異世界は現実だ!
転移してフルカス戦①なのだ!
第3章
第60話、転移してフルカス戦①なのだ!
全員が揃うまで僕とバリルさんは前衛、アドメラさんは回復後衛としてその場で右手で槍を振り回しているフルカスと極力衝突を避けながら応戦した。あまり時間が経たないうちにカルナさんとメルダルさんも合流し、作戦通り少しフルカスの攻撃が弱まったところでカルナさんがアイテムを使用し砂漠に転移した。
僕らはその後、一瞬何が起きたかわからなくはなるが、砂漠の真ん中に転移したことが分かるとフルカスの方を見て武器を構え直す。フルカスも少し戸惑ってはいたが僕らが武器を構え終わる頃には理解はしたらしい。
「みなさん、目的通り強魔族フルカスの討伐作戦を実行します。」
そうカルナさんが改めて言うとみんなは腰に力を入れる。そしてフルカスはこちらを見ながら僕らに言った。
「ほほう。転移アイテムか。砂漠のようじゃが……あの都からは少し離れたところじゃな?まぁそれは置いといて、人間が4匹とエルフが1匹じゃなー。わしを知っているということはどこからか情報が漏れたか?いやこの前、口が滑って言ってしまったかの?まぁどちらにせよ、わしの作戦に邪魔が入ったのは確実じゃなー!
人間とエルフがわしのような魔族に勝てるとは微塵も思わないが、そういえばこの前あの蛇女も人間にやられたとどこからか聞いたでな。手加減はなしでいかせてもらうぞぃ!まぁわしの作戦が脆弱な虫けら共で失敗するなんてことあり得ない話じゃがな!」
そう言うとフルカスは黄金の槍を構えた。
「みなさん行きます!」
そうカルナさんが言うとフルカスは両手で槍を持ち空気を切るように横に振った。その瞬間僕はメルダルさんの前に物理攻撃無効化結界を陣形の幅分作った。
"ズザァン!!!"
結界に何かが当たった瞬間、凄まじい音を立てて結界が破壊され僕らは後ろに吹き飛ばされそうになった。
「おお!お主か?今の結界は?なるほど。この中の虫けら共でも最も強いというわけか。最初に潰しといたほうがよさそうじゃのー!」
フルカスは僕に向かって少し笑いながら話す。一方カルナさん、いや僕も含めて全員表情が固まっていた。
カルナさんはその状況から先に立ち直り僕らに言う。
「みなさん!怯まないで下さい!相手は強魔族です。このぐらいの攻撃、普通です!諦めないで前を向いて下さい!!」
だがそう言うカルナさんの額には汗が滲んでいた。
「あきらさん、初撃の防御お見事でした。ありがとうございます。ではみなさん、気を取り直して行きましょうか!」
カルナさんに負けじと他のメンバーも立ち直り、腰に力を入れ構える。そしてフルカスも同時に槍を構える。少しニヤついていることから完全に遊び感覚だろう。
またもや先に仕掛けたのはフルカスだった。僕がいる角度に槍を両手で持ち上から地面に振り落とした。僕は左横に飛び退く。メルダルさんも横に飛び退いていた。槍が振り落とされた砂漠の一直線上は切られていて、かなりの距離続いているようだった。そしてフルカスが動いた瞬間こちらも攻撃に移り、バリルさんはまだ槍を構え直してないフルカスの右横から本気で殴っていた。本気かそうでないかは顔でわかる。明らかに本気モードだった……が、フルカスは右手で槍を持ちバリルさんのパンチを槍の穂先で受け止め、後ろに三メートルほど吹き飛ばした。そしてバリルさんが吹き飛ばされる寸前、カルナさんも今度は左横に回り剣で攻撃を仕掛けるがこれも槍の穂先で受け止められ、カルナさんは後退した。アドメラさんは吹き飛ばされたバリルさんの怪我を直す。
「おうおう!人間のくせにやりおるわ!」
そう、フルカスはニヤニヤしながら言った。
第60話、転移してフルカス戦①なのだ!
