異世界は現実だ!
二人の買い手で作戦開始なのだ!
第四章
第80話、二人の買い手で作戦開始なのだ!
<人身売買前日早朝検問所>
「サンドラ?」
「何〜?」
「確か市があるから町の裏に秘密の入口があるらしいんだが正面からでいいのか?」
「そんなことわかってるわ!でも私は真正面から入る。"もしも"のことを考えると表から堂々と入るのがいいのよ。」
「ああ、それにしても楽しみだな〜。どんな奴が売られるのか。なるべく可愛くて従順な子がいいなぁ〜!」
「私は拷問できればなんでもいいわ。すぐ壊れなければ、フフフ!」
二つの声は橋を渡り検問所へと近づく。
「あなたはこれつけて。」
「なんだ?これは。」
「一応あなたはこの国でも知っている人がいるかもしれないからね。顔隠しは必須。」
「わかった。」
そして二人は検問所に着く。
「こんにちは、二人でよろしいですか?」
「はい〜。」
「では銅貨二十枚お支払いお願いします。」
「二十枚?あなたそんなお金持ってる?」
「持ってないな。銅貨十枚なら持っているが。」
「えーと、それでは町には入れません。働いて行くか銅貨二十枚に見合った物を置いていってもらうかでないと……」
「はあ?なんで私達が働かなきゃいけないの?ふざけてるの?」
「そういう決まりですので……」
「古い決まりね!」
そう言うと女は腰から剣を取り出し検問所の兵士の頭に突きつける。
「でも可愛いコだから攫っていってもいいかもね〜。」
「何をする!」
そう兵士は言い剣を引こうとするともう一人の男に後ろから取り押さえられる。
「なぜだ!検問所の中にいる!お前はそこにいるではないか!」
「あーこの人?死んでるから〜。さっき捕まえたの。で、数回刺したら死んじゃって笑える〜!」
「なに?」
女は水晶を懐から取り出し男の顔の前に翳す。
「これを見て〜。ちゃんと見ないとこのまま脳天貫くよ〜!」
兵士は水晶を見るしかなかった。
「これで完了!兵士くん。あなたはなにも見ていない。誰も来ていない。今会ったことは全部幻影。そして誰にも報告するな。わかった?」
「わかりました。なにも伝えません。」
「はい終わり。行きましょう。」
「ああ。」
後にこの二人はクルルの作戦に傷をつけることになることはまだ誰も知らない。
<秘密の入り口 あきら方面>
前日のお昼頃になりだんだんと人が入って来た。一人目は小太りのおじさん。次は四人で来たなんだか物騒な格好をしてる男達。次に小さい女。彼によると小人族らしい。小人族にも大きさはバラバラで今入って来たのは比較的大きい方。小人族は身体能力が高く人間では普通は翻弄されるだけだという。次に来たのは夕方になってから、男二人と女四人お金持ちだな。そしてその後も人身売買が始まる二時間前には二十四人が入ってきた。僕とストジネートさんは一時間前には集合し買い手として潜入する。買い手として潜入する時は武器を持って入ってもいいらしいからストジネートさんの鎧は目立つため剣だけを持って僕はコートに着替えなにも持たず潜入する。裏口の男も開始一時間半前には締め切りにしたので僕は彼と離れ拠点に戻り着替えた。そして一時間前ストジネートさんと合流し現場へ向かった。僕達は正面から来た設定なのでなにも問題ない。会場に着くと既に人々はこの町にしてはかなり豪華に見える椅子に座り談笑していた。
最終的に集まったのは僕達も入れて32名。表から入ったという報告はなかったから僕達が数えた三十人だった。
そして"トン"という合図の後バナックさんの高い声で
『作戦開始!』
と通達された。
第80話、二人の買い手で作戦開始なのだ!
<人身売買前日早朝検問所>
「サンドラ?」
「何〜?」
「確か市があるから町の裏に秘密の入口があるらしいんだが正面からでいいのか?」
「そんなことわかってるわ!でも私は真正面から入る。"もしも"のことを考えると表から堂々と入るのがいいのよ。」
「ああ、それにしても楽しみだな〜。どんな奴が売られるのか。なるべく可愛くて従順な子がいいなぁ〜!」
「私は拷問できればなんでもいいわ。すぐ壊れなければ、フフフ!」
二つの声は橋を渡り検問所へと近づく。
「あなたはこれつけて。」
「なんだ?これは。」
「一応あなたはこの国でも知っている人がいるかもしれないからね。顔隠しは必須。」
「わかった。」
そして二人は検問所に着く。
「こんにちは、二人でよろしいですか?」
「はい〜。」
「では銅貨二十枚お支払いお願いします。」
「二十枚?あなたそんなお金持ってる?」
「持ってないな。銅貨十枚なら持っているが。」
「えーと、それでは町には入れません。働いて行くか銅貨二十枚に見合った物を置いていってもらうかでないと……」
「はあ?なんで私達が働かなきゃいけないの?ふざけてるの?」
「そういう決まりですので……」
「古い決まりね!」
そう言うと女は腰から剣を取り出し検問所の兵士の頭に突きつける。
「でも可愛いコだから攫っていってもいいかもね〜。」
「何をする!」
そう兵士は言い剣を引こうとするともう一人の男に後ろから取り押さえられる。
「なぜだ!検問所の中にいる!お前はそこにいるではないか!」
「あーこの人?死んでるから〜。さっき捕まえたの。で、数回刺したら死んじゃって笑える〜!」
「なに?」
女は水晶を懐から取り出し男の顔の前に翳す。
「これを見て〜。ちゃんと見ないとこのまま脳天貫くよ〜!」
兵士は水晶を見るしかなかった。
「これで完了!兵士くん。あなたはなにも見ていない。誰も来ていない。今会ったことは全部幻影。そして誰にも報告するな。わかった?」
「わかりました。なにも伝えません。」
「はい終わり。行きましょう。」
「ああ。」
後にこの二人はクルルの作戦に傷をつけることになることはまだ誰も知らない。
<秘密の入り口 あきら方面>
前日のお昼頃になりだんだんと人が入って来た。一人目は小太りのおじさん。次は四人で来たなんだか物騒な格好をしてる男達。次に小さい女。彼によると小人族らしい。小人族にも大きさはバラバラで今入って来たのは比較的大きい方。小人族は身体能力が高く人間では普通は翻弄されるだけだという。次に来たのは夕方になってから、男二人と女四人お金持ちだな。そしてその後も人身売買が始まる二時間前には二十四人が入ってきた。僕とストジネートさんは一時間前には集合し買い手として潜入する。買い手として潜入する時は武器を持って入ってもいいらしいからストジネートさんの鎧は目立つため剣だけを持って僕はコートに着替えなにも持たず潜入する。裏口の男も開始一時間半前には締め切りにしたので僕は彼と離れ拠点に戻り着替えた。そして一時間前ストジネートさんと合流し現場へ向かった。僕達は正面から来た設定なのでなにも問題ない。会場に着くと既に人々はこの町にしてはかなり豪華に見える椅子に座り談笑していた。
最終的に集まったのは僕達も入れて32名。表から入ったという報告はなかったから僕達が数えた三十人だった。
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