い悲しんでる人の気持ちを受け止め頑張っていくことがバリルさんにとっても良いことなのではないかと僕は思っていますよ。
さあ元気だしましょう!こんなに悲しんでたらバリルさんも怒っちゃいますよ!」
そう僕が言うと少しの間沈黙が流れるがメルダルさんはハンカチのようなもので顔を吹き真面目な顔で僕の前に立った。
「面目無い。軍人としてあるまじき醜態を晒してしまいました。今回のことといい全力で礼を言います。ありがとうございます!」
そのお辞儀に続けてアドメラさんもお辞儀した。
「こちらこそ看病など心配させて迷惑かけました。ありがとうございました。」
僕達は今回のパーティーとしての例を言い合いその後雑談となった。
「お二人は今後は?」
「私は明日にでも帝都に戻り今回の反省を生かし鍛錬に励んで行きます。」
「僕は一度故郷に帰ります。まだまだ魔法も学ばなきゃいけないので。そしてまたこの地で冒険者を続けられるように頑張ります。あ、そうだ。僕からのお礼と言ってはなんですがこれあきらさんにあげます。僕では使えない属性もあるのでよければ使ってみてください。3属性適性があればそれなりに使えるはずですよ。」
「これは?」
「これは魔法書です。全属性の魔法の高位魔法までが載っています。精神魔法もあります。現時点でわかる範囲ですが……。その魔法書は魔法協会発行のものなので魔法協会に新しく魔法の情報が入ってくれば更新されます。魔法協会が作った魔法書は正確で作られた百二十冊しかないと言われています。水に濡れても濡れず燃えそうとしても燃えず破こうとしても戻ってしまうその魔法書は最強の魔法書。それをあきらさんにあげたいと思います。どうぞ受け取ってください。」
僕は何度もそんな貴重なものを貰っていいのかと聞き返したが"はい"としか言わなかったのでもらうことにした。
その後最後の言葉をお互いに言った後、彼らは翌日別々に旅立っていった。僕はその魔法書をギルド建立の依頼に行き詰まった時見ていた。タダンダルでもらった魔法書よりもはるかにわかりやすく細かく書いてある。そして何個か使えるようになったらという魔法を見つけた。今のレベルでも頑張ればいける魔法。僕はそれを今使う賭けに出た!
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