全員が揃うまで僕とバリルさんは前衛、アドメラさんは回復後衛としてその場で右手で槍を振り回しているフルカスと極力衝突を避けながら応戦した。あまり時間が経たないうちにカルナさんとメルダルさんも合流し、作戦通り少しフルカスの攻撃が弱まったところでカルナさんがアイテムを使用し砂漠に転移した。
僕らはその後、一瞬何が起きたかわからなくはなるが、砂漠の真ん中に転移したことが分かるとフルカスの方を見て武器を構え直す。フルカスも少し戸惑ってはいたが僕らが武器を構え終わる頃には理解はしたらしい。
「みなさん、目的通り強魔族フルカスの討伐作戦を実行します。」
そうカルナさんが改めて言うとみんなは腰に力を入れる。そしてフルカスはこちらを見ながら僕らに言った。
「ほほう。転移アイテムか。砂漠のようじゃが……あの都からは少し離れたところじゃな?まぁそれは置いといて、人間が4匹とエルフが1匹じゃなー。わしを知っているということはどこからか情報が漏れたか?いやこの前、口が滑って言ってしまったかの?まぁどちらにせよ、わしの作戦に邪魔が入ったのは確実じゃなー!
人間とエルフがわしのような魔族に勝てるとは微塵も思わないが、そういえばこの前あの蛇女も人間にやられたとどこからか聞いたでな。手加減はなしでいかせてもらうぞぃ!まぁわしの作戦が脆弱な虫けら共で失敗するなんてことあり得ない話じゃがな!」
そう言うとフルカスは黄金の槍を構えた。
「みなさん行きます!」
そうカルナさんが言うとフルカスは両手で槍を持ち空気を切るように横に振った。その瞬間僕はメルダルさんの前に物理攻撃無効化結界を陣形の幅分作った。
"ズザァン!!!"
結界に何かが当たった瞬間、凄まじい音を立てて結界が破壊され僕らは後ろに吹き飛ばされそうになった。
「おお!お主か?今の結界は?なるほど。この中の虫けら共でも最も強いというわけか。最初に潰しといたほうがよさそうじゃのー!」
フルカスは僕に向かって少し笑いながら話す。一方カルナさん、いや僕も含めて全員表情が固まっていた。
カルナさんはその状況から先に立ち直り僕らに言う。
「みなさん!怯まないで下さい!相手は強魔族です。このぐらいの攻撃、普通です!諦めないで前を向いて下さい!!」
だがそう言うカルナさんの額には汗が滲んでいた。
「あきらさん、初撃の防御お見事でした。ありがとうございます。ではみなさん、気を取り直して行きましょうか!」
カルナさんに負けじと他のメンバーも立ち直り、腰に力を入れ構える。そしてフルカスも同時に槍を構える。少しニヤついていることから完全に遊び感覚だろう。
またもや先に仕掛けたのはフルカスだった。僕がいる角度に槍を両手で持ち上から地面に振り落とした。僕は左横に飛び退く。メルダルさんも横に飛び退いていた。槍が振り落とされた砂漠の一直線上は切られていて、かなりの距離続いているようだった。そしてフルカスが動いた瞬間こちらも攻撃に移り、バリルさんはまだ槍を構え直してないフルカスの右横から本気で殴っていた。本気かそうでないかは顔でわかる。明らかに本気モードだった……が、フルカスは右手で槍を持ちバリルさんのパンチを槍の穂先で受け止め、後ろに三メートルほど吹き飛ばした。そしてバリルさんが吹き飛ばされる寸前、カルナさんも今度は左横に回り剣で攻撃を仕掛けるがこれも槍の穂先で受け止められ、カルナさんは後退した。アドメラさんは吹き飛ばされたバリルさんの怪我を直す。
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