登場人物紹介③なのだ！

　3章の登場人物紹介です。

第3章幕間　登場人物紹介③なのだ！

川越晶(かわごえあきら)
　闇サイトに登録し、厳正な審査の結果異世界に転移された高校二年生。最初は絶望的状況であったが人々と会い成長していく。
　3章ではニアーの町にてメンメル帝国軍大将のガガと戦い惨敗となる。しかしそこでは敗北というものを味わい自身をより成長させる出来事となった。
　そしてガガと良い戦いを繰り広げたことでガガから認められ、手紙の郵送のためメンメル帝都に向かった。帝都ではガガに認められし者ということでかなり有名人になっていた。帝王に手紙を届けた後、女性と再会し帝国を襲おうとしていた強魔族と戦うこととなる。強魔族との戦いは苦戦を強いられるが謎の人形によって仲裁され生き残った。
　
ガガ
　メンメル帝国軍大将。年齢は72歳。人間。トミル王国との戦争時代には軍の指揮官として戦いの最前線であったニアーの町にいて好成績を収めていた。戦争終戦後もニアーの町が気に入ったこととある要件がまだ片付いていないため帝王から帝宮の守護を命じられるも断り続けている。今では主にモンスター退治、盗賊討伐をしている。
　あきらのことが気にかかり、あきらに手合わせを乞う。あきらとの戦いでは年には似合わない程の力量であきらに苦戦を強いた。いくらかダメージを受けるも圧勝となった。以降あきらのことを立派な冒険者と認め応援することを誓った。

アバット
　メンメル帝国軍回復治療部隊隊員。2506歳。エルフ。ガガとは長い付き合いで帝国軍に入ったのもガガの誘いからである。回復魔法、精神魔法を得意とし知識も豊富である。精神魔法ではガガの動きを封じ込めたりなど強力なものも使える。
　あきらが命の危機だった際はほぼつきっきりで看病をしてくれるなど優しく、面倒見がいい人柄である。ただし怒らせるとガガでさえも勝てない相手となるので怒らせないように細心の注意を払う必要があるとガガは豪語する。

パニーダ
　ニアーの町の町長。温厚な性格であきらにも手厚く歓迎してくれた。

ストジネート
　帝国兵士軍第3軍隊長。44歳。生まれは平民で隊長の座では珍しい。権力ではなく実力でのし上がって来たため実力はかなりある。帝国に忠誠を誓っており兵士として働けることを誇りに思っている。とても真面目な性格で信頼はされているが友達的な存在は少ない。

メン
　現メンメル帝国帝王であり、メルの兄。赤を基調とした鎧を被っている。しっかり者で一般公表では本帝王となっている。元帝王すなわち父親を強魔族に殺されたことで復讐心を燃やしていて現在は戦う力をつけるため日々精進中。

メル
　現メンメル帝国帝王でありメンの弟。青を基調とした鎧を被っている。話す時に語尾に「っ」をつけるとが特徴的。努力家で一般公表では副帝王となっている。元帝王すなわち父親を強魔族に殺されたことで精神状況が一時不安定になったものの現在は回復し、復讐のために武力を挙げている。努力家であるので今のところ兄よりも強い。

ロード
　帝国第5大臣。国外の交易を行っている。ガガの手紙を代読した。

カルナ
　ソロ冒険者で基本的には魔族狩りを行っている。マジックキャスター、剣士の資格を持っており魔法は光属性の適性、剣士ではシルバーランクを持っている。かなりの実力者で魔族狩り専門の人々の中でもちょっとした有名人である。
　あきらと再会を果たした後、強魔族のパーティに誘う。あきらはパーティの加入を承諾。フルカス戦のパーティリーダーを務めた。フルカス戦は序盤これまでの経験でパーティをまとめていたがバリルさんの死によって恐怖を感じ戦うことができなかった。
　あきらのことを気にかけているようで影で見守っている。

バリル
　20年間冒険者をしている"ファミリー"のギルドマスター。現在の拠点はメンメル帝都。格闘家である。腕の筋肉は隆々としておりかなり歳をとっているが引き締まっている。鋭い眼光を放つが仲間思いなところがありギルドメンバーもバリルのことを慕っている。
　フルカス戦では地域最大級のギルドになるという目標もあるのでカルナに誘われ即決した。メンバーも参加すると当然抗議したが言い訳をつけ受け入れなかった。真の理由はもし自分に何かあったときに盾となって死ぬ仲間の姿を見たくなかったからというもの。だが結局フルカスの斬撃の雨によって死亡した。

メルダル
　帝国軍防衛隊第二軍副隊長であり元冒険者。カルナとも何度か魔族討伐を行ったことがある。ガーディアンでありその腕は帝国に認められるほど。堅物で真面目な性格の持ち主である。
　フルカス戦では序盤、前衛として働けていたがバリルさんの死を間近で見てしまったことによって自分の覚悟など妄想だったと思う。そこからは死の恐怖から抗えず戦意喪失してしまった。フルカスの斬撃から人形に救ってもらい無事生還した。

アドメラ
　エルフ族でありカラクウェンディの種族。千九百十二歳であり現在はメンメル帝国近郊の森を拠点とするソロ冒険者。木の杖を持ち穏やかな顔つきである。魔法が得意で光属性魔法については最高位まで、回復魔法も使える。
　魔族とは幼少期、特に戦いには参加しなかったものの戦った経験がある。今回のフルカス戦では主に回復係として序盤は活躍した。しかしバリルの死後、幼少期の仲間たちの死を掘り返されてしまい挫折。戦意喪失してしまった。フルカスの斬撃から人形に救ってもらい無事生還した。

フルカス
　強魔族であり何かの作戦によりメンメル帝国を破壊し尽くそうとしていた。メンメル帝国元帝王を殺害したのもフルカスであり槍で突き殺した。レベルは68でシチホダよりも強いように見えるが実際の実力ではシチホダの方が強い。人間はゴミ程度としか思っておらずあきらは小動物だと認めた。強魔族の中でもかなり歳をとっているが金でできた約二百キロの槍を振り回せる怪力である。ただし武力を極めているため魔力はゼロである。
　何かの作戦でメンメル帝国を破壊し尽くそうとしていたがあきらたちによって阻止されてしまった。フルカスは常時優勢な戦いぶりを見せ、あきら達に苦戦を強いる。"斬撃の雨"によってバリルを殺害した後は憤怒状態のあきらと交戦。終始余裕であった。しかし人形による乱入で行動不能にさせられ、連れ去られた。

謎の人形
　カルナ達が二回目の"斬撃の雨"を受けようとしたとき、突然現れカルナ達やあきらのピンチを救った。フルカスを封じ込められるほどの魔法を使える持ち主で技量は未知数である。

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